8月28日夜。
ライダーハウス『ライダー&チャリダー共和国』へ到着した僕らは、とりあえずバイクをとめて、宿の中に入る。
今までの展開なら宿主さんが出迎えに来てくれたのだが、
その人は家の前にも、中にもいない。。。
家の中にいたのは先に来ていたライダー&チャリダーの人たち。
軽い会釈だけをして自分たちはとりあえず2階へ勝手にあがり、部屋をみつけて荷物を置く。。
「宿主さんいないんかなー?」
「金払わなくていいんかなー?」
とか会話。あとベッドの下に極楽・山本の記事が載っているスポーツ新聞があった。。。
今夜はタダで泊まれるかも・・!!
しかし、期待に反してその人は現れた。
普通にお金を徴収され、そのあと下の居間に呼ばれた。これから飲むらしい。
清酒をグラスに注げてもらい、そこからおっさんの正体が明らかになった。
いきなり、
「お前らあれだな、あのよー、&#A"#)$"!)=`|+<>!!!」
最初の1,2分何言ってるか分かりませんでした。
あと、名刺をもらった。住所をみると、オホーツク海国道238号線紋別市~とかいてありました。
住所に『オホーツク海~』が付くなんてさすが北海道はでかいな。。と一瞬思ったが、おっちゃんに指摘したら
「あーこれおっちゃん作った!!だって国王だかんな!!!」
っておっしゃいました。
あっ国王なのか・・・
あっ『ライダー&チャリダー共和国』だもんな・・・
清酒をうまそうに飲み(←実際飲みやすく、おいしかった!)
KENTをうまそうに吸う
壁には新聞記事が貼ってあり、国王なかなか有名そうでした。
昔家に11トントラックが突っ込んだ記事もありました。そのことに関しても、
「あー突っ込また!!」と、たいしたことでもないかのようにあっさりと仰せられた。
そして国王は最後、満足そうにその場を離れ、就寝なさった。
次の日の朝、挨拶をしようと思ったが、姿が見つからず、僕らは次の目的地に向けて走り出しました。
国王の名言
・旅は良い思い出を作る旅、悪い思い出を忘れさせるための旅
に分けられる。
続く