評論家・山崎元の「王様の耳はロバの耳!」
山崎元が原稿やTVでは伝えきれないホンネをタイムリーに書く、「王様の耳はロバの耳!」と叫ぶ穴のようなストレス解消ブログ。
会社は2年で辞めてもいい
5月19日の土曜日に、日本経済新聞グループが主催する「転職フェア」で1時間ほどスピーチをしてきました。会場は、六本木ヒルズのアカデミーヒルズで、11時30分から12時30分までの1知時間でした。このイベントには多数の参加者(主に20代の若者)があり、講演会場の椅子は満席で、後ろに立ち見の聴衆が多数いる、という講演しやすい環境でした(講演のノウハウ本によると、人と人の間が空くような状況は、講演がやりにくいそうです)。
話の内容は、「時間は貴重なので、20代の転職は、躊躇するな」という転職を後押しするメッセージと、「28歳までに自分の『職』を決めて、35歳までに自分の『人材価値を』確立しよう」という、大まかなキャリア戦略の考え方でした。人材価値は、ある仕事の能力があって、その能力が実際の仕事で証明されているという条件があれば、確立します。ビジネスパーソンの能力的な全盛期は、たぶん30代の前半であり、また転職もその時期までなら容易なので、30代の前半までに、ある程度仕事を覚えて、この期間を仕事の実績を作る時期として有効に使おう、というのが、基本的な考え方です。
「転職哲学」(かんき出版)などで、何度か書いたことがある内容なので、論理に迷いはありませんが、文章を書くのではなく一時間話すとなると、それなりに準備が必要なので、下のようなメモを作りました。実際に手元で使ったメモは、ワードで文字が修飾されていて、さらに、手書きの書き込みがありましたが、何を言ったかは、大雑把には、以下のメモ原稿のテキストを見ると、分かっていただけるのではないでしょうか。
城繁幸「若者はなぜ3年で辞めるのか?」(光文社新書)という、よく売れている本がありますが(新卒就職者の1/3以上、36%が、就職後3年以内に会社を辞めるのだそうです)、合わない会社/仕事だ、と思った場合には、3年も待つ必要はありません(城さんも、もちろん、待て、などと言っていません)。業種を大きく超えた試行錯誤が可能な28歳くらいまでの期間を有効に使って、自分がこれから時間と努力を「投資」して行く「自分の職」を早く見つけることが重要でしょう。
尚、この講演の準備のために、城氏の上記の本を読みました。日本の企業にまだ残る年功序列の気風や習慣を徹底的に批判しており、成果主義に反対し、年功序列制を支持する人が、同年代間の格差には敏感でも、世代間の不公平に対しては、いかに鈍感であったかがよく分かる、なかなか面白い本でした。
私の話は、現在の日本企業の人事のあり方に対する批判には共感するとして、それでは、現在、個人の立場で、特に若者が、何を考えて、どうしたらよいかを考えてみる、という位置づけのものでした。せっかくなので、若者にターゲットを絞って内容をまとめて、単行本化できるといいなと思っています。(タイトルは「会社は2年で辞めてもいい」で、サブタイトルで、若者向けの本であることを説明するということで、どうでしょうか)
働き方やキャリアの作り方は、人それぞれでしょうが、何れにしても、会社などというものは当てにならないので、特定の会社に依存せずに済むような職業人生計画を作って、実行することが重要でしょう。
●<以下、講演で使ったメモのテキスト部分です>
=============================
「20代ビジネスパーソンのためのキャリア戦略と転職の考え方」
★ 20代の会社員が「適職」に就いている可能性は小さい
「最初の仕事はくじ引きである。最初から適した仕事に就く確率は高くない」(P.F.ドラッカー)
学生の情報収集には限界がある
実際に働いてみて、自分に合うかどうかが分かる
「適職」は恋愛と同じく「出会う」もの。計画的に手に入れることは難しい
しかも、不況時に就職した人は納得の行く選択が難しかった
★ 仕事のやり甲斐の二要素(最低一つは必要)
①他人(顧客でも、同僚でも)の役に立っていて、評価されているという実感
②自分の仕事が進歩/成長しているという実感
自分の「価値観」に合わない仕事は続けても上手く行かない
★ 急に訪れた「売り手市場」は「適職選択のチャンス」!
新卒市場の加熱、第二新卒採用の活発化、転職も容易
雇用は景気の遅行指標
バブル崩壊期の若年採用抑制の反動
明らかに企業の人材政策失敗の結果
日本の人材採用は、将来の必要性よりも現在の利益の関数(半導体の設備投資と同じ)
若年採用の抑制は、企業の「未来のリストラ」だった
現在の採用計画を見て、企業に先を見通す能力など無いことを知れ!
企業に人生を委ねるな!
現在は、職業再選択のチャンス。早く自分の「職」で商品価値を持て。
★ 人材価値の構成要素(両方が必要)
何らかの仕事を遂行する「能力を持っていること」
能力が、「現実の仕事を通じて証明されていること」
キャリア戦略上はどうやって「経験者」になるかが重要
「資格」はそれほど有効ではない(多くの場合、回り道)
MBA?
国内(社会人)大学院修士/MBA??
証券アナリスト、FP、・・・???
最終的に個人の「資産」は、一に顧客、二に能力
★ キャリア戦略のポイントは28歳と35歳
遅くとも28歳までに自分の職に就き、35歳までに「人材価値」を確立することが基本戦略。
★ 28歳までの転職は業種/職種を大きく変えることが可能
「試行錯誤」が出来る数年間
「石の上にも三年」は有害なアドバイス。正しいアドバイスは「時は金なり」
※私の場合は25歳の時点で「ファンドマネジャー」という「職」を選択した
28歳迄の根拠は二つ
①35歳-5年(実績を作る期間)―2年(仕事を覚える期間)
②新しい事への適応能力の変化(?)
★ 35歳までの30代前半で「人材価値」を確立する
仕事が出来るということが、実際の仕事の経験を通じて説明できるような履歴を作る
たぶん30代前半が、最も仕事が出来るビジネス・パーソンの全盛期
「転職年齢35歳限界説」は緩和されたがまだ残っている
次の不況で復活の可能性も
自分の人材価値を確立した人は40代でも多数転職している
★ 転職は、自分でする人事異動である
転職は、単なる「職場の引っ越し」
「引っ越し貧乏」的な費用は掛かる
引っ越しで友達が増える
自分と会社は基本的に対等と考えよ
交渉の相手は会社ではなく人間である
「あと二回で決める!」というくらいの気楽な気持ちで
★ 転職の最重要ポイントは「仕事の内容」
仕事の内容を事前に確認せよ
人材価値を創る/守る
2年先の自分をイメージせよ
仕事の内容がぶれていなければ失敗しても、やり直しは利く
キャリア上のダメージは小さい
転職には不確実性がつきもの
★ 重要なのは、仕事>人>給料
お金に関して若い頃の損は取り返しが利く
自分の人材価値を確立することが重要
★ 転職活動は「猿の枝渡り」だ
先に辞めてから職を探すのは不利
キャリアの空白による人材価値の下落
精神的焦り
面接でも不利
給与交渉その他も不利
入社後の処遇にもマイナス
契約のリスク管理はしっかりと
★ 履歴書はデートの申し込み、面接は自分を売る商談だ
相手が必要とする情報に絞ってきちんと説明する
転職面接で回答を準備すべき質問は4つ
①これまでの勉強と仕事の内容
②応募先の志望理由
③入ってから具体的にどんなことがしたいか
④今の(多重転職者の場合過去も)会社を辞める理由
★(結論)転職のある人生も悪くない
転職は、職業人生の自由度を拡大する手段だ
結果的に不要ならしなくてもいいが、用意は常に必要
転職の失敗は取り返しが利く
転職の快感!
自分のことを自分で決めるスリルと満足感
<補足>
転職には、いろいろあるが、どれもあり!
1.自分の職を選ぶための転職
20代の転職、初期の転職は、主にコレ
2.仕事をより良く覚えるための転職
お金は仕事に付いてくる
3.覚えた仕事を活かす場を得るための転職
主に30代の転職
4.経済的条件を改善するための転職
プロとして自分のお金(報酬)には拘っていい。
難しいかも知れないけれど、他人と較べないこと
5.自分の自由度を改善するための転職
個人としての活動(趣味も、副業も、発言も)の自由度拡大
将来の暮らし方を考える
6.価値観に合わない仕事を避ける転職
気分は仕事のパフォーマンスに影響する
7.自分の時間を確保するための転職
自分のペースで働くことも重要
8.人間関係を変えるための転職
人同士の「相性」はある。「逃げ」を後ろめたく思うな。
以上
============================
(注:当初のエントリーで、「城繁幸」さんのお名前を、「城重幸」と誤記していました。失礼いたしました。コメント欄のご指摘により、修正しました)
話の内容は、「時間は貴重なので、20代の転職は、躊躇するな」という転職を後押しするメッセージと、「28歳までに自分の『職』を決めて、35歳までに自分の『人材価値を』確立しよう」という、大まかなキャリア戦略の考え方でした。人材価値は、ある仕事の能力があって、その能力が実際の仕事で証明されているという条件があれば、確立します。ビジネスパーソンの能力的な全盛期は、たぶん30代の前半であり、また転職もその時期までなら容易なので、30代の前半までに、ある程度仕事を覚えて、この期間を仕事の実績を作る時期として有効に使おう、というのが、基本的な考え方です。
「転職哲学」(かんき出版)などで、何度か書いたことがある内容なので、論理に迷いはありませんが、文章を書くのではなく一時間話すとなると、それなりに準備が必要なので、下のようなメモを作りました。実際に手元で使ったメモは、ワードで文字が修飾されていて、さらに、手書きの書き込みがありましたが、何を言ったかは、大雑把には、以下のメモ原稿のテキストを見ると、分かっていただけるのではないでしょうか。
城繁幸「若者はなぜ3年で辞めるのか?」(光文社新書)という、よく売れている本がありますが(新卒就職者の1/3以上、36%が、就職後3年以内に会社を辞めるのだそうです)、合わない会社/仕事だ、と思った場合には、3年も待つ必要はありません(城さんも、もちろん、待て、などと言っていません)。業種を大きく超えた試行錯誤が可能な28歳くらいまでの期間を有効に使って、自分がこれから時間と努力を「投資」して行く「自分の職」を早く見つけることが重要でしょう。
尚、この講演の準備のために、城氏の上記の本を読みました。日本の企業にまだ残る年功序列の気風や習慣を徹底的に批判しており、成果主義に反対し、年功序列制を支持する人が、同年代間の格差には敏感でも、世代間の不公平に対しては、いかに鈍感であったかがよく分かる、なかなか面白い本でした。
私の話は、現在の日本企業の人事のあり方に対する批判には共感するとして、それでは、現在、個人の立場で、特に若者が、何を考えて、どうしたらよいかを考えてみる、という位置づけのものでした。せっかくなので、若者にターゲットを絞って内容をまとめて、単行本化できるといいなと思っています。(タイトルは「会社は2年で辞めてもいい」で、サブタイトルで、若者向けの本であることを説明するということで、どうでしょうか)
働き方やキャリアの作り方は、人それぞれでしょうが、何れにしても、会社などというものは当てにならないので、特定の会社に依存せずに済むような職業人生計画を作って、実行することが重要でしょう。
●<以下、講演で使ったメモのテキスト部分です>
=============================
「20代ビジネスパーソンのためのキャリア戦略と転職の考え方」
★ 20代の会社員が「適職」に就いている可能性は小さい
「最初の仕事はくじ引きである。最初から適した仕事に就く確率は高くない」(P.F.ドラッカー)
学生の情報収集には限界がある
実際に働いてみて、自分に合うかどうかが分かる
「適職」は恋愛と同じく「出会う」もの。計画的に手に入れることは難しい
しかも、不況時に就職した人は納得の行く選択が難しかった
★ 仕事のやり甲斐の二要素(最低一つは必要)
①他人(顧客でも、同僚でも)の役に立っていて、評価されているという実感
②自分の仕事が進歩/成長しているという実感
自分の「価値観」に合わない仕事は続けても上手く行かない
★ 急に訪れた「売り手市場」は「適職選択のチャンス」!
新卒市場の加熱、第二新卒採用の活発化、転職も容易
雇用は景気の遅行指標
バブル崩壊期の若年採用抑制の反動
明らかに企業の人材政策失敗の結果
日本の人材採用は、将来の必要性よりも現在の利益の関数(半導体の設備投資と同じ)
若年採用の抑制は、企業の「未来のリストラ」だった
現在の採用計画を見て、企業に先を見通す能力など無いことを知れ!
企業に人生を委ねるな!
現在は、職業再選択のチャンス。早く自分の「職」で商品価値を持て。
★ 人材価値の構成要素(両方が必要)
何らかの仕事を遂行する「能力を持っていること」
能力が、「現実の仕事を通じて証明されていること」
キャリア戦略上はどうやって「経験者」になるかが重要
「資格」はそれほど有効ではない(多くの場合、回り道)
MBA?
国内(社会人)大学院修士/MBA??
証券アナリスト、FP、・・・???
最終的に個人の「資産」は、一に顧客、二に能力
★ キャリア戦略のポイントは28歳と35歳
遅くとも28歳までに自分の職に就き、35歳までに「人材価値」を確立することが基本戦略。
★ 28歳までの転職は業種/職種を大きく変えることが可能
「試行錯誤」が出来る数年間
「石の上にも三年」は有害なアドバイス。正しいアドバイスは「時は金なり」
※私の場合は25歳の時点で「ファンドマネジャー」という「職」を選択した
28歳迄の根拠は二つ
①35歳-5年(実績を作る期間)―2年(仕事を覚える期間)
②新しい事への適応能力の変化(?)
★ 35歳までの30代前半で「人材価値」を確立する
仕事が出来るということが、実際の仕事の経験を通じて説明できるような履歴を作る
たぶん30代前半が、最も仕事が出来るビジネス・パーソンの全盛期
「転職年齢35歳限界説」は緩和されたがまだ残っている
次の不況で復活の可能性も
自分の人材価値を確立した人は40代でも多数転職している
★ 転職は、自分でする人事異動である
転職は、単なる「職場の引っ越し」
「引っ越し貧乏」的な費用は掛かる
引っ越しで友達が増える
自分と会社は基本的に対等と考えよ
交渉の相手は会社ではなく人間である
「あと二回で決める!」というくらいの気楽な気持ちで
★ 転職の最重要ポイントは「仕事の内容」
仕事の内容を事前に確認せよ
人材価値を創る/守る
2年先の自分をイメージせよ
仕事の内容がぶれていなければ失敗しても、やり直しは利く
キャリア上のダメージは小さい
転職には不確実性がつきもの
★ 重要なのは、仕事>人>給料
お金に関して若い頃の損は取り返しが利く
自分の人材価値を確立することが重要
★ 転職活動は「猿の枝渡り」だ
先に辞めてから職を探すのは不利
キャリアの空白による人材価値の下落
精神的焦り
面接でも不利
給与交渉その他も不利
入社後の処遇にもマイナス
契約のリスク管理はしっかりと
★ 履歴書はデートの申し込み、面接は自分を売る商談だ
相手が必要とする情報に絞ってきちんと説明する
転職面接で回答を準備すべき質問は4つ
①これまでの勉強と仕事の内容
②応募先の志望理由
③入ってから具体的にどんなことがしたいか
④今の(多重転職者の場合過去も)会社を辞める理由
★(結論)転職のある人生も悪くない
転職は、職業人生の自由度を拡大する手段だ
結果的に不要ならしなくてもいいが、用意は常に必要
転職の失敗は取り返しが利く
転職の快感!
自分のことを自分で決めるスリルと満足感
<補足>
転職には、いろいろあるが、どれもあり!
1.自分の職を選ぶための転職
20代の転職、初期の転職は、主にコレ
2.仕事をより良く覚えるための転職
お金は仕事に付いてくる
3.覚えた仕事を活かす場を得るための転職
主に30代の転職
4.経済的条件を改善するための転職
プロとして自分のお金(報酬)には拘っていい。
難しいかも知れないけれど、他人と較べないこと
5.自分の自由度を改善するための転職
個人としての活動(趣味も、副業も、発言も)の自由度拡大
将来の暮らし方を考える
6.価値観に合わない仕事を避ける転職
気分は仕事のパフォーマンスに影響する
7.自分の時間を確保するための転職
自分のペースで働くことも重要
8.人間関係を変えるための転職
人同士の「相性」はある。「逃げ」を後ろめたく思うな。
以上
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(注:当初のエントリーで、「城繁幸」さんのお名前を、「城重幸」と誤記していました。失礼いたしました。コメント欄のご指摘により、修正しました)
コメント ( 36 ) | Trackback ( 0 )
« 時計と時間と... | 大相撲の八百... » |
山崎さんの書かれた事を読むと、なるほどとうなずきます。
でも私自身、就いた当初はやめることばかり考えていた今の仕事を何とかやっていて、3年経つと面白くなってきたという経験をしているので、流行に乗るようにやめてしまう若い人達に、少し違和感を覚えるのも事実です。こういう考え方、やっぱり古いのかも知れません(私は34才です)。
「これからは雇用流動化の時代」というのは、90年代後半からリストラの必要性に駆られ、人を減らしたかった企業側の都合に、マスコミが乗ってできた風潮ではないかと思ってました。これから人が足りなくなる時代、せっかく雇った従業員を長く会社にいるようにしていく(ある意味、終身雇用への回帰が起こる)のではないかと思っているのですが、どうでしょう?
自分自身、好きでも安定もしていない職業を延々と続けてきて、何とかしたいと思ってはいるのですが
どうにもならないものを感じていますので(38歳の契約社員、独身の男です)。
かれこれ12年、今の職業をやっていますが、向いているとも面白いと思ったこともありません。
まあ面白く思える仕事に就ける人などごく一部でしょうし、個人的に熱中できる趣味があるのでまだ良いのですが
問題は(上のコメントの方も書いておられますが)立場に安定がないということです。
昇給もない、毎年の契約更改でいつ首になるかも分からない(同期入社は私一人になりました)では
仕事をがんばれといっても酷な話ではと正直思います。
なお私は契約社員ですが、法的には個人事業主契約です。ですので同じ会社に何年いても正社員にはなれないし、
労災も適用されません。
周囲を見ても、新卒時にどういう就職をしたかで人生が左右されているケースが多い。
私もまともな就職口を見つけられず、アルバイトを延々と続けてこの年になりました。
今の若者は現在の30代を反面教師と見ているでしょうから、なんとかいい就職をしてもらいたいものです。
僕も転職を1度だけしましたが、結果的には、正解だったと思います。
その理由は、収入はさほど変わりませんが、仕事がずいぶんとラクになったし、休日も大幅に増えたからです。
転職する前は、「会社はどこに入っても同じだ」という”通念”に縛られていましたが、実際は、全然違うなと実感したものです。
でも、最近、スーパーで「南米エクアドルで有機肥料・低農薬の自然循環型農法を実践する田辺農園のバナナ」を見て、果樹園を経営してみたいという気持ちが湧いてきました。
もちろん、一時的な気持ちで、具体的な構想とか全く立てていないのですが、先立つモノは資金だと思うので、貯金を運用で大きく増やして、備え有れば憂い無しの状態に早く持っていきたいです。
しかし、両親は転職に非常に否定的です。
両親の反対理由として
①どこの職場も同じようなもの。今の会社で実力をつけてから。
②転職でせいこうすることはほとんどない。製造業が一番よい
確かに現状の会社には非常に不満があることは事実ですが、それ以上にじぶんが本当に「目指したい」職業があるためにキャリアを積みたいと考えていいます。
団塊の世代は転職という概念がほとんどなかっただけに今の転職する人間を一方的に「根性がない」「考えが甘い」など悪者扱いをしていますが、そういうことを言っておきながら年功序列は廃止だ(実際は残っていますが)だの時代の流れに乗っているふりをしています。
そもそも1度就職したら死ぬまで(将来的には定年がなくなる可能性を勘案してですが)護送船団方式そのものの考えがもはや古いと思いますが。
山崎先生は団塊の世代が考えることにどう思っていらっしゃいますか?少々気になります…
どうして人間は働くのでしょうか?「はたをらくにする」なんて、陳腐な信条に惑わされずに今まで仕事をしてきました。やりたい仕事もなくただ何となく働いてきました。また、世の中には働く事を放棄した人もいます。そして目標もなく、世間体のために働いている人もいます。勤め先で自分の価値を標榜しようとしている薄っぺらい輩もいます。私もそんなひとりでした。だけど今は、中小企業の名もない風が吹けば吹っ飛ぶような会社に勤めています。だけど自分らしさが発揮でき、将来の目標が持てるようになり、毎日が楽しいです。自分の裁量で、物事が進んでいくというダイナミックな経験をさせていただいております。
そして、2年後には独立するというビジョンをようやっと抱けれるようになりました。怖いですが、挑戦してみます。
山崎さんのような方な能力の高い方とは違って、本当に大変ですね。
もう3ヶ月ですよ~、
傍で見てるこっちがしんどいです。
若者向けの本、楽しみにしています。「会社は2年で辞めてもいい」は仮題ですよね?本番は素晴らしいタイトルを付けてくださいね。ためになる上に読み物としても面白いので、タイトルさえ間違えなければ<さおだけ>以上に売れるはずです。特大ホームランを期待しています。
このエントリーに格別の感謝を捧げます。
5月13日付け日経新聞の35面に山崎さんの写真を発見して、直ちに息子に切り抜きを渡し、必ずオープニングの基調講演だけは拝聴することを薦めておいたのですが、当日は万年床で白昼夢でも見ていたようです。
作業員さんのお知恵を借りてオタマでドタマを思いっきり打ち据えてやろうかとも思ったのですが、この新しいエントリーのクリッピングを作り部屋にそっと置いておこうと再考しました。
その方が逃した悔しさがつのり効果的な反省材料になりましょう(と期待)し、またこのメモのテキスト部分だけでも多くの示唆に富むとても貴重なものです(ブログにもアクセスしきっと多くを学ぶのでしょう)。
イベントのテーマは転職なので、寧ろ「オヤジが行けよ」との思いが彼にはあったとしても、転職のご体験を通じてのキャリア形成戦略の肝は職業社会人としての生き方のお話が基底なだけに是非とも受講して欲しかったと本当に残念なことをしましたと思います。
Webでの事前登録には現在の勤務状況欄もあり、これも躊躇の一因だったとしても、貴重なアドバイスを肉声とお姿に接しながら得られるのに、どうしてこうも呑気者なのか、困ったものです(親の背中をみて育つのが子供ならば一部は育てた者の自己責任とは言え)。
ご著作・単行本の発刊を心待ちに楽しみ致します(日経がDVDも検討しないかあ~と淡い期待もするものです ⇒ 日経の活路探訪への一施策とも思えます)。
将来の著作の構想案ご開示に引続き、今度はご講演者自らの要旨レジュメの公開、感謝感激感動です。ご公演と併せ志を持つ若者達にとってどれ程の頼もしい離陸誘導等となったか山崎さんの何時の真心溢れるご活動に敬意の念を新たにしたしだいです。そうそう若者達だけではありませんよ(中はとうに過ぎた)高年にとっても貴重な指針を与える荒海の心の灯台です。有難う御座いました。
鋭いご意見ですね。
企業側も、さすがに人を粗末にし過ぎて、あるいは人件費に懲りて人の採用を見送りすぎて、人材層がボロボロになってきたので、これからしばらく長期勤続を奨励するような方策を打ち出す可能性があると思います。
とはいえ、さすがにかつてのような年功序列が復活して、且つ安定することはないのではないかと思います。終身雇用&年功序列は、たまたま上手く行く企業はこれからもあるでしょうが、一般論としては、企業の競争力にとって、負担が大きすぎると思います。
>島さま
こんにちは。「35歳から、やり直せる」も大きなマーケットですね。
それにしても、現状では、最初の就職の影響が後々まで響くのですね。企業側は、採用候補者の経歴を「シグナル」として見るので、仕方のない面もありますが、リカバリーのチャンスが少ないことは問題です。ただ、個々の人の立場から考えると、リカバリーは、日に使われるよりは、自分で事業をやる方向に向かうものであるような気がします。
現在、個人事業主とのことですが、将来的には、取引先を拡大して、本当に個人事業主になるのがいいような気もしますが、どんなものでしょうか。
>Unknownさま
重幸→繁幸。訂正しておきました。どうもありがとうございます。
>まさくん様
転職が成功でよかったですね!
「会社はどこでも同じ」という大人(往々にして、自分で転職したこともない大人)の意見が間違っていることが、実感として、分かったことだろうと思います。
>心の灯火さま
ご両親様に反論しましょう。
①
・どこの職場も同じようなもの、というのは大嘘です。何回転職して、そのような結論を出したのでしょうか?
・「実力をつける」ために転職する、という考え方を採るといいのではないでしょうか。嫌々勤める職場では実力もつきにくいし。
②
・成功失敗はいろいろですが、それは、転職しなくても、同じ。やるべき仕事をハッキリさせて(←ここが大事!)転職すれば、仕事の実力はついていくことが多いでしょうし、合わない会社に入っても、やり直しが利きます。
・製造業にもいい職場はありますが、産業構造の一般論としては、モノの貿易で戦わなければならない日本の製造業は辛いはことが多いはずですし、端的に言って、製造業は給料が安いことが多い。もちろん、人それぞれですが、一般論として製造業がいい、と言える根拠が思いつきません。日本の経済の話でも、やたらに「ものづくり」に拘ることが多いのは、ちょっと心配です。
また、「根性」は、他人(会社)に従属する我慢のことを指す概念ではありません。「自分の進路は自分で決める根性」をこそ、持つべきでしょう。
「団塊」と一括りにしてはいけないと思いますが、「世の中は、思うとおりにならない」という甘くない実感を持っていることはいいのですが、だからといって、会社や国に頼るのは、やっぱり、まだ甘い。また、高齢者一般の弊害ですが、自分の経験が他人にも当てはまる、と無反省に思われるのは、迷惑ですね。時代も、個性も、ちがうのに・・・。
>アパさま
なるほど。「はた」を「楽に」ですか。何れにしても、他人のために何かする、ということなのですね。
働く意味は、「喰うために、働く!」ということで、最初はいいと思いますが、働くことが社会との関わりの中心になるので、自分が他人に対して働きかけたいことをして、働く、という方向に持って行けると、楽しいですね。
>たいやき様
ダンナ様の転職、上手く行くといいですね。
私も、何度も面接で落ちたことがありますし、転職先がなかなか決まらない状態は、確かに嫌なものです。
会社を辞めてしまっていなければいいのですが、ちょっと心配ですね・・。
辞めてしまっている場合は、キャリアの空白を作らない方がいいので、「ここまで時間を掛けたのだから」ということに拘らずに、どこかに早く潜り込んで、転職活動は密かに継続する、というような戦略も考えられます。
是非とも会社の本棚に並べておきたいと思います。
ひとつは、経営者へのプレッシャーのために。
もうひとつは、自分のプレッシャーのために。
(先輩として、後輩には多少申し訳ない、と思うぐらいが
丁度良いというのはとても勉強になってます。)
山崎さんの著書を入社日に新入社員に配るぐらいの度量の大きい(?)
会社に勤められたらいいですね。
こんにちは。
それにしても、本のタイトルは難しいですね。どんなのが、いいでしょうか。新書でと、考えていますが、いいアイデアがあったら、ご教示下さい。
>サイレントじゃないマジョリティーさま
私の話は、内容的には「転職哲学」(かんき出版)でかなりカバーできているのではないかと思います。また、楽天仕事市場で、転職関係の連載を書いていますので、そちらもご覧になってみて下さい。
http://career2.www.infoseek.co.jp/column/backnumber.html
金融機関が、新入社員(行員)に、「お金をふやす本当の常識」(日経ビジネス人文庫)を配ってくれるといいな、と思っているのですが、なかなか、そのようなことには、なりそうにありません。
新入社員といえば、「type」を発刊しているキャリアデザインセンターは、例年、入社式で、新入社員が、「キャリアデザイン大賞」の授賞式を聞く構成になっていて、今年も、審査委員の、転職の成功者を讃えるスピーチを、入社初日に聴かせていました。私も審査員だったので、「転職のある人生は楽しいぞ!」というような話をしました。
ご著作は蔵書に、またURLはお気に入り登録をさせて頂いております。息子達とは家内も入れて4人5脚で粘り強く気中(長とも行きますまい)に参る覚悟です。
では、今日はひとまずおやすみなさい。
バブル時入社の方も、40代に突入しているですね。
さて、現在、転職をご希望されているとのことですが、時間、お金、自由(仕事の内容を含む)の、何れを求めて居られるのでしょうか。時間とお金と自由の三者は、緩やかに交換可能であり(好きな仕事は、金にならない、など)、これらの交換戦略として、職業人生の戦略を考えることが出来ます。
転職をするだけなら、41歳でも、まとまった職務経歴書が書けるようなキャリアがあれば、現在の景気なら可能だと思うので、先ずは、ヘッドハンターか人材紹介業者に、相談して、「市場」の感じを掴むところから始めるといいと思います。
ただ、余計なことかも知れませんが、そろそろ将来の事も考える方が良さそうなご年齢ですね。普通に転職して、これから、長きにわたってバリバリ働ける、というケースはレアかもしれません。
チャンスがあれば、転職して職場のコンディションを改善することを目指すと共に、将来自分がやっていくことが出来る商売の種を、副業とか、勉強とかの形で、そろそろ育てることを考えるといいのではないでしょうか。
会社に仕事を100%依存していると、50歳ないし、55歳で、第一線から退いた段階で、がっくり老け込む人が多いので、気をつけて下さい。
41歳の現在、やや不満有りの状況と拝察しますが、50以降の準備で、相対的な幸福度を逆転する(本来は、他人と較べるものではありませんが、しかし・・)、というようなプランを持たれてはいかがでしょうか。
レスポンスありがとうございます。
たしかに兼業は問題ないので、現状の職は維持しつつ、別の方向で何かできないか探ってみることにします。
今もアルバイトは時々やっていたのですが、もっと何かできそうな気がするので、とりあえずは心当たりに営業をかけてみます。
私の場合、まずは複数の収入源を確保することが重要かなと思いました。
経済的なこともありますが、それ以上に精神の安定が得られるという気がしますので。
自分の経歴を考えると、いわゆるインディペンデント・コントラクターのような方向が一番将来性があると考えています。
的確なアドバイスをいただいたおかげで気分が晴れました。
これからも山崎様の本は購読させていただきます。(特に株取引の本は楽しみです)
ありがとうございました。
①どこの職場も同じようなもの。今の会社で実力をつけてから。
サラリーマンの最大の興味関心は「出世」です。
そのために、組織には私利私欲やエゴや保身が充満してます。人間やる事は外資だろうが内資だろうが、大手だろうがベンチャーだろうが、大して変わりはないので、「どこの職場も同じようなもの。」というのはある意味当たっていると思います。多少の違いと言えば、「自由だ」とか言ってるベンチャー系には、会社の成長=自分の実力と自負する成り上がりの勘違いしてる人がいて、場合によっては不自由を感じるかもしれません。かと言って大手内資は窮屈で退屈だし・・・。老舗の外資がその中間かな?という気はしますが、感じ方は人それぞれかもしれません。
②転職でせいこうすることはほとんどない。製造業が一番よい
成功の定義(出世・世間体・収入・やりたい事等々)ににもよりますが、間違っているような気がします。親の定義と自分の定義が同じなのか?精査すべきでしょう。きっと親の気に入る会社に入って後悔してるのかな?という印象を受けますが、この際、自分価値観で行動してみては?と思います。但し、山崎さんのようなスペシャリストで無い限り、今の世間では転職は2回が限度かな?という気がします。(3回以上だと選択肢が減ります。)カードはベストタイミングで切ってください。
ちなみに求人広告をよく出してる会社は、それだけ辞める人が多い会社というのは間違いないと思いますので、どういう会社なのか?よく調べてた方がいいと思います。
でも、なかなかできんわな、、、
俺の場合、両親が一気に死にまして
一応、長男坊の立場として家を何とかせねばならぬ、、、
そういう感覚がベースにあって、尚且つ、学生時代からの彼女に思いっきり振られた、、、
そういうトリガーがあったから、今の自営業の姿が構築できたわけです。
両親健在、彼女と宜しく状態なら
たぶん、リーマン稼業から足を洗えなかったっていうか
そういうこと考えないわ~
28歳ってのが1つのターニングポイントとして指摘されれるが
俺の場合、27だったわけで、ドンピシャリな頃合だったかも知れないね。
一旦、築き上げたものを破壊するのは、結構シンドイぜよ。
家庭を当時、持ってなかったから、ああいう芸当ができたのであろうと、、、
今から思えばですけどね。
本やブログなどいつも楽しく拝見せていただいてます。
転職に関する論理は、東京→東京の場合は良いと思いますが、地方在住の方で東京の企業に転職したいと思いつつも現実には厳しい方は結構たくさんいると思うのですが、地方→東京への転職についてはいかがお考えですか?
ぜひご意見お聞かせください!
よろしくお願いします。
ご苦労の末、自営業の基盤を確立された、とのことですが、何よりです。
ただ、「困った状況がなければ頑張る気にならなかった」と解釈すべきなのか、「困った状況の下でも、何とかなるものなのだ」と解釈すべきなのか、難しいところですね。
トリガーが必要だったことも現実なのでしょうが、周りのコンディションがいい方が本当は頑張りやすいのかも知れませんね。
もっともリーマンから足を洗うことの精神的な大変さは、想像できます。何せ、私は、12回も転職していながら、まだ30%くらいリーマンなので・・・。
>abcさま
細木数子もいいこと言うね。
>Unknownさま
私は、転職ではなくて、大学の段階で、地方→東京でした。29歳とのことですが、東京でも、業種・会社によっては、30歳前後の人手が不足している所がたくさんあるはずなので、取りあえず、在東京の人材紹介会社にネットを通じて複数コンタクトして、転職市場の情報を集めると共に、何度か、東京に出て面接を受ける機会を作ると、そのうちに、転職先が見つかるのではないでしょうか。
希望がはっきりしていて、それは不可能な希望ではなさそうですし、要は、活動を開始するといいのではないかと思いますが、いかがですか。求人状況は、今が最高ではないかと思うので、2-3ヶ月のうちに決める意気込みで、活動されてはいかがでしょうか。
「厳しい」というのは、何が厳しいのでしょうか。家庭の事情ですか?あるいは、採用側から受ける評価でしょうか?
前者なら、考え方は人それぞれですが、私が親なら、息子が思いきり生きてくれることが嬉しいと思います。さっさと、甘えと共に親など捨てて、東京で働くようにすべきでしょう(親は、後から、出来る範囲でサポートすればいい)。後者なら、要は、採用してくれるところを一つ見つけてしまえばいいのですから、するべき事は「心配」よりも「活動」です。
(「さん」だったり、「様」だったり、一貫性がなくてすいません。
みなさんも山崎様に敬意を払って、「様」や「先生」を使っていると思いますし、同様に山崎様もブログに訪れてコメントして下さる方に「様」付けで返事を書き込まれていると思います。
私個人では、呼ばれる時は「さん」付けがいいですね。
山崎様としては、「さん」「様」「先生」と呼ばれるとき、どれが最も違和感を感じませんか?書く側としては「様」を多様するとなんとなく、よそよそしく感じます。よろしければ、今後は統一して「さん」で呼ばせていただきたいです。)
ご返事ありがとうございます。
>今年も、審査委員の、転職の成功者を讃えるスピーチを、入社初日に聴かせていました。
そうですね。
転職業界にたずさわっている人が転職に否定的では、おかしいですよね。以前のエントリーの内容にあった、「ヤクザが博打に手を出してどうする」と親分がいうように、「自分が転職してどうする。人にさせるもんだ。」などとは言えますまい。(少なくとも、おおっぴらには。)
>何せ、私は、12回も転職していながら、まだ30%くらいリーマンなので・・・。
今では「山崎商店」ブランドを確立されている山崎様で、名刺の肩書きが何になっていてもあまり関係がないと思うのですが、そこにいたるまでは、名刺はどのように使い分けていらしたのでしょうか?
時として、会社の名刺、肩書きが役に立って、普通では会えない人に会えることもあると思いますが、場合によっては○○会社の××さんというように覚えられてしまい、自分ブランドを売り込むときにはむしろ邪魔に感じるときもあります。
特に自分の興味で自費でセミナー等に出席するときには、そこで会社の名刺を出してしまうと、資料が会社宛に送られてしまい、不都合なときもあります。
副業ではありませんが、最近、いろいろな交流会に参加することが増えたのですが、会社名のない名刺を作って、会社と個人の名刺を使い分けるか、両方とも一緒に渡そうか、といろいろ悩んでいます。
アドバイスがあればよろしくお願いします。
今回の主役こと「山本勘助」なんぞは、
人生50年の時代において、40過ぎで仕官。
おいおい、、、それって、今風にいえば~~~
60過ぎのジジーで中途入社ではないでしょうか?
ああ、そういえば、、、
「伊能忠敬」さんも江戸末期の当時で、、、
50才からの再出発だったわな。
もっとも、両者とも、大きな仕事を
こういう老齢期に於いて成せたというのは
それなりに艱難辛苦を若い頃からしてきたわけだけどな。
私は、現在40代半ばであるが
彼らのような「心身」の若さが果たしてあるのかと、、、
自問自答しなければいけないと思っておる。
思うに、一人の人間として
新しい世界に飛び立つ時の不安感に
押しつぶされる様では、プレーヤーとしては
「ア・カ・ン」、、、そういうことだろうね。
そういう「怯懦」の心を自由自在に制御しない限り、、、
世界社会という「大海原」で航海などできまいね。
せいぜい、自分の愚かさを思い切って知らしめられる
「後悔」という辛い世界に埋没するだけだろうな。
こんにちは。名刺の問題は、なかなか悩ましいですね。私は、現在、「楽天証券・・・」の名刺と「株式会社マイベンチマーク」の名刺を持っていて、前者を中心に使っています(但し、メールアドレスは、会社ではなく、自分個人のものに変えています)。会社のロゴが強調されたデザインで、裏全面に「楽天10th」と楽天の宣伝が入っているなど、個人用途で使うにはデザインがイマイチですが、私は、リーマンでもあるわけなので、これは仕方がありません。
しかし、名刺を使い分けするのは、時になかなか面倒ですし、二枚渡したりするのは美しくないし、受け取った側でも管理が面倒です。
個人商店としては、個人の名前プラス勤務先を列記した名刺を作って、一枚に集約したいなあ、という気がしています。
ただ、自分の会社でこれまでに3回くらい作ってみましたが、名刺のデザインというのはなかなかに面倒で、特に、勤務先や連絡先が複数になるような名刺のデザイン・レイアウトは、どうしたらいいか途方に暮れます。もちろん、こちらからデザイナーへの発注の仕方に問題があるのですが、今まで、完全に満足なものが出来たことはありません。
1)押しつけがましくなく、スッキリ見せたい、
2)必要な情報は網羅したい、
3)「この社名で、領収書下さい」という時に、見やすいような大きさで社名を記載したい、
という条件をクリアするデザインは、なかなか大変です。
とはいえ、自分用の名刺ぐらい、きちんと作る方がいいのかな、とも思っています。
こうしてみると、会社の名刺に、個人の連絡先(メルアド又は携帯)も記載するというのが、取りあえず、面倒くさくなくて一番ですが、会社によっては、融通が利かないので、上司と交渉したり、庶務の担当者と仲良くする必要があるかも知れませんね。
尚、このような相談をしたときに、会社の別の部署なり、さらに上司なりに、判断を求めて、リスクをヘッジするような上司は、仕事でも頼りにならないので、ついでに、上司の人物診断が出来るかも知れません。
>あきらめるな様
「後悔」に意味があるとすると、一所にじっとしていた結果起こることも十分後悔の対象になるべきだと思うのですが、人間は、しばしば、自分から動いて決めた結果だけを強く「後悔」しがちですし、それを事前に怖れたりもします。
意志決定上は、過去の「後悔」には意味がないので、このことを強く心に刻んで、「過去は、過去。問題はこれから」とつぶやいて、「後悔」を心の後景に押しやって、前向きな賭けを連続して行う、というような気の持ち方をするといいのではないかと、私は思っています。
それで、結果が上手く行くかどうかは、また、別問題ですが、別問題なのだから、はじめから気にしても仕方がない、と割り切ることにしています。
率直にでた感想としては「自分が何をしたいのか、そのためにはどうすればいいのか」これにつきますね。
自分は「何をしたいのか」ははっきりと決まっているのであとは「何をすべきか」ですね。これこそ自分に投資をしないといけませんね。
上の世代の方々は製造業(ものづくり)が絶対的な神話がまだ根付いている印象です。オンリーワンの技術があれば確かにそうなんでしょうが…
少し話が変わりまして申し訳ないのですが、転職を繰り返す人は人的な付き合い等も含め再転職率が上昇し生産性が下がる…のようなことが書いてある本(何だったかさっぱり覚えていないのですが)を見た記憶があります。
山崎先生の経験からはこのことを実感したことはございますか?
こいつが完璧にできれば、OK牧場だと思う。
でも、怖いな、なかなか出来んよってな。
突き進めるだけの「パワー」を果たして
何処まで継続できるか、、、それが問題やねん。
確かに、転職すると新しい仕事の方法や環境に慣れるために多少の時間と努力を要するので、一時的に仕事の能率が落ちる、ということはあります。しかし、転職をきっかけに、新しい環境に慣れるために努力が、結果的にある種の勉強になることがあり、経験的には、転職後1年も経つと十分に取り返せていることが多かったように思います。
適応の努力はそれなりに大変ですが、不可能ではありませんし、相対的には、一所にずっと居る人が同じペースで進歩し続けている訳ではない、ということではないでしょうか。
尚、人的関係について言えば、転職は友人の数を増やす事が多いと思います。これは、転職の有力な副産物です。
転職経験者の再転職率が高いというのは、数字は持っていませんが、その通りでしょう。一回経験すると、転職がそう大したものではないこと、転職しても何とかなることなどが、実感として分かるので、次の転職は精神的に抵抗がありません。
では、転職は癖になるか、ですが、「そのような面は確かにある」というのが事実でしょう。転職経験者は、ものごとが上手く行かない状況の解決手段として、割合直ぐに転職を考えるようになります。転職を普通のこととして考えられないことの方がデメリットは大きいと思いますが、安易に転職を考えることにも多少のマイナス要素はあります。
結論として、転職にはコストが伴うけれども、これは、吸収可能なことが多いということでいいと思います。
就職後ある程度仕事を理解して、この仕事は自分には向いてないと確信するまでの期間が、ある人には半年、また別の人には5年かかるという事もあるのでは?
そう考えると「時は金なり」は誰にとっても真理でしょうが、「石の上にも三年」も人によっては同様に真理となり得るのでは。
居酒屋で愚痴しか出なくなったら
辞めた方がいいと思う、今の職場。
でもま~シガラミだらけの人生ですから
そうもいかず、、、「赤提灯」で苦ダなんぞあげるわけだよね。
しかしながら、日本ほど駅前周辺に居酒屋とかイパーイある所、無いぞ。
これって、何やねん?
ストレス多すぎやねん。
この光景から充分読みとれまんがな~~~
きっちりしないと気が済まないこの厄介な気風。
なんとか生ないもんでしょうか???
みなさま方 、、、
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20070522i304.htm
この会社は、いつもハローワークで求人しています。
このような会社は、頻繁に求人をしています。
高い目標のための離職より、職場環境の酷さによる離職が多いのが現状だと思います。
>高い目標のための離職より、職場環境の酷さによる
>離職が多いのが現状だと思います。
yutaさんご投稿の内容に、僕も共感しました。
僕と同様に、転職して入ってきた人(税理士資格取得者)の中には、ジメジメした社風(同族経営です)がイヤで辞めたという人もいました。
その会社は知名度の有る会社なのですが、眼をつけられた社員は、社内メール・アドレスを削除されるなど、激しいイヤがらせを受けて、辞めるように仕向けられるのだそうです。
当然、職場の雰囲気も、スキあらば自分の同僚を蹴落とそう感じで満ちていて、穏やかな性格の人には勤続し難い会社だとのことでした。
この話を聞き、学校と違って、実社会は本当にコワイなぁ~と思ったものです。
「寄らば大樹」と、半ば、嘲笑気味に言われますが、非同族経営の大企業若しくはその関連企業に入るのが、結果的には安全かな?と思っています。
そして、無理かもしれないけれども、会社に頼らずに安心して生活できる資産を、早いうちに築き上げたいものです。
非同族経営の大企業でも、いやーな感じの大人のイジメはいくらでもあります。まあ、入ってみないと分かりませんし、周囲の人によって大きく違います。まや、会社自体が、時間が経つと変わることもあります。
現実には、転職の多くが、「こんな会社は、何とかして辞めたい!」という何らかの理由から発生するように思えます。「もっと向上したい」という一方的に前向きな理由から発生する転職の方が少数でしょう。
ただ、いやーな場所から去ることが出来るのですから、「転職」は、時に、人生にとって重要な手段です。
私は国際協力という分野での転職族です。大卒後、就職せず(&できず)留学のためバイトやボランティアを1年半して、海外で修士をとったあと、国内の研究職2年、海外の政府機関の専門職として3年、その後は国際機関で国を変えて2年の契約、1年の契約の仕事(専門職ですが)という感じです。この業界は35歳までは職や制度がいろいろとあるので私もキャリアと経験を積むようにしてきました。また、業界の中でも専門分野を積まないと将来の人材価値があがらないので、3年前、本来のTORと違う分野の仕事を与えられたとき、がんばって業績をあげ、今では一応その分野では専門性があるとして組織において評価を受け、また論文の発表もできました。
来年35歳にあたり、また今は出産(女性なので!)という転機を迎えるにあたって、来年あたりどのような転職をすべきか考え中です。一応、この時期を利用して新たな分野の勉強(オンラインコース)をしたり、ペーパーを書いています(私の業界はうまく物事を書いたり事業業績が評価されるので)。夫も同様な職業にいるので、これからも海外転勤をして家族が一緒にいて自分のキャリアも活かせるのが理想です。あと貯金もあるので、それをどう活用しようかという勉強も最近しています(だから経済評論役立ちます)。
ちょっと他の人とは違うので、あまり人には相談できないんですが、書かれた内容は参考になるし、今の日本人は企業(雇用)に依存しすぎていると思うので、是非出版楽しみにしています。