韓国の人達の自然的な生活は、19世紀初頭にまで見ることが出来た。
おおらかで自然に任せたその生活は、現代のコセコセとした慌ただしさや騒音とは無縁であった。
しかしこの自然と一体化した暮らしも、日本に併合されて失って仕舞うことになる。
この時代にはまだ医学は無く、病に対してはまじないが大きな役割を担っていた。
マラリアを治すおまじない。(自分の名前を足の裏に書く)
腸チフスを防ぐ牛の頭とにんにく
しかも歴史書というものがないため、その時代の歴史は中国や日本の古書に頼るしかないのが現実である。
その時代を題材に韓国では多くの時代劇がTVドラマとして製作され、映画にもなり世界各国に国策として輸出されている。
なんと素晴らしい創造力ではないか。歴史が無ければ作れば良いのである。
まさに目からうろことはこの事であろう。
16世紀初頭の朝鮮王朝時代を舞台に実在の医女チャングム(長今)をモデルにして描かれた韓国の時代劇。
厳しい身分制度の時代に不幸な家庭環境に生まれた主人公チャングム(長今)が
シリーズ前半は宮廷料理人として、後半は女医として活躍し
「大長今(偉大なるチャングム)」の称号をもらうまでの波乱の半生を娯楽性豊かに描いた作品。
しかし実際の彼女の歴史は全く何処にも残ってはいない。