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【アサヒ芸能】“個人向け国債”を知っておけ

 週刊「アサヒ芸能」に連載中の『山崎元の「なっ得!オヤジのためのマネー講座」』は、WEBサイトでもお読み頂けます。(※リンクをクリックすると、新しいページが立ち上がります。)

銀行預金より安全で
国債暴落にも強い!
安全なお金の置き場所
「個人向け国債」を知っておけ


 大金の安全な保管場所について考えてみました。
 まず、いわゆる「タンス預金」は物騒ですし利息を生みません。銀行はどうかと言うと、預金保険によって元本と利息が保護されるのは「一人、一行、一千万円」までです。銀行は見かけよりも不安定なビジネスですし、そもそも銀行預金は条件が良くありません。

 結論を言うと、大きなお金を置いておくのに安心な対象は「個人向け国債」、それも「変動一〇」と略称される、変動金利で10年満期の商品です。

 まず、現時点では銀行の半年定期預金よりも利率が高く、国債なので銀行預金より安全です。
 また、一年経過すれば、ペナルティを支払うことで常に元本100%で途中解約できることも出来るため、将来高金利になったら元本で途中解約し、高い金利で債券を買うことも可能です。

 「変動一〇」は国債なのに国債暴落に強く、常にベストとは限りませんが、条件的に無難以上で、何よりも安全なのです。

 ただし、個人向け国債を売っても金融機関の受け取る手数料が小さいため、窓口で投資信託など別の手数料の高い商品をセールスされやすい点は注意が必要です。
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