古代ローマ帝国最盛期において、
その領土は、
北はブリテン島から南に向かえばイベリア半島からジブラルタル海峡を渡ってアフリカ大陸海岸沿いに及び、
そこから東にエジプト、パレスチナと地中海沿岸部を完全に掌握していました。
何故、これほどの領土を必要としたのでしょうか?
その一つの答えが、
「農業生産性の低さ」です。
古代ローマ帝国華やかな頃、
「鉄器」は使用されていましたが、
中世のそれ . . . 本文を読む
ブラジル出身・魁聖「W杯見てない」サッカー嫌い(yahoo記事)
上記記事を要約すると―
幕内・魁聖関はブラジル・サンパウロ生まれでありながらサッカーへの興味が希薄であり、
巷間で話題のサッカー・ワールドカップも歯牙にもかけず相撲道の研鑽を積む日々。
このような異端児の存在を紹介しながら、
「ブラジル生まれ = サッカー好き」
だとタカをくくる世相に警鐘をならしている記事です。
この「 ~ . . . 本文を読む
SNS上でのワールドカップへの関心度、世界230カ国中1位が日本 - アドビ
ヤフーに掲載されているこの記事並びにコメント欄のなかで―
世界230ヶ国の中で現在進行中のサッカー・ワールドカップについて、
最も関心を示しているのは意外なことに日本人なのだと述べられています。
だが、この結果は至極妥当なものではないかと想います。
その論拠は、
「日本は四つの国境の大部分が一致しており、国民の潜 . . . 本文を読む
Google八分という言葉を御存じでしょうか?
「Google」とは検索エンジンを主要コンテンツとして、
開業から僅か15年あまりにして世界中を席巻している情報通信企業の雄ですね。
Googleは検索エンジンや翻訳ソフトそしてメールなどを無料で提供しているため、
先進国では、
それらのサービスを重宝している人達が大多数となっています。
裏返して書けば、
Googleから供給されるウェブサービ . . . 本文を読む
「5時の時報をお知らせしました。それでは、株と為替の値動きから― 」
NHKニュースの冒頭で耳にした紋切型の台詞ですが、ここ数年は全く聞かなくなりましたね。
それもそのはず、
「時報」というものが「地デジ」では報じられないからです。
「地デジ」への完全移行が終了したのは、
3~5年前ぐらいだったのではないでしょうか。
それ以来、時報というものはTVから忽然と姿を消してしまいました。
「 . . . 本文を読む
「投機」という単語が新聞紙をはじめとするメディアの中で散見されるようになって久しい。
では、一体「投機」とは何なのだろうか?
一般的には、
「短期的な金融商品の売買によって利潤を得ようとする試み」
といったように解釈されているようだ。
だが、この説明では釈然としない方々も多いのではないだろうか。
今日は投機とは一体何なのか、少しだけ掘り下げてみたい。
図1 実体経済のあらまし
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アメリカでは刑務所が民営化されたため、
営利目的で刑務所が運用されて混乱を来している。
他方、
我が国の刑務所は依然として国家管理下にあり、
囚人がタダ同然で民間企業の安価な労働力として駆り出されるといった悲惨な状況には陥っていない。
だが、問題が無いわけではない。
出所者のおよそ「四割」が再び刑事罰の対象となり、
刑務所に舞い戻っているというデータがある。
その中には、人を殺めて「無期懲 . . . 本文を読む
日本の火力発電所といえば海岸沿いにあるのが定番となっている。
だが、それがそのまま世界の相場とはならない
欧州では火力発電所が内陸にあるケースの方が多いのだ。
何故だろうか?
一つにはルーマニアのような海に面していない国家がチラホラと顔を出しているという要因もある。
だが、
「欧州大陸に縦横無尽に張り巡らされたパイプライン」の存在無しにはこの問題は語れない。
欧州はカスピ海のバクー油田から採 . . . 本文を読む
一人一票の議会制民主主義が、
欧州諸国で燎原の火の如く広がっていったのは、
意外に遅く、
1900年代に入ってからのことである。
従前は、
民主的な選挙といっても、
現代でいうところの何十億円という富を持て余す資産家達のみに参政権がある、
「資産政」の選挙であった。
全人口の1%が選挙に参加出来ていれば御の字という、
大衆の意向を反映しているとは、とてもいいがたい代物であった。
潮目が変 . . . 本文を読む
ローマ帝国において、
キリスト教が国教となったのは392年とされるが、
その地位を盤石としていく過程で、欧州版の焚書坑儒があった。
まず、ギリシア地方で行われていた「オリンピック」を中止した。
オリンピックというのは、ゼウスを始めとするオリンポスの神々を祀る祭典だったからだ。
一神教であるキリスト教は他の宗教との親和性が限りなく0に近く、土着の他宗教に次々と引導を渡していった。
これが坑儒、思 . . . 本文を読む