今回の冬では、屋外の越冬ができるかどうか、しいては将来的に地植えが可能かどうかを試そうと思いまして
37cmテラコッタに植えているミッション・ネバディロ・マンザニロ、
8号サイズくらいのテラコッタ植えモライオロを風除室の外に置いて冬越しさせてみました。
一番奥がマンザニロ、中列左がネバ、右がミッション、手前がモライオロです。
ここは屋外になりますが、写真に写っている壁と若干ある軒のおかげで雪風はあまり直撃しない場所です。
ただし、もちろん気温は外と全く同じなので時にはマイナス15℃以下まで下がります。
今回、あえて特に防寒はしませんでした。
この条件で大丈夫なら良し、
ダメならより手間が必要になるということでいろいろ考えることがありそうだからまあそれでもいっか・・ということで。
すでに何回も書いていますが、この冬は例年に比べて特に積雪のすくない年でした。
でもこれはこの年としては例外的だったようで、そのほかの地域では例年以上の豪雪で
私の住んでいる地域だけがなぜか雪が降らなかった模様(・_・;)。
ですから雪による影響(積雪での枝折れとか)はあまり受けずにすみました。
ただ、だからって暖冬だったわけではなく、寒さは例年通り。
最低気温がマイナス15℃を下回った日が数回ありました。
(19℃が最低記録だったかなぁ)
マイナス7℃くらいまではまあいけるかな・・・と思っていましたけど、
さすがに10℃を下回るとヤバいので、1月後半からはスパルタを終了し、
この4鉢も風除室に避難、
それから3月にサンルームに移すまではずっと屋内にいました。
こんな状況だったのですが、スパルタ組の4鉢は現在どうなったかといいますと
ミッション

ネバディロ

マンザニロ
こうなっています(T_T)
葉が茶色く見えるのは決して夕日のせいではありません(T△T)
零下にさらされた部分は暖かくなるにつれて茶色くぱりぱりになり、落葉もかなりすすみました。
画像はないけど唯一モライオロだけが先端の枯れのみですみ、なんとか緑の葉っぱを保ちました。
※追記
コガネ子のせいでもともと葉っぱが無かったからわかりにくかったけど、
こうしてみるとミッションは比較的緑色を保っているなぁ。
みっちょん耐寒性無い説はいったん保留か?
さて以上の結果から、この冬の統括をしたいと思います。
まず、端的に言って私の地域(あるいは我が家の立地・建物の環境と言ってもいいですが)では
省力での冬越しは厳しい、ていうかムリだと感じました。
地植えは憧れですが、手厚い冬囲いが不可欠であり、となると冬囲いが可能なサイズに樹高や枝周りを抑え続けなければなりません。
また、冬囲いでも枝は傷むでしょうから春には大胆な剪定が必要になり、前年枝に花芽が付くオリーブでは結実・収穫もかなり厳しくなるのではと思います。
近所のおうちでオリーブと同じくらいの耐寒性だといわれている月桂樹を地植えしているところがあります。
毎年段ボールやムシロ、ブルーシートなど色々手を変えて冬囲いしているようですが、毎回惨敗・・・。
春になると葉っぱの6~7割が枯れてしまう状態になり、剪定するので樹高が高くなりません。
木自体が枯死することはなく、暖かくなるとまた繁ってもふもふになりますがね。
このような例からも、やはり地植えのハードルの高さを感じざるをえません。
鉢栽培についてですが、収穫を最優先にするなら(ていうか私は最優先なのでw)風除室での冬越しがやはりベストと思います。
そうなると大きすぎる鉢では持ち運びがかなりタイヘンで、37センチテラコッタは不向きです。
大鉢ならば素材をプラにしたほうがよさそう(^_^;)
現在大小あわせて11品種12本を栽培していますが、
風除室での冬越しとなると
サイズの変更と、やりたくないけども場合によっては品種の選別が必要かもしれません
・・・ということで、上記の3品種はサイズダウンをすべく、枯れた部分をばっつり剪定して養生中です。
ネバなんか棒っきれみたいになってしまいました・・・アウアウア。
いろいろ害もありましたが、やって分かったこともたくさんあるので後悔は・・・して・・・いな・・いと思いますタブンそういうことにします。
でも二度とやりませんw