インタグSOSキャンペーン(関西)

エクアドル・インタグでアンデスの自然と地域の共同体を破壊する鉱山開発に反対している住民を支援するキャンペーンの暫定ブログ

エクアドル在住のワダアヤさんより-地震被災地救援への協力の訴え

2016-04-21 11:37:13 | 日記
 こんにちは。エクアドルのワダアヤです。

 エクアドルで、現地時間4月16日午後6時58分に、エクアドル中部沿岸部
マナビ県ペデルナレス地方において、同地の地下20kmを震源とする
マグニチュード7.8の大地震が発生いたしました。この地震により、
建物の倒壊、断水、停電等の被害が広範囲にわたって発生しています。
現在に至るまで、死者は350名にも登っています。地震後、余震は250回以上もあり、
現在もまだあるようです。

 地震発生当時、私は震源地から遠い山岳地方のコタカチに
いましたが、かなり長い間強い横揺れを感じました。
幸い、こちらの方では停電も断水もまったくなく、平常に
過ごすことができています。インタグも同様に大きな被害はないようです。

 一方で、ナマケモノ倶楽部の仲間たちである、震源地のマナビ県
ペデルナレスの少し南にあるカノアやバイーア・デ・カラケスで
環境運動、有機農業、エコツーリズムなどを展開してきた
ニコラ・ミアーズとダリオ・プロアーニョ、そしてマルセロ・ルーケは
多大な被害に遭っています。みんな無事なようですが、電話通話が
できないので、直接連絡は取れていません。具体的にどの程度の被害が
あるのかわかりませんが、報道を見る限り、言葉を失うほどの
状況です。ニコラとダリオの農園や、環境学校、彼らのバイーアの家、
マルセロのバイーアの家や家族、セロ・セコ保護区、バイーアの町、
カノアやサン・ヴィセンテの町ははいったいどんな状態にあるのか…。

 現地の友人ですでに募金活動を始めた人たちがいます。
どうか日本のみなさんにもご協力いただけないでしょうか?
日本、九州、熊本の被害が甚大なことは承知の上で
みなさんにお願いします。

 1998年にも、バイーア・デ・カラケスは大地震の被害に遭い、
その後、地元の人々の多大な努力を経てエコシティーとして復興を遂げました。
私が初めて1999年にバイーアを訪れたとき、ニコラはバイーア・デ・カラケスが
どのように前に進み始めたかを話してくれたことを思い出します。
18年前「戦争の後のように思えた」バイーアで希望を見失うことなく、
復興に向かって一歩踏み出す力を、再び、みんなが持てるよう、応援してください。

 現在食べ物や飲み物が不足しているという報道がありました。
支援をお願いしながら、どういう方法が一番よい方法なのか
わからないでいるのですが、ナマケモノ倶楽部の事務局と相談した上で、
また書きます。とにかく何か書かなければという思いで書いてしまいました。
もしこうしたらいいよ、というアドバイスがあればお願いします。

 今はどこで何があるかわかりません。みなさんも、どうかどうか
お気をつけください。


『エクアドル現地報告会』4月23日(土) PM6:00~

2016-04-21 11:27:12 | 日記
『エクアドル現地報告会』鉱山開発にNO!!
~南米エクアドル・インタグ地方~いのちの森と守り手たちを訪ねて

○インタグ地方現地報告/一井リツ子さん(「インタグの鉱山開発を考える」実行委員会)
○子どもの権利を守るための市民の闘い-閉校になった学校の再開と子どもの栄養不足問題に取り組む-/杉田優子さん(エクアドルの子どものための友人の会・代表理事)

日時 2016年4月23日(土) PM6:00start
会場 京都・堺町画廊
 京都市中京区堺町通御池下ル
 http://sakaimachi-garow.com/blog/
参加費 1000円(インタグコーヒー付)
主催「インタグの鉱山開発を考える」実行委員会
協賛 堺町画廊
お問い合わせ granma0726@brown.plala.or.jp (一井)

3月下旬にPARCアクションツアーでインタグを訪問された一井リツ子さんの現地報告です。鉱山開発計画に20年以上にわたり抵抗してきたフニン村の人々。彼/彼女らの抵抗の現在をお伝えします。またフニン村では鉱山開発への抵抗とともに、有機的農牧業、森林農法によるコーヒーやサイザル麻手工芸品のフェアトレード、小水力発電、エコツーリズムなど、破壊的な開発とは別の道が模索され営まれてもいます。そうした営みについてもお届けできればと思います。

また今回の企画では、「エクアドルの子どものための友人の会」(SANE)の取組について、杉田優子さんにお話しいただきます。同会は、エクアドルの子どもたちを教育を通して支援するNGO(国際協力市民団体)です。現地での活動は、エクアドルのNGOであるSOJAE(ソハエ)とパートナーシップを組み、地域の人々と協力しておこなっています。