宇宙人でしょ

そう、かのじょは変わっていた。

殆ど、初対面の時に、
「あなた宇宙人でしょ。隠しても無駄よ。」
と、言われた。
面倒だったから、身長150ｃｍ体重推定70kgのかのじょを見下ろしながら、
「よく、わかったわね。」
と、言ってみた。
「やっぱり！でも残念ね。あなたの生まれた星は、もうすぐ我が☆＊▼星人に侵略されるのよ。もう、あなたの帰る場所はないのよ。どうするの？一生、この地球で、宇宙人だということを隠しながら生きるの。」
笑いたくなるのをぐぐぐっとこらえて、
「そうね・・・。☆＊▼星人は優秀な宇宙人だわ・・・。をれに比べて・・・。
もう、私はこの星で地球人としていきていくしか、ないわね・・・。」
かのじょは、シラスの干物のような目を見開いて、
「いいわ、私が今から同胞にかけあって、あなただけでも助けてもらうよう、交渉してみる、待ってて。」
急にかのじょは、雑踏の中に消えていった。

後姿があるであろうあたりを見ながら、
「二度と戻って来なくていいよぉ～・・・。」
と、テレパシーを送ってやった。

・・・かのじょ以外にも、今までこのテのヒトに、
・宇宙人
・超能力者
・巫女
と決め付けられた事がある。
なんだかな～。。。