銀色のかけら

銀魂感想と徒然日記

新・三銃士@人形劇

2009-10-12 23:01:18 | 日記

某国営放送で今日から始まった人形劇『新・三銃士』観ました!紹介番組を偶然見て、これは要チェックだと構えてましたこれは続けて観ますよ!たいっへん秀逸です!!

脚色は三谷さん、主題歌は平井堅さんと豪華なうえ、セットも人形もカメラワークもヘタなドラマより全然素晴らしい

主役ダルタニアンの声は『真選組!!土方歳三最後の一日』で土方の小姓・市村鉄之助役をなさった池松壮亮くん。函館から土方の写真を持ち帰った少年隊士やった子ですや、大きくなりましたね人形の顔は声が決まってから池松くんに似せたそう。とってもキュートですよ~髪が一か所跳ねてるんですが、女子受けを狙ったらしいです・・・分かってらっしゃる(笑)

敵役のロシュフォールもなかなか魅力的。

大河のつもりで書いてらっしゃるそうで力入ってますし、最近観られなくなった爽やかなドキワクが期待できそう!


銀さん誕生日と銀魂ジャンプアニメツアーDVD発売のお祝いに

2009-10-12 01:30:42 | ☆少しだけ…作風紹介

お祝いに書いたお話です。月見の記事も載せているように、日本人ですから昔から月は大好き紅桜篇あたりからだったか・・・銀さんには月のイメージがあります。日本で月と言えば神代の昔から男性ですしね。勝手ながら、私にとって、銀魂キャラで月のイメージは銀さんだけです

ブログには書き物を載せたことないんですが、短いし、気分で(笑)お目汚しですが(11月に紅桜篇映画化決定のお祝いに高杉を思い出す銀さんのお話『氷輪』もアップしました)



日が落ちた。

風景を蝕む闇に、昇り来た望月の光が混じり込む。
銀色の薄氷(うすらい)に包まれた夜気は浄化され、澄み渡る。




十にも満たぬ童である。
子どもらしい短い丈の着物は、座せば膝小僧さえ覗かせる。
濡れ縁に座り、投げ出した足を調子を取るように揺らしている。
秋風は草のさわめきと共に次々と駆け来ては足をなぶり、縁の下に潜り込む。
冷たくなる足先を擦り合わせ、豆粒のような童の指は、ほのかに赤らんでいた。

じっと月を見ている。
注ぐ月光は童の顔に残る夏の色を薄め、鼻を白めかせる。

「美しい月ですね、銀時」

月色をした柔らかなくせ毛を、大きく優しい手がひとつ撫ぜた。

振り返り見上げた先には、穏やかな笑みがあった。

「松陽先生」

先生と呼ばれた男は、長く垂らした白橡(しろつるばみ)の髪を揺らし銀時の隣に座した。

「俺には旨そうに見えるけどなぁ」
また月を見上げた銀時は、縁に突いた手に力を込め、いっそう足を揺らした。
師は、ひとつ笑う。
「名月を食べてしまっては皆が悲しみますよ。団子を食べなさい」

今日は中秋である。

許しを得た銀時は嬉々として供えられた団子に手を伸ばす。
小さな月を口に運びかけたところに、師が椀を差し出した。

「これが要るでしょう」

朱塗りの椀には、たっぷりと、小豆色に艶めく餡が盛られている。
銀時の顔がますます輝いた。
手にしていた団子を口に咥え、両手で椀を受け取る。
膝に載せた椀を左手でしっかりと押さえ、咥えていた団子で餡をすくうと、大きく開けた口に迎え入れた。

銀時は甘い幸せに足をばたつかせた。
「美味しいですか?」
銀時はこぼれ落ちるほどの笑みで大きく頷く。
師はいっそう優しく微笑んだ。




風が穏やかになれば、虫の声が際立つ。

「ずいぶん虫が鳴いていますね」
「んー」
頷く銀時は、口の中を満たした団子と餡を呑み下す。
「秋だもん」
秋には虫が鳴くものだ。
そう、銀時は思った。
「美しい声ですね」
遠くを見つめる師の言葉に、銀時も虫の音に耳を傾けてみる。

「松虫も鳴いていますよ」
「どれ?」
銀時には区別がつかぬ。

「銀の音がするでしょう?」

澄んだ夜気にひときわ冴える、銀色の音。

「松虫は銀色の声で鳴くんですよ」

「うん、銀色だ」

得心に銀時は目をくるめかせた。


「月も銀です」

師の横顔が薄闇の空を見上げた。
銀時もそれに倣う。

「金が太陽を表すように、銀は月を表すんですよ。月は太陽のように闇を打ち消すのではなく、闇を包み込み和らげる。冷めたように見えて、優しい光なんです」

銀時は、ちらと師の顔を見た。

――― 松陽先生みたいだ。

そう言いたかった。
だが、少し面映ゆい。
それに、師より流れ込むこの暖かさは、命を与えてくれる陽の光にも思えた。
言葉の代わりに、銀時は腰を浮かし座り直す。
師の袖に頬が触れるほど、傍に寄り添った。

「銀時、おまえも名に銀を持っていますね。素敵な名ですね」

思いがけない褒め言葉に、嬉しさと驚きで心がむずむずとこそばゆい。
慌てて団子に手を伸ばした。



「皆も家族でこの月を見ているでしょう」

師の言葉に学友の顔が浮かぶ。

「大切な人と一緒に美しいものを見られるのは幸せなことです」

ことりと、
銀時の胸に憂いが転がった。

「俺、家族いないし、月より団子の方がいいや、旨いもん」

言ってかじった団子は、先ほど食べたものとは別物のように味気なかった。


「今までは、ですね」


師は微笑みかける。


「人は、支えあって家族に成るのです。おまえにも、これから、いくらでも家族ができますよ」


食べさしの団子を持った銀時の手が止まった。
師を見るその瞳には、月の光が揺らいでいる。


「私も、おまえの家族ですよ」


師は積まれた団子をひとつ摘まむと銀時の膝に載った椀から餡をすくう。
「月もいいですが、団子もいいですね」
呆ける銀時を他所に、師は団子をほおばった。


「おまえと一緒に食べると美味しいよ」


銀時も団子を口に放り込む。

今度は、幸せな味がした。






銀時の閉じられた瞼よりこぼれ落ちた涙は髪に溶け入った。
その冷たさと窓より差し込む月明かりに銀時は目を覚ます。
ぼんやりと天井を見上げたまま、薄く息を吐く。
しばらくは、毫ほども動けずに過ごした。

優しく幸せな思い出だった。

切なく悲しみの募る夢だった。

銀時の瞳より再び涙がこぼれ、月色の髪に溶け入った。






2009.10.7


WJ銀魂『料理は根性』

2009-10-12 00:36:40 | WJ銀魂感想

卵かけご飯、私も好きですでも、神楽ちゃんが当番だと三食とも?それはキツイな・・・一日一食ならかなりいけそうですが(笑)単純な作りなんで皆さんこだわりがあるのでは?私はサラサラ派で醤油甘め、卵と醤油混ぜてから掛けます。ごま油垂らすことも

銀さんのお嫁さんに?と訊かれて言葉に詰まる神楽ちゃん。言われて想像したのかなカーネルの方がいいと言いながら料理教室行きを決めるなんて、かわいい子や銀さんのこと大好きなんですよねぇ将来、万事屋を巣立ってパピーの跡継ぎになるときには銀さんの方が大泣きしそうですけどでも、銀魂が続く限りは万事屋に寄生して銀さんや新八とけなし合い支え合い仲良くしてね!銀さんのご飯もよろしく(笑)

激烈ポケ連発のヒロインたちに同行する新八。ええ、あなたのツッコミが必要不可欠です!空知先生、面白かったです~

さすが皆に愛されてる銀魂ならではのヒロインです!

今回のヒロインたちの台詞も固有名詞ただ漏れでしたが、かげろうお銀のくだりが一番ドキドキした・・・大丈夫?

銀魂モバイル、めっさ楽しみです今でも携帯は銀さん着せ替えだしメールの着メロは十四郎の「真選組だ!御用改めである!」ですが