DIARY

バイマーヤンジンの日記です。

お願い申し上げます。

2008年05月15日 | Weblog
たくさんのお見舞いのお電話とメール、本当にありがとうございます。

しかし未だに兄も、甥も、姪も消息不明です。
弟二人と二番目の兄も徒歩でブンセン県に向かったままです。

そのうえ毎日千単位で増える死者の数には、悲しすぎて言葉も出ません。
生き埋めになっている人々の苦しみと救援への渇望を思うと、温かい布団で寝ている自分は罪悪感でいっぱいです。

私の少女時代の温かい思い出がいっぱい詰まっている美しい故郷が、
あんな廃墟になるとは・・・

どうして我々はこんなにも連続して悲しい試練を受けなければいけないのでしょうか?

いますぐにでも飛んで帰りたい気持ちです。
しかし、七月末までは講演会とコンサートの予定でいっぱいです。
身動きが取れません。

今まで長い間チベットで学校建設活動をしてきて、すでにたくさんの方々にお世話になり、ご支援をいただいてまいりました。
本当に心から感謝しており、ありがたい気持ちでいっぱいです。
ですから、最初はこの震災のための特別な募金活動はしないと決めていました。

しかし、ここまで被害が大きくなるとは思いもしませんでした。
たくさんの町と村が壊滅してしまいました。
復興のために、アバで生まれ育った一人として尽力しなければなりません。
たとえどのような支援をするにしても、経済的な支援をしなければ、
口だけになってしまうと思います。

ですから、今までの学校建設基金とは別に、あらたに私自身から100万円を出資し、この度の震災支援基金を設立しました。

厚かましいこととは存じますが、ここでもう一度皆様のご支援とご協力を
お願い申し上げることにいたしました。

どうか皆様の温かいご支援とご協力、よろしくお願い申し上げます。
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