行ってきました!国立新美術館のハプスブルク展
こういうの見るのって中学の時にイタリア行って以来だと思う。あの時は何もわからずに、ただ凄いとしか思えなかったけど‥
んで今回はオーストリア、ウィーンを統治した名家ハプスブルク家
最初はいきなりハプスブルク家の肖像画から始まり、イタリアやドイツ絵画、装飾品まで数多くの作品が展示されてました。絵画ばっかり、ってのじゃなくて装飾品も多いのにはセンスを感じますね。フェリペ2世の甲冑とか、意外と細かった。
んで、ここで私がペラペラレポートしても、面白くないだろうし、上手くもないだろうから‥
‥‥‥ベスト10でも挙げとこうかな?
うん、写真(というかどっかから取ってきたの)は暇なときに付けとくんで‥またモバイルで見れなくなるかも
10.『森の風景』
ブリューゲル(父)
‥小さな絵だがあまり長く見ている人も居なかったので、近くで眺めていた。ぱっと見では木々にしか目が行かないが、よく見ると木や川の周辺に動物がいる。どうやら森の奥にも人間が居たらしいが、見ていた時はよく分からなかった。
9.『キリスト哀悼』
ルーベンス
‥その苦悩から自らの髪の毛を掴むマグダラのマリアが居る。聖母マリアは愛息キリストの目を閉じ、その様子をヨハネが静観している。この4人がキリストの受難を表しているのか。右手に描かれた3人のマリア達は激しい身振りで悲しみに暮れ、キリストの救済を表しているのか。いや、ヨハネだけはそのどちらにも属さず、キリストの上で見守っているだけか。画面の左右で異なったテーマが内在しているように思われた。
8.『聖フランチェスコの法悦』
ファン・ダイク
‥このフランチェスコは右手に髑髏を、左手に十字架を抱いている。恐らくキリストの処刑を意味しているのだろう。苦悩を味わうフランチェスコに対し、僅かに晴れた空からは天使が楽器を奏でながら降臨している。ともすれば、この表情も苦悩によるものではなく、安らかなものにも見えてきた。
7.『白衣の王女マルガリータ・テレサ』
ベラスケス
‥宮廷画家ベラスケスの作品。フェリペ4世とアンナとの間に生まれたマルガリータ・テレサの恐らく3歳時の肖像画であろう。ある程度の距離を置いて見てこそ、この絵の綿密さ、奥行きが感じられるベラスケスらしい絵だった。
6.『聖痕を受けるアッシジの聖フランチェスコ』
リベーラ
‥大変大きな作品だ。両手、胸に聖痕を受けたフランチェスコ。その頭上には磔となったキリストの十字架が浮かび、後ろの木は折れ、空は微かに光を帯びている。手前で本を読んでいる人物は一体何を表しているのだろうか。
5.『オリーヴ山のキリスト』
バッティステッロ
‥このキリストの表情、仕草から信者に訴える祈念像かと思った。苦しみに対する不安を抱えるキリストを天使が励ます場面。うなだれるキリストに対し力強い表情の天使。光が天使の方から差しているのも神の威厳を示すものなのか。作品の明と暗のコントラストが実にはっきりしていて、シンプルながら鮮やかな印象を持った。
4.『11歳の女帝マリア・テレジア』
メラー
‥皇帝カール6世の長女として生を成したマリア・テレジアの肖像画。深緑のドレスに身を包み、後ろの王冠はその権力を象徴しているのだろうか。マリア・テレジアの身体が飛び出ているように見え、一度見たら忘れられない絵画であろう。当時11歳とは信じ難い存在感であった。
3.『物乞い』
ジョルダーノ
‥爪の汚れから、皮膚の表面が精密に描かれていた。着ている布と背景が黒で同一化し、広がりを感じる。この人物の目が印象的で、生きる意志による強さか無知ゆえの純真さか何かを訴えているのか。とにかく目が釘付けになった作品であった。
2.『オーストリア皇帝フランツ1世』
ランピ(子)
‥フランツ2世として神聖ローマ帝国最後の皇帝となった人物。その真紅の衣装からは何とも言えない奥行きがあり、絶対に触れることが出来ない神聖な絵に思われた。肖像画の中では私としては一番魅力的な作品だった。
1.『受胎告知』
エル・グレコ
‥エル・グレコが晩年に描いた小型の受胎告知である。大天使ガブリエルが持つユリを始め、画面各地に聖母マリアの処女性を示すものが描かれている。非現実的な空間において、雷と鳩がマリアとガブリエルを繋いでいるのだろうか。最早この作品に解説は要らないのかもしれない。是非とも肉眼でこの絵の持つ存在感を味わってほしい。
こんな感じ。エル・グレコの受胎告知は見てて鳥肌立ちました
うーん、まだまだあったからなぁ‥
ムンカーチの『ハンガリーの軍服姿の皇帝フランツ・ヨーゼフ1世』
とか
ヴィンターハルターの『オーストリア皇妃エリザベート』
とか
ジョルジョーネの『矢を持った少年』
とか
ティツィアーノの『聖母子と聖パウロ』
とか
ティエポロの『聖母と6人の聖人』
デューラーの『若いヴェネツィア女性の肖像』
ルーベンス『悔悛のマグダラのマリアと姉マルタ』
ヘーダ『ハム、オウムガイのカップ、シャンパングラス、銀のデカンタのある静物』
ムリーリョ『悪魔を奈落に突き落とす大天使ミカエル』
ベラスケス『食卓の貧しい貴族』
結局いっぱい挙げちゃった☆
因みに装飾では
『デジデリウス・コルマン・ヘルムシュミト、ウルリッヒ・ホルツマン』
と
『シャーベット用センターピース』
なんかも良かったです
帰りには思わずグッズコーナーで6000円も使っちゃいました‥苦笑
ポスカは1枚も勝ってないのにっ
クリアファイルとかマグネットとかパンフとか
あとこんな複製のも
色々と写真関連は明日にでも出来れば‥
とりあえず更新だけしとこ‥多分後日追記しまくるかも。しないかな?
でわっ
*10.11 11:30*
一部画像を更新しました
残りとか作品ごとの感想とかはまた今度ー
*10.12 14:40*
ベスト10の感想を追加しました。
んで、ここで驚いたことを・・・
何処にも載ってなかったし、パンフレットにも載ってなかったんですが・・・肖像がコーナーを出て直ぐの所に、1点だけアクリルケースでカバーされた作品があったんです。小さな作品で、あまり人も居らず、どうやらパンフレットには書いてないようで。よく目を凝らして作者を見ると・・
『若い男の肖像』
「ラファエロ・サンティ」
!!!!!!?
え?ラファエロ!!?本物!
ヴァチカン美術館で『キリストの変容』を見て以来の再会でした。日本で再会する何てっ
この美術展のやる気を感じました・・わなわな
レンブラントもそんな感じで
『読書する画家の息子ティトゥス・ファン・レイン』
・・・これも載ってなかった!!
あとは特別出品のコーナーですね。ホントよくこんだけ色々なものを揃えましたよ。
結局映像コーナーに行ってないし、音声ガイドも付けてないのに2時間弱も観てました。
よくよく数えてみたら
ラファエロ1点
ジョルジョーネ2点
ティツィアーノ3点
ティントレット3点
デューラー3点
クラナッハ(父)2点
ベラスケス3点
ムリーリョ2点
ルーベンス2点
ゴヤ1点
ヴァン・ダイク4点
ブリューゲル(父)1点
レンブラント1点
それぞれの代表作と言ったものは無かったけれど、名前だけ聞けば錚々たる顔ぶれですね・・
一応今回の目玉としてはクラナッハ(父)の『洗礼者聖ヨハネの首を持つサロメ』だとか。
なかった画像はガイドブックの写真使っとこうかな
あと、よく見たらレンブラントもラファエロもパンフに書いてあったという・・
*10.15 14:15*
残りの分の画像更新。やっぱ写真じゃ伝わらないなあああああああ・・・
こういうの見るのって中学の時にイタリア行って以来だと思う。あの時は何もわからずに、ただ凄いとしか思えなかったけど‥
んで今回はオーストリア、ウィーンを統治した名家ハプスブルク家
最初はいきなりハプスブルク家の肖像画から始まり、イタリアやドイツ絵画、装飾品まで数多くの作品が展示されてました。絵画ばっかり、ってのじゃなくて装飾品も多いのにはセンスを感じますね。フェリペ2世の甲冑とか、意外と細かった。
んで、ここで私がペラペラレポートしても、面白くないだろうし、上手くもないだろうから‥
‥‥‥ベスト10でも挙げとこうかな?
うん、写真(というかどっかから取ってきたの)は暇なときに付けとくんで‥またモバイルで見れなくなるかも
10.『森の風景』
ブリューゲル(父)
‥小さな絵だがあまり長く見ている人も居なかったので、近くで眺めていた。ぱっと見では木々にしか目が行かないが、よく見ると木や川の周辺に動物がいる。どうやら森の奥にも人間が居たらしいが、見ていた時はよく分からなかった。
9.『キリスト哀悼』
ルーベンス
‥その苦悩から自らの髪の毛を掴むマグダラのマリアが居る。聖母マリアは愛息キリストの目を閉じ、その様子をヨハネが静観している。この4人がキリストの受難を表しているのか。右手に描かれた3人のマリア達は激しい身振りで悲しみに暮れ、キリストの救済を表しているのか。いや、ヨハネだけはそのどちらにも属さず、キリストの上で見守っているだけか。画面の左右で異なったテーマが内在しているように思われた。
8.『聖フランチェスコの法悦』
ファン・ダイク
‥このフランチェスコは右手に髑髏を、左手に十字架を抱いている。恐らくキリストの処刑を意味しているのだろう。苦悩を味わうフランチェスコに対し、僅かに晴れた空からは天使が楽器を奏でながら降臨している。ともすれば、この表情も苦悩によるものではなく、安らかなものにも見えてきた。
7.『白衣の王女マルガリータ・テレサ』
ベラスケス
‥宮廷画家ベラスケスの作品。フェリペ4世とアンナとの間に生まれたマルガリータ・テレサの恐らく3歳時の肖像画であろう。ある程度の距離を置いて見てこそ、この絵の綿密さ、奥行きが感じられるベラスケスらしい絵だった。
6.『聖痕を受けるアッシジの聖フランチェスコ』
リベーラ
‥大変大きな作品だ。両手、胸に聖痕を受けたフランチェスコ。その頭上には磔となったキリストの十字架が浮かび、後ろの木は折れ、空は微かに光を帯びている。手前で本を読んでいる人物は一体何を表しているのだろうか。
5.『オリーヴ山のキリスト』
バッティステッロ
‥このキリストの表情、仕草から信者に訴える祈念像かと思った。苦しみに対する不安を抱えるキリストを天使が励ます場面。うなだれるキリストに対し力強い表情の天使。光が天使の方から差しているのも神の威厳を示すものなのか。作品の明と暗のコントラストが実にはっきりしていて、シンプルながら鮮やかな印象を持った。
4.『11歳の女帝マリア・テレジア』
メラー
‥皇帝カール6世の長女として生を成したマリア・テレジアの肖像画。深緑のドレスに身を包み、後ろの王冠はその権力を象徴しているのだろうか。マリア・テレジアの身体が飛び出ているように見え、一度見たら忘れられない絵画であろう。当時11歳とは信じ難い存在感であった。
3.『物乞い』
ジョルダーノ
‥爪の汚れから、皮膚の表面が精密に描かれていた。着ている布と背景が黒で同一化し、広がりを感じる。この人物の目が印象的で、生きる意志による強さか無知ゆえの純真さか何かを訴えているのか。とにかく目が釘付けになった作品であった。
2.『オーストリア皇帝フランツ1世』
ランピ(子)
‥フランツ2世として神聖ローマ帝国最後の皇帝となった人物。その真紅の衣装からは何とも言えない奥行きがあり、絶対に触れることが出来ない神聖な絵に思われた。肖像画の中では私としては一番魅力的な作品だった。
1.『受胎告知』
エル・グレコ
‥エル・グレコが晩年に描いた小型の受胎告知である。大天使ガブリエルが持つユリを始め、画面各地に聖母マリアの処女性を示すものが描かれている。非現実的な空間において、雷と鳩がマリアとガブリエルを繋いでいるのだろうか。最早この作品に解説は要らないのかもしれない。是非とも肉眼でこの絵の持つ存在感を味わってほしい。
こんな感じ。エル・グレコの受胎告知は見てて鳥肌立ちました
うーん、まだまだあったからなぁ‥
ムンカーチの『ハンガリーの軍服姿の皇帝フランツ・ヨーゼフ1世』
とか
ヴィンターハルターの『オーストリア皇妃エリザベート』
とか
ジョルジョーネの『矢を持った少年』
とか
ティツィアーノの『聖母子と聖パウロ』
とか
ティエポロの『聖母と6人の聖人』
デューラーの『若いヴェネツィア女性の肖像』
ルーベンス『悔悛のマグダラのマリアと姉マルタ』
ヘーダ『ハム、オウムガイのカップ、シャンパングラス、銀のデカンタのある静物』
ムリーリョ『悪魔を奈落に突き落とす大天使ミカエル』
ベラスケス『食卓の貧しい貴族』
結局いっぱい挙げちゃった☆
因みに装飾では
『デジデリウス・コルマン・ヘルムシュミト、ウルリッヒ・ホルツマン』
と
『シャーベット用センターピース』
なんかも良かったです
帰りには思わずグッズコーナーで6000円も使っちゃいました‥苦笑
ポスカは1枚も勝ってないのにっ
クリアファイルとかマグネットとかパンフとか
あとこんな複製のも
色々と写真関連は明日にでも出来れば‥
とりあえず更新だけしとこ‥多分後日追記しまくるかも。しないかな?
でわっ
*10.11 11:30*
一部画像を更新しました
残りとか作品ごとの感想とかはまた今度ー
*10.12 14:40*
ベスト10の感想を追加しました。
んで、ここで驚いたことを・・・
何処にも載ってなかったし、パンフレットにも載ってなかったんですが・・・肖像がコーナーを出て直ぐの所に、1点だけアクリルケースでカバーされた作品があったんです。小さな作品で、あまり人も居らず、どうやらパンフレットには書いてないようで。よく目を凝らして作者を見ると・・
『若い男の肖像』
「ラファエロ・サンティ」
!!!!!!?
え?ラファエロ!!?本物!
ヴァチカン美術館で『キリストの変容』を見て以来の再会でした。日本で再会する何てっ
この美術展のやる気を感じました・・わなわな
レンブラントもそんな感じで
『読書する画家の息子ティトゥス・ファン・レイン』
・・・これも載ってなかった!!
あとは特別出品のコーナーですね。ホントよくこんだけ色々なものを揃えましたよ。
結局映像コーナーに行ってないし、音声ガイドも付けてないのに2時間弱も観てました。
よくよく数えてみたら
ラファエロ1点
ジョルジョーネ2点
ティツィアーノ3点
ティントレット3点
デューラー3点
クラナッハ(父)2点
ベラスケス3点
ムリーリョ2点
ルーベンス2点
ゴヤ1点
ヴァン・ダイク4点
ブリューゲル(父)1点
レンブラント1点
それぞれの代表作と言ったものは無かったけれど、名前だけ聞けば錚々たる顔ぶれですね・・
一応今回の目玉としてはクラナッハ(父)の『洗礼者聖ヨハネの首を持つサロメ』だとか。
なかった画像はガイドブックの写真使っとこうかな
あと、よく見たらレンブラントもラファエロもパンフに書いてあったという・・
*10.15 14:15*
残りの分の画像更新。やっぱ写真じゃ伝わらないなあああああああ・・・
そーですね。まあ、あいった本場と比べられると、そもそも美術館の外装からして違うんですが・・・こっちも普通に良かったです。
見たかったのはエル・グレコだったんですが