世界遺産大峯奥駆道を歩く その2

世界文化遺産大峯奥駆道を歩いた記録です。

桜満開の前鬼から釈迦ヶ岳へ往復のロングコースを歩きました 2017年4月30日 その3

2017-05-04 21:40:39 | 世界文化遺産大峯奥駈道を歩く

桜満開の前鬼から釈迦ヶ岳へ その3
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登るのよりも降りるほうが大変です。
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前回歩いた旭ー釈迦ヶ岳ルートの尾根道も岩の隙間から覗いています。
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釈迦ヶ岳から先の 奥駈道も時々見えます。
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リュックをデポした場所に戻ると リュックが二人分増えています。途中誰にも会わなかったということは、
やはり修験者の方が二人鎖場を登ったのでしょう。
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深仙宿に到着です。大勢の話し声が聞こえます。
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前回旭尾根から帰路で見えていた 二つの建物の内 深仙小屋です。
「ここは 灌頂堂にお参りする修験者達のための小屋です。空いている時は一般登山者も寝泊りしても
いいけど、あまり生臭い者を調理して きつい臭いを残さないようにしてください」と昔は張り紙が
してありました。修験者達は峰入りしている間は 菜食で 魚や肉を食べてはいけません。
今日は中から沢山の話し声が聞こえてきます。
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振り返ると大日岳が見えています。先ほどテントを張り終えた人は 「これから仏生が岳まで往復します」
と 出かけていきました。
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深仙灌頂堂です。灌頂とは密教の最高位を授ける大切な儀式で、かの空海も唐で最高位を授かってこられました。
堂入口におっさん達がたむろして中を覗けないので どいてもらいました。

そんなところに腰掛けてお前らが休憩する場所ではないのだよ、ここは。ジジイたちよ。
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役行者とお不動さんに御真言を唱えて 道中の安全をお祈りします。
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奥駈を歩いていきます。左から旭尾根が近づいてきます。
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今日は素晴らしく晴れてきました。気温も高くなり、歩いていても幸せな気分になります。
今日は奥駈に来てよかった。
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旭からの尾根道とここで合流します。
前回の残雪期には この直下まで来てラッセルに疲れて引き返したのです。
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残雪地帯を通り過ぎます。
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最後の急登ですが、ここで足が突然引きつってしまいました。
気温が急激に上昇して汗をかき 水分補給が追いついてないのか、一昨日の堀越観音へのチャリツアーの疲労が溜まっているのか。
ともかく 山歩きを始めて10年以上になり、かなりハードな山歩きを重ねてきましたが、こんな事は初めてです。
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引きつりが納まったので再び歩き始めました。山頂直下まで来ると沢山の人の話し声が聞こえてきました。
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山頂到着です。時刻は2時10分です。9時半に歩き始めて4時間40分かかりました。
コースタイムは5時間です。途中大日岳に寄り道しましたが まずまずの時間で着けました。
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こんな大きなおしゃか様をよく運んできたものです。裏に運んだ強力さんの名前が刻んであります。
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孔雀、仏生への奥駈道入口です。ここから急降下が始まります。帰路は大変です。
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孔雀、仏生と続き奥が明星ヶ岳(1900m)のはずです。
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さあ急いで引き帰しです。今日はロングコースなので 時間がかかります。
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帰り道を歩いていてもとても気持ちのよい道です。幸せな気分に慣れます。
植林の全く無い、歴史道だからでしょう。
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右手に旭尾根が次第に遠ざかります。
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桜満開の前鬼から釈迦ヶ岳へ その4へ続く
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