シックハウス症候群が問題化した理由は非常に簡単です。旧来の建物では、換気が十分で、空気汚染物質も少ないのです。新しい建物では、換気が悪く、新建材からはガスが猛烈に発生しているからです。この化学物質過敏症の特徴は1999年に米国環境医学アカデミーから発表され一旦発症してしまうと、なかなか治りにくいのも特徴の一つです。その症状は非常に多彩ですが、学習障害、意欲低下、いらだち、切れやすいなどの精神症状や、自律神経症状などが、患者にとってはつらい症状です。長男のことも考えて見ると二十三年前に新築時からの出来事です。気がつくのに十年近く、それから住まいの安心、安全で空気の大切さ、三分の一はお家に居ることです。住宅を造る者として偽りなく真剣に取り組んで行きたいと思います。子供の未来のために・・・。
私には子供五人います。長男が小さい時(当時三歳、今二十三歳)風邪をひきやすく、熱をだしていて体の弱い子なんだなと思いながらの生活。高い熱がでては発作やけいれんを起こし、小児科に御世話になっていました、(時間は関係なく夜中でも)私は仕事に行ってることが多く、また夜には眠ていることがほとんどで、大変さが解らずお任せ状態。休み時、突然な泣き叫び呼ぶ声、行って見ると口から泡を吹き出し、眼は白くなり、けいれんを起こしている姿。大事な子を失う不安で体が震え、すぐ車に乗せ係り付けの病院へ。道路は込んでいて反対車線を明かりを点けクラクションを鳴らしながら走り、着くなり車は道路に置ざりでの駆け込み。その時みんな異変にきずいたのかやさしく、道をゆずってくれてまた、置き去りにした車移動してくれたり、人情のありがたさ、忘れることはありません。健康や命の尊さをあらためてしりました。良い人もいっぱいいるんだけど・・・。