山羊蔵

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MUSES-C(はやぶさ)

2005-09-02 17:00:00 | 宇宙
こちらのニュースに書かれている、林公代さんが連載されている「読む宇宙旅行」というコラムを読んでいて、日本が行っている興味深い実験がありましたので紹介しておきたいと思います。

その実験に使われている探査機が「MUSES-C」(現在ははやぶさという名前らしい)です。

ミッション内容を見ると、イトカワと名付けられた小惑星に向かい、小惑星に着いた後は観測や表面からのサンプル採取を実施、その後地球に帰還するというもののようです。
で、ビックリしたのは基本的には自律制御で全部やるというところです。
地球に近い時は命令を送って届くまでそんなに時間はかからないでしょうが、今は「今日のはやぶさ」を見て頂ければわかるとおり、3億キロ以上離れてます。光速でも17分以上かかる計算になると思うので、もし地球から命令したとしても届くのにはかなりのタイムラグがあるわけです。
なので、基本的には探査機が自分で判断を下さないといけないということになるんだと思うのですが、地球から小惑星に向かって、小惑星表面に着陸したり、そこからまた離脱して、採集した飼料を地球に持って帰るっていうのを、カメラの映像とかセンサーのデータとかを元に機械が判断してやってるっていうのと、今までの探査機とかって行きっぱなしで、帰ってきてないですよね?この戻ってくるっていうのも私が惹かれた部分です。(私が知らないだけかもしれないので、ちゃんと行って帰ってきてるのもあるよと言う方は教えてください。)

宇宙へ一人旅に出て一仕事終えて帰ってくる、なんか良いなぁと思いません?
たぶん、ニュースとかでも取り上げられてるはずなのですが、知らなかったので、今後は気を付けてみていきたいと思っています。
地球からはやぶさが無事地球まで帰ってくることを願ってます。