私の世界観2

　自然界の食物連鎖を考える。以前NHKの番組で海底の熱水鉱床の熱水の吹き出し口の周りで揺れていた。台所の排水口に張り付いているヘドロのような白いピラピラが、食物連鎖のスタートらしい。熱に集まった微生物が無機物から栄養を取り入れ、最初に生産された有機物がそれだ。生産された有機物を別の生き物が食べて食物連鎖が形成されてゆく。便宜上その生き物たちを「第一生産者」と呼ぼう。（どうも彼らは酸素が嫌いらしい。）以前本で読んだ知識だが、地球上で無機物から栄養素を取り入れ、有機物を生産できるのは微生物だけらしい。植物さえも、根毛の先に微生物を共生させ、彼らの力で地中から養分を取り入れている。つまり「第一生産者」以上人間までの食物連上位の生き物は、彼らが食んだ土地の範囲の中でしか生きられないということか・・・。見方によっては彼らこそが命の大地の創造主といえようか・・・？