評論家・山崎元の「王様の耳はロバの耳!」
山崎元が原稿やTVでは伝えきれないホンネをタイムリーに書く、「王様の耳はロバの耳!」と叫ぶ穴のようなストレス解消ブログ。
茂木健一郎氏の脱税報道に思うこと
脳の研究者でテレビ・出版共に露出の多い茂木健一郎氏に税金の申告漏れがあったことが発覚した。
申告漏れは社会人として良くないことなので同情はしないが、茂木氏が追徴税額を既に納めていることでもあり、ここで、私が「怒る」のは余計なお世話というものだろう(彼は鳩山首相のように政治家でもないし)。税金に気が回らない人が「プロフェッショナル 仕事の流儀」(茂木氏がキャスターを務めるNHKの番組)をやっているのは、説得力の点でどうかとも思うが、ごく軽い内容の番組でもあり(昨日久しぶりに見たが、内容は幼稚な「ヨイショ番組」だった)、NHKが社会的な処罰の側に回らずに、番組で茂木氏を使い続ける判断にも反対しない(NHKの番組ホームページに茂木氏のお詫びが載っている)。
茂木氏の本の出版状況や今回の問題の記事から推察するに、茂木氏の下には、出版、テレビ番組の出演、講演などの依頼が押し寄せていて、それこそ3年間税金のことを考える暇もないくらい多忙だったのだろう。
今回の報道で些かショックだったのは、茂木氏が申告漏れした所得が3年間で3億数千万円(4億円に満たないと報じられている)しか無かったことだ。茂木氏は雑所得の申告を丸ごとサボっていただけのようで、所得隠しはしていなかったようだ。税務署は、茂木氏の印税、原稿料、テレビ出演、講演謝礼について、ほぼ全額を把握できただろう。だとすると、茂木氏のようにあれだけ次から次へと本が出て、テレビにも出続けて、各種のイベントにも出演している状況で、1年当たりの収入が1億3千万円程度(単純な割り算による推定)というのは案外少ない。
しかし、テレビ出演は「文化人価格」(注:一般のイメージよりもかなり安いはずだ)なのだろうし、出版の印税が通常の「10%」、売れっ子だから講演料は高いとしても多忙だから案外回数がこなせないということになると、茂木氏並みの売れっ子でも、確かに、この程度の所得にしかならないのだろう(税務署の能力を信頼しよう)。
だとすると、「文化人ビジネス」は、経済的には何とも夢がない。
フィクションの作家を除くと、評論・ノンフィクション・実用書などのジャンルで、茂木氏は、控えめに見ても過去3年間のどの年をにも売れっ子ベスト5には入っていただろう。メディアにも出続けていた。この世界では、「一握り」以上の「一つまみ」くらいのレベルの大成功者であるわけだが、それで年間所得1億円少々というのはパッとしない。
別の世界では、プロ野球の世界では年俸1億円以上のプレーヤーが数十人いるだろうし、時期によって差はあるが外資系の証券会社にも控えめに見ても、東京だけで、数十人単位で存在するだろう。
「節税には全く興味がない」と茂木氏が言うように、「文化人」の主たるモチベーションは経済的な利益ではないのだろう。あれやこれやと儲ける仕組み作りに熱心な文化人に対して、「浅ましい」感じがするのも事実だ。しかし、「あんなに忙しくて、あんなに本が出ていても、こんなものなのか」という観は否めない。
一つには「日本」(要は日本語圏)のマーケットが小さいためなのかも知れないし(しかし、日本のプロ野球や芸能人の成功者はそれなりにリッチだ)、もう一つには、文化人が世間の注目を上手に換金するビジネスモデルに疎いのだろう。
基本的に他人事なので、どうでもいいのだが、ちょっとガッカリしたニュースだった。
申告漏れは社会人として良くないことなので同情はしないが、茂木氏が追徴税額を既に納めていることでもあり、ここで、私が「怒る」のは余計なお世話というものだろう(彼は鳩山首相のように政治家でもないし)。税金に気が回らない人が「プロフェッショナル 仕事の流儀」(茂木氏がキャスターを務めるNHKの番組)をやっているのは、説得力の点でどうかとも思うが、ごく軽い内容の番組でもあり(昨日久しぶりに見たが、内容は幼稚な「ヨイショ番組」だった)、NHKが社会的な処罰の側に回らずに、番組で茂木氏を使い続ける判断にも反対しない(NHKの番組ホームページに茂木氏のお詫びが載っている)。
茂木氏の本の出版状況や今回の問題の記事から推察するに、茂木氏の下には、出版、テレビ番組の出演、講演などの依頼が押し寄せていて、それこそ3年間税金のことを考える暇もないくらい多忙だったのだろう。
今回の報道で些かショックだったのは、茂木氏が申告漏れした所得が3年間で3億数千万円(4億円に満たないと報じられている)しか無かったことだ。茂木氏は雑所得の申告を丸ごとサボっていただけのようで、所得隠しはしていなかったようだ。税務署は、茂木氏の印税、原稿料、テレビ出演、講演謝礼について、ほぼ全額を把握できただろう。だとすると、茂木氏のようにあれだけ次から次へと本が出て、テレビにも出続けて、各種のイベントにも出演している状況で、1年当たりの収入が1億3千万円程度(単純な割り算による推定)というのは案外少ない。
しかし、テレビ出演は「文化人価格」(注:一般のイメージよりもかなり安いはずだ)なのだろうし、出版の印税が通常の「10%」、売れっ子だから講演料は高いとしても多忙だから案外回数がこなせないということになると、茂木氏並みの売れっ子でも、確かに、この程度の所得にしかならないのだろう(税務署の能力を信頼しよう)。
だとすると、「文化人ビジネス」は、経済的には何とも夢がない。
フィクションの作家を除くと、評論・ノンフィクション・実用書などのジャンルで、茂木氏は、控えめに見ても過去3年間のどの年をにも売れっ子ベスト5には入っていただろう。メディアにも出続けていた。この世界では、「一握り」以上の「一つまみ」くらいのレベルの大成功者であるわけだが、それで年間所得1億円少々というのはパッとしない。
別の世界では、プロ野球の世界では年俸1億円以上のプレーヤーが数十人いるだろうし、時期によって差はあるが外資系の証券会社にも控えめに見ても、東京だけで、数十人単位で存在するだろう。
「節税には全く興味がない」と茂木氏が言うように、「文化人」の主たるモチベーションは経済的な利益ではないのだろう。あれやこれやと儲ける仕組み作りに熱心な文化人に対して、「浅ましい」感じがするのも事実だ。しかし、「あんなに忙しくて、あんなに本が出ていても、こんなものなのか」という観は否めない。
一つには「日本」(要は日本語圏)のマーケットが小さいためなのかも知れないし(しかし、日本のプロ野球や芸能人の成功者はそれなりにリッチだ)、もう一つには、文化人が世間の注目を上手に換金するビジネスモデルに疎いのだろう。
基本的に他人事なので、どうでもいいのだが、ちょっとガッカリしたニュースだった。
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« 「新聞の通信... | OBの年金は... » |
プロに申告業務を委託しているのです。節税とい
う便宜ももあるでしょうが、ともかく国民義務と
して申告をするというのが第一目的なのです。
茂木氏が節税に興味がないのと申告していないのと
は全く無関係です。彼は税務署からも税理士を雇っ
て申告するように忠告されているのを、ただただ忙
しいで無視したのです。悪質な脱税以外の何物でも
ないと思います。
茂木氏の言い訳は「ストレスが多い生活からドラッ
グを使用しただけ。これからは止めます」と同じ
論理です。
正直、税金についての認識が甘かった。いい加減だったとしか、いいようがないように思いますね。確定申告ぐらい普通にやっているでしょうに。
しかも、あなたの方が圧倒的に収入少ないのに。
コメント、どうもありがとうございます。
>悪質な脱税以外の何物でもないと思います。
「良質な脱税」があるとも思えませんし、茂木氏の脱税が悪いことについては、何の異議もありません。確かに、少々億劫でも、社会的には「怒ってみせなければならない問題」なのかもしれませんね。
ただ、茂木氏の脱税は、主として茂木氏と税務署の間の問題でしょう。
この場で、私が(それ以外の方も)茂木氏の脱税に対して怒りを表明するというのは、一つにはお節介というものでしょうし、もう一つには、当たり前の話であることもあって「面倒」です。脱税の良し悪しといった、当たり前の話は別にして、「文化人」の経済的稼ぎについてだけ語る文脈があってもいいのではないのか、と私は思います。
公式な返答としては、以上なのですが、どうせ私がやっているブログですから、もう少し正直な話もしましょうか。
実は、このエントリーの隠れた主題は、茂木氏のような有名人の脱税は、①現実にどの程度叩かれるものなのか、②適切な叩き方・無視の仕方の「加減」というものがあるとすればそれはどの程度のものなのか、という問題でした。拙文はそのためのささやかな観測気球でもありました(←過去形です)。
今回のNHKの対応は、私個人は「それでもいいのではないか」と思うのですが、事前の「予想」は、茂木さんは降板だろうな、というものだったので、少々意外でした。
何年か前にあった某女性漫画家の脱税問題の際は、彼女はテレビ(民放)のコメンテーターを降ろされていたので、これとの対比でも、今回のNHKの寛大さは意外です。貴殿が仰るように、偽装工作がないとしても、無申告だけでも悪質です。NHKは今回その悪質性の程度について、一定の判断を示したことになります。
茂木さんの脱税がどれくらい悪いか、社会的にどの程度罰するべきかといった問題をここでこれ以上議論するのは何とも野暮なので止めておきたいと思いますが、私は、もちろん「脱税は悪いことだ」と思っていますし、上記の①、②の問題について興味を持って眺めています。
そういえば、拙宅に所得税の予定納税の案内書(というか請求)が来ていることを思い出しました。忘れないように(期限は今月末ですが)、明日支払っておこうと思っています。
人気商売は脱税が嫉妬心の餌食になること請合いなのに、アタマがいいと思われると誰からも助言(お節介)が無いんでしょうね。
信頼できる税理士を見つけることを怠ったのは全く同情できません。
ただ申告の作業そのものは、詰まらなくそして面倒くさい(例え還付がある場合でも)気持ちはよく分かりますし、多くの人が税務申告や節税に熱心になるなんてそれこそイヤな世の中だし無駄でもあります。
シンプルな税制になればと理想ばかりも言ってられませんから、いっそ例年黒字の企業や高額納税者に対し、政府の方で気を使ってやればいいのではないでしょうか。形式的に申告を待つのでなく、有名人には事前に丁重に接触していけばいいと思います。
人気者を貶めることで以前ほど高額納税者たることが出来なくなったら当局も損でしょう。
黒字企業にも赤字企業は受けられない何かメリットが欲しいものです。
自分の関心事以外にあまり興味がないと思います。
彼がもっと若くてイケメンだったらCMで稼げたでしょうね。
私は彼が何をしている人なのかわからないので脱税と聞いても別に嫉妬心は湧きませんでした。
法人税に比べたら。
法人税ってそれ自体学ぶ前に会計知らなきゃならんし、多分茂木さんくらいのひとなら所得税だったら1週間くらいで全貌は把握できると思います。なんてったって会計の知識いらんしね。
↑
え~!!これと比べるんですか、
ちょっとひどくないですか。
あのひとレシート収集してましたよ。あとすごく積極的に果敢に節税(???)してました。茂木さんといっしょくたはどうなんだろう。
あと彼女は見苦しくテレビで言い訳しました。本人は釈明のつもりですが最後は号泣という最も女の醜い部分を存分に使ってかましてきました。
すぐに言い訳せず納めた茂木さんと比べるのはどうなんでしょう。まあでも所得税だったら山崎さんだって模擬さんだって簡単に習得できると思いますけどね。
ちなみに茂木さんの本は読んだことありません。句Oリアが何たらとかポストモダンっぽいので苦手です。仕事の流儀も玉三郎さん以外見たことありません。
全くおっしゃる通りだと思います。
彼の「科学者」としての実績を自分なりに
調べてみたのですが、わかったことは
(1) メジャーな論文誌で取り上げられた
論文はひとつも無い。
(2) 論文の被引用数がほとんど無い。
(3) しかも、それらについての指摘を
Wikipedia 上でされると削除する。
(税理士を頼む暇がなかったといいつつ
Wikipedia は編集しているんですよ。)
しかも、かなりの所得があったにもかかわらず
彼が批判している任天堂DSの川島教授のように
所得を研究にまわすことも無かった。
彼ぐらいの所得があればMRIを買って
研究室に設置するぐらいのことはできたはず
です。暇が無かったと言い訳しているのに、
フジテレビの「さんまのまんま」の収録は
行っている(関東エリア 2009年11月15日
13:00-13:30)。
彼の所得の申告漏れも個人的には犯罪に
近いものと感じるのですが、
それ以上に彼の活動そのものが詐欺的な
もの以外の何者でもないと感じるのは
わたしだけでしょうか。
勝間さんは、ある経済学者に対して、以下のように言ったそうです。
「私の本は中身じゃなくてマーケティングなんです」
「私は◆◆さんのブログの読者より下の層をねらってるんです」
私としては、勝間さんを批判すると言うよりも、自分の著作をビジネスとして割り切っている姿に勝間さんのすごさを見たような気がします。
翻って、茂木さんは、一応は研究者なので、「文化人ビジネス」としては、割り切れない部分があるのではないかと想像します。
勝間さんと同じレベルでビジネスとして割り切れば、軽く数倍の収入も可能なような気もします。
茂木氏が脳科学の分野でどのような業績を挙げておられるのかは、彼のその分野の本を読んだことがないので、私には分かりません。
私は、彼と波頭亮さんが対談した本(幻冬舎新書)を読んだことがあるだけです。彼がある種のインテリ(割合古いタイプの)であることは良く分かったのですが、それだけです。時間の使い方、著作のタイトルから見て、研究して論文を書く学者というよりは、脳に関連した分野のライター・紹介者という理解がいいのではないでしょうか。それで学者よりも「格」が落ちるわけでも、価値が下がるわけでもないと思います。
脳の分野は投資や行動経済学との関係でそれなりに興味を持っていて、結構な数の本を読んだのですが、茂木氏の著作は私のアンテナには引っ掛かってこないので、まだ読んだことがありません。
キャスターとしての茂木氏は、将棋の羽生さんへのインタビューを聞いて少しガッカリしたのですが、変に鋭くない(注;褒めています)ので安心できることと、風貌も含めてキャラが立っているので、テレビ向きの人だとは思います。ただ、NHKがあれほど気に入って彼を使う理由はもう一つよく分かりません。
>自分の関心事以外にあまり興味がないと思います。
そうゆう売り方なんですけど…。
テレビに出て売れるにはキャラクター設定が大事。
『脳科学以外のことには、ズボラで無頓着な髪の毛モジャモジャの学者先生』
という、
万人に受けるなんとも素敵なキャラ設定が出来上がっているもので、
NHKも手放したくないんでしょうかね。w
「私の本は中身じゃなくてマーケティングなんです」
↑
「読書進化論」という本を読むと分かりますね。
ひどい内容でした。レビューでいろいろ注釈したら削除されてました。すべて参考になるで表が入っていたんですけどなぜでしょうかね。とにかく勝間さんの本はちょっとでも批判めいたレビューをすると削除されます。
冒頭の「一般人の感覚からして」様のご意見に同感です。
今はどうかわかりませんが、5,6年前には、脱税額が億を超えたら実刑の可能性が出てくると、刑事部(か租税事件集中部)の裁判官から聞いたことがあります。4億円弱の申告漏れなら、行為態様が悪質なら実刑もありうべしというレベルではないでしょうか。
茂木さんの本を読んだことはあり、クオリアという概念はそれなりに魅力的に思いましたが、税理士を使わないということ自体、知的サービスに対して価値をおかない彼の姿勢の表れではないのかなと思ってしまいました(だから肉体労働のように露出しまくる???)。
テレビで人気の文化人の年収が1億数千万円というのは、適切なレベル感ではないでしょうか。山崎さんのお書きになっていることは、やや露出度に評価をおきすぎて、茂木さんを過大評価されているような気がします。人気作家などと比べて低すぎるということは言えるのかもしれませんが・・・。
コメントありがとうございます。
そもそもがそう大した問題ではないのですが、NHKのあの番組として茂木氏が結果「アウト!」なら、私の知る限りのサラリーマンの常識としては、NHKの初期対応は拙すぎます。
「この問題と関係ないように見える降板」を考えているのかもしれませんが、さすがにそれは甘すぎるでしょう。その間の世間の反発が集中するリスクを考えるなら、NHKのここまでの対応は、トップに確実なヘッジを掛けてあればいいのかも知れませんが(しかし、この種の問題は後から「トップが逃げる」リスクもあります)、この当事者であるサラリーマンとしては真っ赤な赤点で落第でしょう。
判断者が番組のプロデューサーなのかその上なのか分かりませんが、たぶん「ダメ・サラリーマン」ではない人なのだろうと思うので、私はNHKとしては大筋として茂木氏を許すつもりなのではないかと推測している次第です。
私はつねづねそうにらんできました。
しかしそのTV芸人ですらたかが年収1億3千万とは、脳科学にはますます夢がない。
転記された返事が返ってきて、唖然としました。
質問するもの馬鹿馬鹿しい相手とあきらめました
「申告漏れ」で「重加算税」ではないとのことで一切のお咎めなしだそうです。
教育テレビで税金の仕組みが放送されるのが(できるのか)楽しみです。
私も初期対応として最悪と思っています。
店主がいみじくも「よいしょ番組」と言われたように、彼のTVでの発言(全部チェックしているわけではありませんが)は脳科学とは無縁の、ただの陳腐な評論にすぎません。少なくとも「科学者」の実証的な方法論からは遠い、思いつきのレベルの話です。
脳科学で人間行動の全て、さらに成功の秘訣まで解明できるとするかのような態度は、たとえ茂木がナイーブな科学者であったとしても、脱税同様「知らずにやりました」で許されないものでしょう。
確かに露出度を考えると年間1億そこそこの収入は少ないかもしれませんが、内容の値打ちを考えると世間はそこそこいい線をいっているのではないでしょうか。
↑
私はかなり異常な数値だと思うんですけど。異常を超えてもはや著作という範疇を悪い意味で逸脱してるんじゃないでしょうか。これをおかしいと思わないカツマーと言われる方たちは彼女の本から何を得ようとしているのでしょうか?本を書くのと同じくらい広告宣伝も力入れてますが限界だと思いますけど。正直、研究開発と原価の5倍広告にかけてる家電製品の会社があったら潰れてしまえって思いますけど。化粧品とか音楽系はありそうですが。
僕も茂木は嫌いだ。でも、この件については山崎さんのいうとおりで、ただ忙しかっただけなんだろうなと推察する。だから許してやれというわけじゃないけど、叩き方が卑怯だ。自分も自営業者なんで確定申告してるけど。
上から3番目のコメントの人、この文章を書いた人が茂木の収入にケチつけてる?どこをどう読んだらそうなるんだろう。小学生にも劣る読解力だ、外人だろうか。
確かに社会的制裁というものはありますが、間違いを犯した者に社会が意図的に制裁を喰らわしたらいかんですよ。
正義の味方じゃないんだから。
山崎さん、この頃全能感がちらついてますよ。
一般的には、その業界のマーケットが大きくて分散が効いていれば、高額納税者が現れることになります。
例えば、将棋界で言えば各棋戦の賞金総額の合計(+講演料等)がマーケットの大きさで、一人で7冠を取るとその棋士に収入が集中します。
才能のある人が独り占めしやすい業界が分散が効きやすいということでしょう。
逆にいえば、ほとんどの人が低収入であることが高収入の人を発生させやすいとも言えます。
これは当然で、ハイリスクハイリターンの原則にもかなってます。
公務員は本来ローリスクローリターンであるはずなのにそうなっていないのは、現在の日本の病理ですね。
それでは文化人マーケットは如何でしょうか。
一つは、あまり高尚な理論を持っていても理解出来ないので、ニーズが高まらないというのはあるでしょうね。
日本人みんなが、リーマン予想とかフラクタル理論に興味を持ち、講演や本の購入につながればすばらしいですがそうはなりそうもありません。
テレビ受けする程度の内容でなければマスをつかめないとするとかなりの高額(納税者)と言えるのではないでしょうか。
現金を大量にスーツケースに入れても、空港で引っ掛からないのです。
税理士をつけるように税務署から勧告されていたにもかかわらず、同じことを二度繰り返したわけで。
こうなると確信犯以外の何者でもありませんよね。
私もNHK降板と思っていたので、対処には驚きました。
まあ、宮崎某の時代から、NHKってけっこう妙な人をごひいきにしますね。
現在はK間さんもごひいきのようで。
番組も休止。
800件以上の苦情メールが届いたそうで。
となると、K女史についても、苦情メール寄せれば降板するのでしょうか。
あの整形顔を見るたびに、受信料返せといいたくなります。
わからないということで、とりあえず、続けるよりは
降板のほうが安全、という判断だったのかな、
と思います。さいきんの世間のムード、は、
それが本当にそうなのか分からないですが、右にも
左にも短期間で大きく振れているような感じ
ですから、自分が番組プロデューサーだったら
内内には名誉を傷つけないような説明をして、
外向きには、降板という形をとるかもな、と思いました。
収入1億円というのは、額が多いのか少ないのか、
夢があるのかないのか、どういうことなのかよく
わからないのですが、自分の場合、初任給22万円で、今45万円ですが、幸せ感はそんなに変化ないので、
もしかするとその流れで1億手にしても、幸せ感は、そんなに変わらないかもな、とも思います。
で言ったら、そんなに変わらないかも、と思います。
お金と幸せ感、この良く分からない感じをすっきり
させる本を山崎氏にぜひ書いて欲しいです。
あと、もう少し改行とか行間スペース工夫
していただくと読みやすいかもなので助かります。
これからも拝読します。
ありがとうございます。
某国営放送が茂木さんを使うのは、もしかしたら謝礼が安いから(本人が頓着しないから)ではないでしょうか?
TシャツでOKだったりして、と国営局から以前、たまにもらったことがあったので。
妙なところにはお金かけている、妙な組織です。
かなり前に読んだ事なのでよく覚えていませんが、米国では国会議員がたとえ数万円の少額でも脱税が発覚するとまず実刑を免れないそうで、追徴金も、日本のように重加算金と称するものを合わせても脱税額の3分の1程度などというものではなくて、脱税額の何倍も取られるので、脱税は全く引き合わない行為だそうです。
それと比較して、日本では脱税が見つかっても脱税学の半分以上は手元に残って結果的に十分儲かるし、数千万円程度以下の脱税では起訴もされないなど、脱税に極めて甘い税務・司法当局の体質が問題です。
例えば、以前に大蔵省の中島義雄主計局次長が数千万円の脱税をした事がありましたが、脱税額が小さいというとんでもない理由で全くお咎めなし。数千万円の退職金をがっぽ頂戴して依願退職。現在はセーラー万年筆の社長として、高額の給料をもらって優雅な生活を送っている由。そのときの中島のお言葉が「私は税法の知識が全く無いので申告のやり方を知らなかった、云々」という、東大法学部卒の受験秀才で、新潟県三条税務署署長や国税査察官などの税務部門を渡り歩いてきた手合いとは思えないようなタワゴトをぬけぬけと吐いて、しかもそのタワゴトが通って一切お咎めなしという、まさに三文喜劇のような展開。同時期に証券局長の長野あつしも同様な脱税や多額の接待を受けていたがこれも一切お咎めなしで、高額の退職金を懐に入れて依願退職。刑事責任は問われる事はなかったことは周知の事です。
そこで考えたのですが、昨年から検察審査会の制度が変わって、検察が起訴しなくとも審査会が不起訴不当または起訴相当の判定を2回下すと、検察がいくら不起訴にしても共生起訴される事になったよし。この制度を積極的に利用すれば、検察を含めた官僚が如何に押さえようとしても、先ほどの小沢一郎不起訴不当という検察審査会の決定のように、国民の超式さえ健在であれば犯罪者を少なくとも法廷に引き出して裁きを受けさせる事ができます。
例えば、野中広務氏が暴露したように政治評論屋への官邸機密費の年に1千万円もの賄賂など、このままではうやむやになってしまう事が確実な犯罪を糾弾するための試みとして、茂木の脱税事犯を検察庁に告発し、当然不起訴ないし起訴猶予になるでしょうから、検察審査会に申し立てて強制起訴に持ち込み、以後それを先例としてどしどし強制起訴を行えるようにしたらどうでしょうか。
最後の節の文章がしどろもどろ気味ですが、ようは悪人どもを検察庁にどんどん告発して、不起訴になったら検察審査会に申し立てて強制起訴に持ち込もうという事です。そのための第一弾として脱税行為が明らかな茂木を告発したらよいのではないかという事です。
ところで告発はどういうふうにするものでしょうか。非告発者の住所(犯罪行為自体は報道などで比較的容易に知ることができますが、行為者の住所は普通では知る事ができません)などは告発の必須用件でしょうか。できたら私もやってみたいと考えています。
もっとも、こういうことが頻発するようになるとアテネの貝殻追放に似た予想も考えられますが、検察の腐敗・不正がまかり通っている現状ではこういうやり方も当然のこととして行うべきだと考えます。
7行目の「数千万円の退職金をがっぽ頂戴して」というのは退職金を辞退したという情報もあり、真偽不明、
13行目の「共生起訴」は「強制起訴」、
下から2行目の「似た予想」は「似た弊害」です。
こんにちは。
筋の通った論考、どうもありがとうございます。仰るとおりだと思います。
ただ、現象をインセンティブの面から考えると、脱税に対する判断を、「告発」「世間に晒すが告発せず」「握りつぶす」等のオプションでコントロールできることは財務省、ひいては官僚機構の民間人及び政治家に対する強力な権力になっているように思います。
この裁量を封じることには意味があると思いますが、連中はこの裁量権を手放そうとしないでしょう。
もちろん、告発には意味があると思います。ただ、茂木センセイは少し可哀相な気がしますが・・・。
なぜ可哀想なのでしょうか。
同じ「日本」国民として真面目に働いているのに、例えば2^3日前の東京新聞朝刊に報じられていた建設業における「ひとり親方」制の流行で、道具も何もかも自己負担、最低賃金制度も適用されず、もちろん労災もなしでコンビニ並みの低賃金で働かされて、いいように搾取されている労働者が、国保や年金・介護保険などの保険料や消費税を加えると、年収のおそらく30%以上もの税金(保険料なども実質は税金です)を払わされているのに、茂木のようないかにも善良そうな顔つきの悪党が、たぶん実質数%以下の実質税率で済んでいるのに、欲を書いて更に脱税行為で税金をごまかし手いるのに「可哀想」も無いもんだと考えます。
所得金額とは収入から必要経費を差し引いた残額のこと。脱漏所得金額が3年間で3億数千万、そして領収証等の保存もほとんどなかったという点で、おそらく6億前後の収入があったと考えられ、同業者の所得率から推計課税されたと考えられます。
また銀行や支払調書等が収入把握の基礎でしょうが、その補足率も真実の収入には遠く及ばないでしょう。
元札幌国税局長の脱税事件に次ぐ悪質な事件だと思います。
例の国がミサイルを撃つのも安倍氏を望んでいるから、という面もあるように思います。gvrsseww
へー、知らなかったなあ
逆に、IQはせいぜい120程度。東大理科Ⅰ類になんぞ歯がたたなかった御仁が銭の高低にしか関心がないのもこれまた無理のない話。
どちらが生物のヒトとして優秀な個体であるかは歴然。