スニーカー履いて

‘猫’も歩けば・・・今日はどんな出会いが?

江ノ島道①

2009-06-27 | 神奈川

江戸時代 庶民の間に流行した「大山詣」。その帰りに江ノ島まで
足を伸ばし、弁天様にお参りしていく者も多かったそうです。

その藤沢宿から江ノ島へ到る参詣道を辿ってみようと思います。
まずは、その起点である藤沢の名刹「遊行寺(ゆぎょうじ)」から・・


朱塗りの「遊行寺橋」を渡り


黒塗りの冠木門をくぐって、緩やかな石畳の坂を上っていくと
    
境内はとても広~くて静かです。

「遊行寺」
正式には「藤沢山 清浄光寺(しょうじょうこうじ)」という時宗の総本山。
開祖 一遍上人が諸国を巡って踊念仏を広め「遊行上人」と
呼ばれたことから、このお寺は「遊行寺」といわれます。
1325(正中2)年 第四代呑海上人によって建てられました。




当寺のシンボル 大公孫樹

説明板によると、かつては樹高が31mあったそうですが
台風で損傷し、現在は樹高21m、幹周り710cmの雄株。
1971(昭和46)年に市の天然記念物に指定されました。
秋の黄葉はさだめし見事でしょうね~見てみたい!


再び遊行寺橋を渡ってR467に戻ります。
ここから左へ行く道が「江ノ島道」らしいですが・・
近くに良い雰囲気のお寺があったのでちょっと寄り道
寄り道は夜猫子の‘得意技’ですからね(笑)

「感応院」


源頼朝が鷹狩の際に、安穏を願って建立した真言宗のお寺。
藤沢市内で最も古い寺院だそうです。


本殿の懸魚(げぎょ)          三嶋大明神のお社も
    


再び「江ノ島道」に戻り進んでいくと、
「遊行通り」入口のロータリーに江ノ島道の道標。

当時盲人の最高位であった関東総検校の杉山検校が
寄進した48基のうちの1基で、正面に「ゑのしま道」
側面には「一切衆生」「二世安楽」と刻まれています。


遊行通り
普通の商店街ですが、銅板葺(?)屋根の電話ボックスがちょっとお洒落。
    

通り沿いの朱塗りの囲いの中に、小さなお社と庚申塔群がありました。
囲いの中に入れず説明板が読めないので、どんな謂れが
あるものなのか皆目わかりませんが・・古そうです。



そのまま商店街を進むと、JR東海道線の線路に突き当たりました。
江ノ島への古道は線路で分断されてしまっているようです。

地下道を通って向こう側に続く道に出てみましょう。

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2 コメント

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一遍上人像 (kikyo)
2009-06-28 07:48:51
「遊行寺」の名前は聞いたことがありますが、時宗の総本山なんですね。
一遍上人像は、ほかにはあまり見ない今にも歩き出しそうな動きのある像ですね。

昨日は「暑いですね」が合言葉のような一日でしたが、相変わらず元気な夜猫子さん。
お寺や神社の境内の木陰には、さぞほっとされたことでしょう。
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暑かったですね (夜猫子)
2009-06-28 21:54:30
この日はに陽射しがまるで真夏のようでしたね。
でも風があったし、湿度もそのわりではなかったので思ったより平気でした。

いかにも、生涯旅をされた一遍上人らしい像ですね。
鎌倉の光触寺にもありましたが、あちらの方がだいぶ面長な気が・・・
http://blog.goo.ne.jp/yemaozi-86/e/3c32fa4ac48b260ec2f83ba998a3285c
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