不安の構造―リスクを管理する方法 (エネルギーフォーラム新書) | |
唐木 英明 | |
エネルギーフォーラム |
【読書記録】
会社の社長がオススメでスタッフに配布した一冊。
「安全・安心」「科学的・心理的」という判断することにおいて、
人間の基準が感情や思い込みにどれだけ流されているのかという事。
放射能しかり、添加物しかり、様々なリスクに対して、
科学的な根拠も無い「不安な情報」にどれだけ振り回されているのかという事。
ちょっと前に読んだ、糸井重里氏の「知ろうとすること」とも根底で繋がるけれど、
正しい知識を正しく理解することが、
漠然とした不安に対する拒否感を和らげられるということ。
何を信じるかというのは、人によってそれぞれだけれど、
少なくとも、きちんとした統計的データを元にした理論と分析と、
感情的にならずに(不安をあおらずに)事実のみを発信できる人の言葉を、
私は信じるね、やっぱり。