案件が・・

ひとつ片付いた。退院してきてから半年。お腹の調子が良くなかったのである。緩いのだ。あー後遺症だな・・と思ってたのだが　入院中はなんともなかったのになぜ？？だったのである。先週１０ヶ月ぶりくらいに精神科行って　降圧剤と相性の悪い坑欝剤のアモキサンをリフレックスに換えたのだが　内科の方でもしばらく忘れてたＩＢＳ過敏性腸症候群の薬　５－ＴＨ３受容体拮抗剤のイリボーとポリカルボフィルカルシウムのコロネル（これは繊維の塊）を再開してもらったら翌日には呆れるくらいにすんなりと落ち着いた。いきなりトイレに行きたくなるので　こりゃ外出無理じゃん？あーもう元の体に戻れんのか・・と途方にくれてたんだが　入院でボケたか肝心の薬を再開してなかったわけで間抜けな話である。まあまだ足腰の筋力が戻ってるわけではないが　これでいつでも京都に行ける。いくら安全策だって紙おむつにパッドは嫌だよｗ　というわけで　また京都・・入江敦彦氏の本を読んでいる。先にイケズの構造には触れたが　京都人の秘かな楽しみとか　秘密の京都とか　怖い怖い京都教えます・・なんかを読んでると　あーこういう歴史があったのかと納得するのである。どれを取ってもまあ一部の人にはすさまじく良書である。井上章一氏の京都ぎらいはベストセラーになってるが　まああれは京都の外　地元で言えばよそさんに向けて書かれた本みたいなのでいまひとつ食指が動かない。今読んでる入江敦彦氏はバックボーンが西陣なので　あたしも西陣にいたので背景が同じだからああ・・あそこね・・と理解できるのが楽である。まあどれも京都の人が再確認するために読むような本なので　よそさんには理解しずらいかも知れない。まああたしも基本はよそさんではあるが　生まれ育った三重って京都の文化圏なのですんなり理解できる。三重って東海でしょ？名古屋の文化圏でしょ？と思われるかもしれないが　あの名古屋のがさつさにあきれて　まあ魅力も無いので必然的にみんな京都を向いてるｗ　著者の井上氏って　大学は多摩美で　一応東京にもいた人だが　今はロンドン在住ｗ　は？なんでロンドン？と調べてみたら　マイノリティで相方が英国人らしいｗへーというだけでだからどうなん？という感じしかないのだが。おまけにハゲでふくよかでｗ　ほとんど京都人とは思えない風貌なのだが　知識のすごさは　さすがに地の人である。京都人が英国・・てのが普通に理解できる。アメリカ的である東京はスクラップ＆ビルドで新しいのが偉いわけだが　英国や京都は　積み上げてきた歴史が大事と思ってるので共通するのである。多少の不便さはあっても　大事にしようや的な考え方がある。なので　あたしも旧い英車に乗ってるわけである。さて千本中立売のあたりって　まあ昔の朱雀大路なんだが　都の中心だったのだけど　繁華街というか色街だったわけで　今出川まで出れば京都最古の花街の上七軒があるし　５番町夕霧楼で知られた５番町も近い。もう焼けちゃって無いが　千中ミュージックなんてストリップもあったし　マイノリティの方が集まる千本日活も健在だったりする。まあそういう土地にいたので　あたしにとっての京都って　普通に生活してた関西の都市でしかない。まあ街もコンパクトだが　やたら密度が濃いので底知れぬ深さはあるのだけど。別に京都だからいい・・とか桓武天皇が王城を定めてから１２００年・・なんて言うつもりないし　古都京都って自慢するもんでもない。ただ住んで性にあってるだけ。最後の贅沢で京都市内に一部屋欲しいのである。まあ町家に住めればらしくて格好いいんだろうが　風呂も無ければぽっとん便所　台所は通路つーか土間だし　天井高いから冬は寒いし・・まあ住みにくいものである。なんで　ワンルームのマンションでいい。京都ならどこでもいいし　そんなに長生きできるとは思えないので新築である必要も無いし。しかしだ・・京都って買い物が不便なのである。まあ西陣だと北野の商店街や千本の商店街　北野公設市場なんかあるが　ちょいと離れると何もない。大型スーパーなんか無いんだよ。今の東京の部屋は５分圏内に２軒　コンビニは４軒くらいあるので便利はいい。京都は好きだが　じゃあ京都に住んで　毎日何するんだ？と言われると　うーむなのである。まあ鴨川の土手でぼーっとしてるか　百万遍のハンバーグ屋行くぐらいしか思いつかん。拾得とか磔磔はまだ健在だけど　昔行ってたＪａｚｚ喫茶は既にない。やっぱり無理なんだよなーと思う。まあ　あたしは基本よそさんだが　偽だが京都人である。あの街が好き・・それでいいではないかと思う。京都人であることがあたしのアイデンティティだったりするのだ。