フリーランス的発想のススメ

~フリー満喫講座~

ザ・マジックアワー

2009年04月10日 | アジア映画
監督:三谷幸喜
主演:佐藤浩市
   妻夫木聡
   西田敏行

 実は三谷幸喜が監督した『映画』で大笑いしたことがない。そこそこおもしろいけど、どちらかというとイマイチなイメージが強い。んが、『舞台』は最高におもしろいんですよねぇ。「笑の大学」(西村雅彦&近藤芳正主演/98年)を観たことがあるんですが、主演2人の演技力もさることながら、やっぱり脚本が素晴らしい。2人の掛け合いからとんでもない方向へと話は進み、グッチャグチャに入り乱れて「どうなっちゃうの!?」と思ってると最後はちゃんと丸く収まってる。おおいに笑ってハラハラして、ラストは幸せ~っていいですよね。
 『舞台』ってどちらかというとグラフィックに近い気がします。視野が2次元というか、1点に集中するからグッと入り込めるし、動きが少ないぶんセリフ(言葉)の持つ力が大きい。『映画』は視野が360度に広がるから3次元ですね。
 んで、3次元(映画)になった「笑の大学」はつまんなかったな~。ミョ~に空間が広がって(外の風景が合間合間に入る)密室&2人芝居のいい緊張感がなくなってたし、笑えもしなかった。同じ密室劇でも「12人のやさしい日本人」は映画版もおもしろかったから、結局は監督の力量ってことか?(両方とも監督は三谷幸喜ではない)
 いろいろと脱線しましたが、私の三谷幸喜の評価は「舞台サイコー!」「脚本サイコー!」でも「映画監督」としてはどうかな~だったワケですが、この「ザ・マジックアワー」は結構おもしろかったです。オススメ。(家族みなさんでどうぞ~☆☆☆☆☆☆☆)

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