大恐慌!? その82 米小売り売上高の基調は弱く、3月も期ずれの影響大 |
・チェーンストア売上高指数 前年同期比(直近4週)
4.9%⇒4.0%⇒2.3%⇒2.1%(4/21で終わる週)
・米大規模小売店売上高・レッドブックアベレージ指数(店舗数調整後)
4月21日終了週 前年比-0.2%
4月 前年比 0.0%
4月 前月比 -4.2%(季節調整後)
まだ2週間だけなので、いかなる結論も時期早尚だが、特にレッドブック指数の下げが驚異的。いつ以来という情報は無いが、私が過去1年以上フォローする中では、ここまでの減速は無かった。インフレ調整すれば、チェーンストア指数はゼロ成長前後、レッドブックは明らかなマイナス成長と言う様な水準であろう。第1週は前回書いた3月との月ズレの影響としても、それが来週以降も続く様だと、いよいよ来るべきものが来つつあるというべきか。
ミシガン大学指数に続き、消費者信頼感指数も昨年8月以来の水準まで低下しており、個人消費が減速するのはそもそも全く違和感は無い(※1)。既に実質ベースでの米小売り売上高の成長ペースはかなり弱っているため、一段と弱ると個人消費もゼロかマイナス成長が見えてくる。
また、グリーンスパン氏が指摘する資産効果も徐々に効き出してもおかしくない。http://blogs.yahoo.co.jp/toushizantetu/47915151.html
※1 消費者信頼感指数グラフ http://www.daikiusa.com/indicators/past/consumer_confidence.html |
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NY 2007/04/24(Tue) | |
4月消費者信頼感指数:104.0 | |
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world_2050さんのブログは
とても参考になります。
お忙しいとは思いますが、
これからも米国経済の辛口な切り込みを
期待しています。