節分の日に、毎年京都嵐山の松尾大社で、「石見神楽」が奉納され、
たくさんの方が楽しみにしている。演目のクライマックスはもちろん
「ヤマタノオロチ」である。主人公はあの素戔嗚(すさのお)である。
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朝鮮半島から大陸の先進文化と先進技術を携えて、大量の技術者集団
とともにやってきた秦氏。この社は秦氏により建立されたと言われている。
酒造技術や養蚕、絹織物、土木技術、などなど秦氏によって大和は大きく
発展したといわれ、全国の八幡神社は秦氏を祀るといわれる。
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松尾大社の祭神は素戔嗚の息子神ー大年神の息子神の大山咋神と
素戔嗚の娘神 中津島姫の尊とされている。その素戔嗚のご縁で毎年この神社で
石見神楽が奉納されている。
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松尾大社楼門、桧皮葺のりっぱな造りだ。
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境内の左側に舞台である舞殿がある。
たくさんの人が開演を待ちわびている。
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舞殿には、正面にヤマタノオロチの頭が安置されていた。
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演目「塩払い」から始まる。これは舞台を清める踊りだ。
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演目「八幡」これは応神天皇(女傑といわれた神功皇后の息子)の活躍を
演じたもの。応神天皇は宇佐八幡宮の主祭神である故題目は八幡となっている。
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応神天皇登場。
異国の鬼を退治する応神天皇。
鬼を退治した応神天皇。
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演目「じんりん」 これは仲哀天皇(神功皇后の夫)が家臣の高麻呂
と共に、異国の鬼(人倫)2匹を退治するもの。
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高麻呂に鬼退治の命を下す天皇
弓と刀で鬼に立ち向かう天皇と高麻呂
天皇、高麻呂、鬼2匹が舞台を踊りまわる。
仲哀天皇と高麻呂
高麻呂が勝利の踊り
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「ヤマタノオロチ退治」 これは有名な出雲神話である。
出雲の鳥髪山(今の船通山)に降り立った素戔嗚は、嘆き悲しんでいる
稲田姫とその両親に出会う。そしてオロチ退治を決意。
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素戔嗚と稲田姫
オロチ退治に向かう素戔嗚
オロチとの壮絶な戦い
逃げ惑うオロチは、観客に大サービス
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神楽の楽団
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このおじさんは太鼓を叩きながらずっと歌い続けている。
この女性も笛を吹き続けているが、0度前後の寒さでしばしば手がしびれて
演奏が止まる。見ていて気の毒だ。
去年はこの女性が稲田姫を演じていたが、今年は小柄なおじさんが
稲田姫を演じていた。
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この日の節分行事の新京極 誓願寺舞踊奉納はここから入れます。
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