スニーカー履いて

‘猫’も歩けば・・・今日はどんな出会いが?

大田区・穴守稲荷神社

2014-04-01 | 東京・川崎


京急羽田線「穴守稲荷」駅の改札を出ると、目の前に
朱塗りの鳥居と、 綺麗なおべべでおめかしした狐「コンちゃん」の石像。

          




赤い鳥居を抜け、こじんまりと飲食店などが並ぶ駅前商店街を左へ。

少し先の角を右へ曲がり、草花の鉢などを並べ下町の雰囲気が
漂う民家が並ぶ道を行くと、まもなく 大きな朱塗りの鳥居。




穴守稲荷神社

祭神: 豊受姫命
江戸・文化文政の頃 新田開発の折、海が荒れて激しい波で度々堤防に
大穴があいて海水が浸入したため、堤の上に稲荷社を祀ったところ
以後 風浪の被害がなくなったといいます。 堤防の「穴」の被害から
村が守られたことから、「羽田の穴守さん」として信仰されてきました。

羽田の海岸で潮干狩りができたり 温泉が湧いたりして、 次第に訪れる
人が増え、1913(大正3)年には 門前まで電車の線路が伸びるに至って
都内随一の行楽地として、戦前までおおいに賑わったということです。

1945(昭和20)年 米軍による羽田空港拡張のため 強制退去を迫られ、
その後、地元有志の土地700坪の寄進を受けて1956(昭和31)年に
現在の社殿が再建されました。 人々の篤い信仰に支えられた神社には 
今日も 参拝者が本当に次々と訪れ、お参りしていきます。


本殿右手から、奥之宮に続く千本鳥居。




奥之宮

奥之宮の「招福の砂」を持ち帰って撒くと、営業繁盛や
家内安全、病気平癒などのご神徳が授かるとか。


奉納された沢山の鳥居が 無造作に
積み上げられていて、独特の雰囲気・・・・

 

千本鳥居の横など境内の其処此処に、「出世稲荷」
「必勝稲荷」「狐塚社」など いろいろな名の小社があります。





何だか圧倒されてしまった気分になって、神社をあとに
近くの「海老取川」の方へ行ってみました。

その先が「羽田空港」の敷地。 飛行機がたくさんいます。

時々、飛び立って行く飛行機も よく見えます。

遊歩道は、満開の桜並木
川を隔てて 大きな鳥居が見えてきました。
          




空港拡張の際に多くの鳥居は取り壊されましたが、この大鳥居は
取り壊そうとした工事関係者らが相次いで病や事故に遭ったり、また
飛行機事故も続いたりしたことから 取り壊しが中止になったとか。
1999(平成11)年 元の場所から800m離れた現在地へ移動したそうです。


右手には、「多摩川」が 海へと注ぎ込んでいきます。



コメント    この記事についてブログを書く
« 高根森林公園 | トップ | 多摩川堤をぶら~り① »

コメントを投稿

東京・川崎」カテゴリの最新記事