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世界の将来について、一緒に考えていくブログ
-2006年から大恐慌の到来を予想
-6年半ぶりに投稿

大恐慌!? その85 米個人消費に変調の兆候。。。

2007-04-26 21:50:35 | 世界経済

大恐慌!? その82 米小売り売上高の基調は弱く、3月も期ずれの影響大
でも書いたが、米経済の虎の子個人消費に変調の兆候が見られる。

・チェーンストア売上高指数 前年同期比(直近4週)

 4.9%⇒4.0%⇒2.3%⇒2.1%(4/21で終わる週)

・米大規模小売店売上高・レッドブックアベレージ指数(店舗数調整後)

 4月21日終了週 前年比-0.2%

 4月 前年比 0.0%

 4月 前月比 -4.2%(季節調整後)

まだ2週間だけなので、いかなる結論も時期早尚だが、特にレッドブック指数の下げが驚異的。いつ以来という情報は無いが、私が過去1年以上フォローする中では、ここまでの減速は無かった。インフレ調整すれば、チェーンストア指数はゼロ成長前後、レッドブックは明らかなマイナス成長と言う様な水準であろう。第1週は前回書いた3月との月ズレの影響としても、それが来週以降も続く様だと、いよいよ来るべきものが来つつあるというべきか。

ミシガン大学指数に続き、消費者信頼感指数も昨年8月以来の水準まで低下しており、個人消費が減速するのはそもそも全く違和感は無い(※1)。既に実質ベースでの米小売り売上高の成長ペースはかなり弱っているため、一段と弱ると個人消費もゼロかマイナス成長が見えてくる。

また、グリーンスパン氏が指摘する資産効果も徐々に効き出してもおかしくない。http://blogs.yahoo.co.jp/toushizantetu/47915151.html

 


※1 消費者信頼感指数グラフ

http://www.daikiusa.com/indicators/past/consumer_confidence.html


NY 2007/04/24(Tue)
 4月消費者信頼感指数:104.0

米民間調査機関コンファレンス・ボード発表の4月消費者信頼感指数は、104.0となった。前月の108.2を下回り、市場予測105.0も下回った。

現況指数は131.3となり、前月の138.5から低下した。また、先行きの景況感を示す指数も前月の87.9から85.8まで低下している。

項目別では、雇用が十分にあるとの回答は27.8%(前月は30.3%)、所得増加を見込む回答が17.0%(同18.0%)、雇用の拡大を見込む回答は12.9%(同12.7%)となっている。

マーケットでは、ガソリン価格の高騰が消費者心理を悪化させていると評価されている。雇用環境が良好な事で可処分所得は高水準を維持しているが、ガソリン支出の増加が他の財サービスに対する支出を慎重にさせている模様。
 


2 コメント

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Unknown (toushizantetu)
2007-04-27 09:31:19
トラックバックありがとうございます。
world_2050さんのブログは
とても参考になります。

お忙しいとは思いますが、
これからも米国経済の辛口な切り込みを
期待しています。
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Re: (world_2050)
2007-04-28 20:27:44
ありがとうございます。他にも書きたい情報は色々とあるのですが、本業で十分な睡眠時間も確保できない様な生活が続いているので、これだけは伝えなきゃ、という様な情報を厳選して、何とか続けたいと思っています。
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