以前の記事でも御紹介しましたが、台湾で4月公開予定の『混混天團』の30秒
予告編を貼ります。
映画公式ブログによると、さらに長めのトレーラーも今後公開予定だそうなので、
楽しみに待ちたいと思います。
昨年12月19日、台北のライブハウス「河岸留言」での范逸臣のミニコンサートのために、日本から駆けつけたのですが、それは映画の収録も兼ねているというのが、当日になってわかりました。
ライブ開始前、入口で列を作っていた入場者のうち、先頭から20人だけが中に入ることを許されました。私たちが劇中のライブシーンの観客として、エキストラ出演ということになったわけです。
ステージでは小范、阿龍、サポートバンドの「就是帥」の面々が、すでにスタンバイしていました。監督と思しき人物が簡単な指示を出し、まもなく阿龍のギターのイントロでRock All Nightが始まりました。一回目はリハーサルで次が本番。小范は目を閉じて気持ちを集中させ、歌詞を反芻しているのか、かすかに唇を動かしていました。
本番は全く隙のない演奏で、メンバーの集中力がびんびんと伝わってきます。私たちは誰に言われなくても自然に体が動いて、演奏の間は全く忘我状態になり、無我夢中で腕を振りながらジャンプしていたので、演奏が終わった瞬間、全力疾走したようにヘトヘト。
通しの演奏の収録が終わると、今度は小范のクローズアップだけを撮影。
彼がシャウトしている瞬間の表情をアングルをかえてカメラに収めるのですが、
その間、当然演奏はないので、パントマイムを見ているようなおもしろさ。
次の場面はもっと細かい指示が出されました。先ほどは、その場でジャンプしていればよかったのですが、今度はカメラがギターに寄っていくのにあわせて、私たちは飛び跳ねながら、そちらに寄り、次にカメラがボーカルの小范に寄ると、今度はそちらに移動という具合。つまりたくさんの観客がいるように見せるための演出なわけです。
ここでも一回リハーサル。ジャンプしながら横移動というのは、意外に難しく、よろよろしていたら、スタッフに思い切りウェストを押さえられ、横にグイと動かされてしまいました(トホ)。
その様子をステージ上から見ていた小范、私たちの動きが相当に可笑しかったようで、思わず笑みをもらしてましたっけ。ああ、恥ずかしいったらないわ。
そのあとは、一曲通しで『別回答』の収録。
これはロックバラードなので、私たちは、ただリズムに合わせて静かに手を左右に振ったり、蛍光棒を振っていればいいだけ。思う存分小范のボーカルの真髄を味わいました。
曲の最後に彼の高音のシャウトが入るのですが、その瞬間、背筋に電流が走ったかのようでした。まさしく入魂の一曲!
これで映画の収録は終了し、私たちは一旦、会場の外に出てまた列に戻りました。
開場までまだ一時間あるのですが、貴重な体験の後だけに、みな興奮を隠せない様子。
さきほど並んでいたときは風が少々肌寒かったのですが、いまは汗ばんだ体に心地よさが広がります。。。
完成した映画では、どのくらいの場面がカットされずに納められているのかはわかりませんが、映画を見るたびに、あの興味深い経験が思い出され、忘れられない一本になることでしょう。
というわけで、この予告編でも、ちょっとだけライブシーンが見られます。
何と言うこともない場面かもしれませんが、実はこんなエピソードがあったという次第。。。
予告編を貼ります。
映画公式ブログによると、さらに長めのトレーラーも今後公開予定だそうなので、
楽しみに待ちたいと思います。
昨年12月19日、台北のライブハウス「河岸留言」での范逸臣のミニコンサートのために、日本から駆けつけたのですが、それは映画の収録も兼ねているというのが、当日になってわかりました。
ライブ開始前、入口で列を作っていた入場者のうち、先頭から20人だけが中に入ることを許されました。私たちが劇中のライブシーンの観客として、エキストラ出演ということになったわけです。
ステージでは小范、阿龍、サポートバンドの「就是帥」の面々が、すでにスタンバイしていました。監督と思しき人物が簡単な指示を出し、まもなく阿龍のギターのイントロでRock All Nightが始まりました。一回目はリハーサルで次が本番。小范は目を閉じて気持ちを集中させ、歌詞を反芻しているのか、かすかに唇を動かしていました。
本番は全く隙のない演奏で、メンバーの集中力がびんびんと伝わってきます。私たちは誰に言われなくても自然に体が動いて、演奏の間は全く忘我状態になり、無我夢中で腕を振りながらジャンプしていたので、演奏が終わった瞬間、全力疾走したようにヘトヘト。
通しの演奏の収録が終わると、今度は小范のクローズアップだけを撮影。
彼がシャウトしている瞬間の表情をアングルをかえてカメラに収めるのですが、
その間、当然演奏はないので、パントマイムを見ているようなおもしろさ。
次の場面はもっと細かい指示が出されました。先ほどは、その場でジャンプしていればよかったのですが、今度はカメラがギターに寄っていくのにあわせて、私たちは飛び跳ねながら、そちらに寄り、次にカメラがボーカルの小范に寄ると、今度はそちらに移動という具合。つまりたくさんの観客がいるように見せるための演出なわけです。
ここでも一回リハーサル。ジャンプしながら横移動というのは、意外に難しく、よろよろしていたら、スタッフに思い切りウェストを押さえられ、横にグイと動かされてしまいました(トホ)。
その様子をステージ上から見ていた小范、私たちの動きが相当に可笑しかったようで、思わず笑みをもらしてましたっけ。ああ、恥ずかしいったらないわ。
そのあとは、一曲通しで『別回答』の収録。
これはロックバラードなので、私たちは、ただリズムに合わせて静かに手を左右に振ったり、蛍光棒を振っていればいいだけ。思う存分小范のボーカルの真髄を味わいました。
曲の最後に彼の高音のシャウトが入るのですが、その瞬間、背筋に電流が走ったかのようでした。まさしく入魂の一曲!
これで映画の収録は終了し、私たちは一旦、会場の外に出てまた列に戻りました。
開場までまだ一時間あるのですが、貴重な体験の後だけに、みな興奮を隠せない様子。
さきほど並んでいたときは風が少々肌寒かったのですが、いまは汗ばんだ体に心地よさが広がります。。。
完成した映画では、どのくらいの場面がカットされずに納められているのかはわかりませんが、映画を見るたびに、あの興味深い経験が思い出され、忘れられない一本になることでしょう。
というわけで、この予告編でも、ちょっとだけライブシーンが見られます。
何と言うこともない場面かもしれませんが、実はこんなエピソードがあったという次第。。。