『幻想組曲』 ~随筆 劇場~

  ~振り向くな 振り向くな 後ろには夢がない~  

読書記録 『不安の構造』 唐木英明

2015-05-27 | 読書記録
不安の構造―リスクを管理する方法 (エネルギーフォーラム新書)
唐木 英明
エネルギーフォーラム



【読書記録】


会社の社長がオススメでスタッフに配布した一冊。

「安全・安心」「科学的・心理的」という判断することにおいて、
人間の基準が感情や思い込みにどれだけ流されているのかという事。

放射能しかり、添加物しかり、様々なリスクに対して、
科学的な根拠も無い「不安な情報」にどれだけ振り回されているのかという事。

ちょっと前に読んだ、糸井重里氏の「知ろうとすること」とも根底で繋がるけれど、
正しい知識を正しく理解することが、
漠然とした不安に対する拒否感を和らげられるということ。

何を信じるかというのは、人によってそれぞれだけれど、
少なくとも、きちんとした統計的データを元にした理論と分析と、
感情的にならずに(不安をあおらずに)事実のみを発信できる人の言葉を、
私は信じるね、やっぱり。


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読書記録 『決算書はここだけ読もう2015』 矢島雅己

2015-05-27 | 読書記録
決算書はここだけ読もう〈2015年版〉
矢島 雅己
弘文堂



【読書記録】

研修の課題図書の一冊。

決算書の入門編なので、基本的には過去に読んだ様々な本の内容の再確認。
理解できているかどうかは、別にしてね。

巻末のほうの問題集は、良かったな。

やっぱ、理屈でわかったものを、実際に実務として繰り返さないとだめだわなぁ…。

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読書記録 『図解事例で学ぶマーケティングの教科書』 シェルパ 

2015-05-27 | 読書記録
図解&事例で学ぶマーケティングの教科書
シェルパ
マイナビ



【読書記録】


会社の研修の課題図書。
教科書、というだけあって、幅広く、わかりやすく、まんべんなく、という感じ。

図はわかりやすいと思ったけれど、
実際に使うことを考えた一連のストーリーのような形にしてくれたら、
もっと身近なことに置き換えながら考えられるんだろうけれど、
様々な理論や考え方を断片的につめこんだような感じになっているのがちと残念。

とはいえ、手元において意味や考え方を再確認しながら使う分には、良いのかな。


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読書記録 『強い会社が実行している「経営戦略」の教科書』

2015-05-02 | 読書記録
強い会社が実行している「経営戦略」の教科書 (中経出版)
笠原英一
KADOKAWA / 中経出版




【読書記録】


「なんとか力」というような本は嫌いだなぁと前に書いたけれど、
それと同じくらい「なんとかの教科書」というタイトルの本は好きじゃないのが本音。

でもまぁ、勉強の為に読む一冊でもあるわけだから、
教科書で良いのかな…。


経営戦略の立て方~その実現に向けたプランニングという感じの本。

ビジョンからはじめて、現状や環境の分析をしっかり行った上で、
戦略を立て、戦術を実現するための組織を作って行動するべし、という
王道をきちんと貫くための、その時々の思考方法やツールを解説してくれている。
ご丁寧に、プレゼンのアドバイスもあるので、
本当に実際に使うときの事を考えようとしてくれているのは伝わる。

ただちょっと、駆け足な感じで、著者の勢いが強すぎるなぁと思って読んでいたら、
あとがきで「飛行機や新幹線の中も活用し、2週間で書き上げました」とあったので、
大いに頷いたところ。

実行に移すまでの戦略策定をする上では、
順序だてて流れが書かれているので、傍らにおいて確認するのには役立ちそう。

これと、以前読んだプロジェクトマネジメントを両方活用できれば、
新しい事の挑戦も成功しやすくなるのかな。


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読書記録 『リーダーの易経』 竹村亞希子

2015-05-02 | 読書記録
リーダーの易経 「兆し」を察知する力をきたえる (角川SSC新書)
竹村 亞希子
KADOKAWA / 角川マガジンズ



【読書記録】


これは、先日の研修時に、講師の先生が紹介してくれた一冊。
「易経」は、いまだかつて読んだことも無かったし、
正直言うと占いの話なんだろうなぁというイメージしか無かったんだけれど、

なるほど、世の中の流れや大きな時の移り変わりに抗わずに、
今がどんなタイミングで、次に何が起こるのかということを、
感じ取れる力は、リーダーには必須だなぁと。

そういう観点から進言してくれる仲間を持つことでも良いかも知れないけれど、
最後に決めるのはやはりリーダーなわけだしね。


組織の危機管理能力は、リーダーの自己管理能力である、とか
竜の話だけに、目から鱗な感じ。


文体もやさしく読みやすくて、良著でした。
ちょっと易経にも、興味がでたなぁ。




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読書記録 『人を動かす』 D・カーネギー

2015-05-02 | 読書記録
人を動かす 新装版
D・カーネギー
創元社



【読書記録】


名著と言われていた本だし、知らないわけではなかったけれど、
改めて手に取らずにいた一冊でしたが、
会社の研修の課題図書のひとつに設定されていたので、
届いた本の中では一番最初に読みました。


さまざまな原則を、エピソードを紹介しながら説明してくれていて、
確かになぁ、という所と、さすがにちょっと苦しくないかなぁというところと。

でもまぁ、人間の心理として、素直に納得。

自分を必要としてほしいし、そうしてくれる人の為なら頑張れる。
存在を認めてもらえることで、自信がもてるし、
そうすれば周囲がどうこうではなく、自分でいられる。

なによりも、相手を否定するのではなく、
まずはその考えや人格を受け入れる。

論語で言うところの
『己の欲せざるところをは ひとにほどこすなかれ』だね。

ちょっとずつでも、そうなれるように、精進しようと思った一冊。
毛嫌いせずに、もっと早く読んでみれば良かった(笑)
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