やったくせ

やったくせ

ら顔出るほど

2017-01-13 15:12:40 | 日記



お久しぶり~ふなのでっす。(〃???〃)

なので、ここまでのあらすじを書いて置きます。
数話分書けましたので、いつもの時間に数日アップします。
よろしくお願いします。 此花咲耶


その日の夕刻、約束通り翔月は柏木の元を訪ねた。
にこやかに翔月を迎え入れた柏木は、生物実験室で弄っていたPCを指した。

「自宅から持って来たんだ。最近、君は野球部の応援で忙しかったから、寂しくてね。映像dermes 價錢の君の姿に欲情していたよ……でも、もうそれもお終いだ。お帰り、うさぎちゃん。ちゃんと約束を守ったんだね、いい子だ。」

足を進めた柏木に、思わずごきゅと、翔月の喉が鳴る。強張った顔は、覚悟を決めていた。柏木は肩を抱き、覗き込んだ。

「教えてあげようか……?僕が動画を投稿したサイトでは、君のことが誰なんだろうって話題になっているらしいよ。掲示板の書き込みを見ると、色々と噂になっているみたいだ。制服のタイから、もうこの学校も割り出されているようだね。」

「え……っ、投……こう……?」

思いがけない話を聞かされて、翔月は理解できず訝しげな顔を向けた。

「ふふっ……知らないのかい?最近は、素人が自分達の絡みを堂々と動画としてアップするんだよ。」

「そんな……」

「心配しなくても、誰か判りはしないよ。ちゃんと画像を加工してあるからね。もっとも、君がその気dermes 脫毛價錢なししてあげてもいいんだよ。タイトルはどうしようか。そうだな……「幼馴染」……なんて、いいね。顔をすげ替えるくらい、簡単な作業だ。」

翔月は何も答える事が出来なかった。力なく否(いや)と、首を振ることしかできない。
そんな恐ろしい話は、これまで一度も聞いていない。背筋を冷たい汗が流れた。

ついこの間、PCに映像を保存した話を聞き、足元から崩れ落ちの絶望の感覚を味わった。
それだけで茫然とした翔月に、柏木はさらに追い打ちをかけた。
動画投稿の話は初耳だった。どんどん追い詰められてゆくような気がする。どこでどう間違ったのか。雁字搦めの罠に絡まって捕食される自分の姿が見えるようだ。

翔月に触れる指先から、染み付いた薬品の匂いが微かに鼻をくすぐる。

「このまま、僕の家に行くかい?どうせ誰にも気兼ねのない一人暮らしなんだ。誰かと一緒dermes 價錢に過ごせるなんて、嬉しいね。恋人以外では、僕の部屋に入るのは君が初めてだよ、うさぎちゃん。早く、僕のいい人に君を紹介したいよ……。」