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囲碁のルール(其の三)

2006-12-04 11:37:09 | 囲碁のルール

囲碁が初めての方は、囲碁のルール(其の一)からどうぞ。

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(左図)囲碁のルール(其の二)のおさらいです。自分が取られる場所でも、相手の石が取れる場合は打てる事を、学びましたね。

黒△を取る事が出来るので、白1と打つ事が出来ます。

(右図)出来上がりの図です。

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(左図)黒からも白△を取れるので、打つ事が出来ます。 

(右図)出来上がりの図です。お気付きだと思います。せっかく黒から打ったのに、白 X と打たれると取られてしまいます。これは、元々取られる運命にあったのですね。このような状態を「石が死ぬ」と言います。逆に白の立場ですと「石を殺した」となります。囲碁の言葉は物騒ですね。

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(左図)この図は、どうでしょうか?白から X の地点に打つ事が出来ませんね。このように、絶対に取られない状態を「生き」と言います。ちなみに X の地点を「眼」と呼びます。この場合は二つあるので「二眼」です。「二眼」以上あると「生き」です。「眼」が一つしか無い状態が「死に」です。

(右図) X の地点に黒石がありません。どうなるでしょうか?

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(左図)白1と打つ手があります。黒2と打っても白3と取られてしまいます。 黒から1と打てば、もちろん「黒生き」です。

(右図)白1に黒2と他へ打っても、白3と打たれます。この図も黒が取られる運命ですね。即ち、白1と打って黒を「殺した」という図です。石を「殺す」事を覚えますと、ドンドン面白くなりますよ。ただ、「殺す」事ばかり考えていると、逆に取られる事も…。

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宿題です。(左・右図)それぞれ、どうなるでしょう?

石の「生き」「死に」を覚えたら、囲碁の楽しみが倍増します。是非、実戦で「殺す」快感を味わって下さい。

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