河野太郎(議員)国家公安委員会委員長
国家公安委員会(金だけ貰い責任と義務放棄)に神奈川県警の「死ね発言と県警ぐるみの隠蔽」を告発したら手紙が届く記事
2016年2月1日
大阪府警、4300事件を放置・時効に 61署、書類・証拠品1万点超ずさん管理
新たな不祥事が発覚した大阪府警本部
大阪府警の全65警察署のうち61署で取り扱った計約5千事件の捜査書類や証拠品などが不適切に保管され、8割を超える約4300事件が放置されたまま公訴時効が成立していたことが1日、府警への取材で分かった。
放置された証拠品や書類は少なくとも1万点以上にのぼるとみられ、容疑者がほぼ特定できていたケースも約千件あった。
府警では過去に証拠品の扱いをめぐる不祥事が明らかになっており、ずさんな管理が常態化していたことが改めて浮き彫りになった。
◆65署中61署で発覚
府警では平成26年、羽曳野署で傷害や窃盗、強制わいせつなど複数の事件の関係書類や凶器が未整理のまま段ボール40箱に入れられ放置されていたことが発覚。
容疑者が浮上していたのに未解決のまま時効が成立していた事件もあった。
他に数十署で同様の報告が相次いだため、全捜査部署を対象に調査を進めていた。
今年春までに調査結果をまとめる予定で、件数はさらに増える可能性があるという。
府警によると、今回見つかったのは各署の刑事課などが扱った暴行や傷害、横領といった被害者・関係者の調書や実況見分調書、遺留物などの証拠品。微罪が多く、殺人などの重大事件はなかった。
逮捕状を放置するなどのケースは確認されていないという。
多くが段ボール箱の中に入れられ、普段は署員が立ち入ることのない機械室や車庫、使われていないロッカーなどに無造作に放置されていた。
30年以上前の昭和50年代の資料もあった。
時効を迎えた事件の中には、書類に加害者の名前などが記載されているのに、その後に捜査した形跡がないものもあった。
担当者が異動する際の引き継ぎなどに不備があり、手続きが行われなかったとみられる。
刑事訴訟法では、証拠品や資料を検察官に送致するよう定められており、府警はすでに時効が成立した約4300事件のうち、約1700事件の証拠品約6300点を送致した。
今後も順次、送致する方針。
産経新聞
30年放置の資料も…「ずさんな管理が常態化」と幹部 全国警察でも同様ケース相次ぐ
新たな不祥事が発覚した大阪府警本部
大阪府警のほとんどの警察署で計約4300事件が放置され、公訴時効が成立していたことが発覚した。
なかには昭和50年代の古い資料もあり、長年にわたる「負の遺産」の存在が明らかになった形だ。
府警幹部は「ずさんな管理が常態化していたといわれても仕方がない。膿(うみ)を出し切るしかない」と話す。
府警が調査するきっかけとなった羽曳野署のケースでは、傷害事件の逮捕状請求書や凶器が段ボール箱に入れられて放置されていた上、被害男性からの問い合わせにも真摯(しんし)に対応せず、時効を迎えていた。
こうした「怠慢」が蔓延(まんえん)する背景には、日々発生する事件の対応に忙殺され、酔っ払い同士のけんかや、後に示談が成立した告訴事案など「微罪」事件の処理が後回しになっている実態があるとみられる。
「机の引き出しを開けたら、証拠品のたばこの吸い殻が大量に出てきた。関わると面倒なので、見ないことにしたこともあった」。府内の警察署で刑事課の幹部だった経験がある府警OBは、こう打ち明ける。
証拠品のずさんな管理は、全国の警察でも相次いでいる。
警視庁では平成26年、時効になった約3500事件の証拠品や捜査書類約1万点を送致せずに放置していたことが判明。
愛知県警でも同年、約310事件の約2200点が放置されていた上、うち約500点を元警部補が無断で破棄するなどしていた。
府警では現在、全警察署に証拠品管理の専従係を置いて本格的な実態調査を進めているが、昨年も窃盗事件の捜査書類が入ったかばんを更衣室に放置したまま転勤した30代の巡査長が処分を受けるなど、依然として同種の不祥事が相次いでいる。
府警本部の高木久刑事総務課長は「今後も指導を徹底し、より一層の適正捜査に努める」とコメントした。
産経新聞
国家公安委員会(金だけ貰い責任と義務放棄)に神奈川県警の「死ね発言と県警ぐるみの隠蔽」を告発したら手紙が届く記事
2016年2月1日
大阪府警、4300事件を放置・時効に 61署、書類・証拠品1万点超ずさん管理
新たな不祥事が発覚した大阪府警本部
大阪府警の全65警察署のうち61署で取り扱った計約5千事件の捜査書類や証拠品などが不適切に保管され、8割を超える約4300事件が放置されたまま公訴時効が成立していたことが1日、府警への取材で分かった。
放置された証拠品や書類は少なくとも1万点以上にのぼるとみられ、容疑者がほぼ特定できていたケースも約千件あった。
府警では過去に証拠品の扱いをめぐる不祥事が明らかになっており、ずさんな管理が常態化していたことが改めて浮き彫りになった。
◆65署中61署で発覚
府警では平成26年、羽曳野署で傷害や窃盗、強制わいせつなど複数の事件の関係書類や凶器が未整理のまま段ボール40箱に入れられ放置されていたことが発覚。
容疑者が浮上していたのに未解決のまま時効が成立していた事件もあった。
他に数十署で同様の報告が相次いだため、全捜査部署を対象に調査を進めていた。
今年春までに調査結果をまとめる予定で、件数はさらに増える可能性があるという。
府警によると、今回見つかったのは各署の刑事課などが扱った暴行や傷害、横領といった被害者・関係者の調書や実況見分調書、遺留物などの証拠品。微罪が多く、殺人などの重大事件はなかった。
逮捕状を放置するなどのケースは確認されていないという。
多くが段ボール箱の中に入れられ、普段は署員が立ち入ることのない機械室や車庫、使われていないロッカーなどに無造作に放置されていた。
30年以上前の昭和50年代の資料もあった。
時効を迎えた事件の中には、書類に加害者の名前などが記載されているのに、その後に捜査した形跡がないものもあった。
担当者が異動する際の引き継ぎなどに不備があり、手続きが行われなかったとみられる。
刑事訴訟法では、証拠品や資料を検察官に送致するよう定められており、府警はすでに時効が成立した約4300事件のうち、約1700事件の証拠品約6300点を送致した。
今後も順次、送致する方針。
産経新聞
30年放置の資料も…「ずさんな管理が常態化」と幹部 全国警察でも同様ケース相次ぐ
新たな不祥事が発覚した大阪府警本部
大阪府警のほとんどの警察署で計約4300事件が放置され、公訴時効が成立していたことが発覚した。
なかには昭和50年代の古い資料もあり、長年にわたる「負の遺産」の存在が明らかになった形だ。
府警幹部は「ずさんな管理が常態化していたといわれても仕方がない。膿(うみ)を出し切るしかない」と話す。
府警が調査するきっかけとなった羽曳野署のケースでは、傷害事件の逮捕状請求書や凶器が段ボール箱に入れられて放置されていた上、被害男性からの問い合わせにも真摯(しんし)に対応せず、時効を迎えていた。
こうした「怠慢」が蔓延(まんえん)する背景には、日々発生する事件の対応に忙殺され、酔っ払い同士のけんかや、後に示談が成立した告訴事案など「微罪」事件の処理が後回しになっている実態があるとみられる。
「机の引き出しを開けたら、証拠品のたばこの吸い殻が大量に出てきた。関わると面倒なので、見ないことにしたこともあった」。府内の警察署で刑事課の幹部だった経験がある府警OBは、こう打ち明ける。
証拠品のずさんな管理は、全国の警察でも相次いでいる。
警視庁では平成26年、時効になった約3500事件の証拠品や捜査書類約1万点を送致せずに放置していたことが判明。
愛知県警でも同年、約310事件の約2200点が放置されていた上、うち約500点を元警部補が無断で破棄するなどしていた。
府警では現在、全警察署に証拠品管理の専従係を置いて本格的な実態調査を進めているが、昨年も窃盗事件の捜査書類が入ったかばんを更衣室に放置したまま転勤した30代の巡査長が処分を受けるなど、依然として同種の不祥事が相次いでいる。
府警本部の高木久刑事総務課長は「今後も指導を徹底し、より一層の適正捜査に努める」とコメントした。
産経新聞