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every word is just a cliche

聴いた音とか観た映画についての雑文です。
全部決まりきった常套句。

Crustal Movement Volume 03 - SF mixed by MOODMAN

2013-07-31 | TECHNO
Crustal Movement Volume 03 - SF mixed by MOODMAN
Crustal Movement Volume 03 - SF mixed by MOODMAN [CD]

Moodmanの何が凄いって、その情報処理能力の高さだ。

広告代理店で働きながら毎週末どこかしらのクラブをロックしている…・・・というライフ・スタイルもそうだが、出演するパーティごとにパーティのコンセプトに沿ったスタイルのDJ(ディープハウスだったり、ミニマルだったり、マイアミベースだったりデトロイトテクノだったり)を披露するその引き出しの多彩さに毎度毎度驚かされる。

多彩なスタイルを持ったDJはMoodmanに限ったわけではないが、同時期に様々な引き出しを開けられるというのでは他を寄せ付けない。しかも、どのスタイルにしても定番、裏定番まで網羅し、隙間まで埋め尽くすほど掘りまくって、ディープなアーカイヴを構築しているんである。しかも、前述のライフ・スタイルで過ごしながら! その情報処理能力の高さには驚きを隠すことが出来ない。



DJ NOBU,Shhhhhと三作同時リリースになった三枚のMIX CDのとりを飾る格好となった『Crustal Movement Volume 03 - SF mixed by MOODMAN』はMoodmanが今までに出したどのMIX CDよりも、その情報処理能力の高さが如実に出たMIXになっている。

Moodmanはインタビューで「あいだ」を見つけ出す醍醐味を語っている(ele-king | 2013年ミックスCDの旅)

『Crustal Movement』は三枚とも"越境"、ボーダーを乗り越えていくことをテーマにしているように感じたが、MoodmanのMIXは手数も多く(31曲!)、1990年代初頭のインテリジェント・テクノから昨今のダブステップまで鮮やかに越境してみせる。


Terrace - No More Video - Back-Flash - Djax 203


初期のCarl Craigに影響を受けたと思しきインテリジェント・テクノを鮮やかに今日的にMIXしているのは流石の手腕だし、"ダブステップの動きは90年代前半のインテリジェント・テクノを彷彿とさせる"という批評眼も相変わらず鋭い。

ピッチを合わせてエフェクターで曲を再構築するだけがDJではなく、批評眼をもって選曲し流れを組み立てるのもまたDJの手腕なのだ・・・・・・ということを改めて思い知らされるMIX CDだ。

これがnet上で曲名、アーティスト名がわかる状態、即ちライセンスを取って公式に出たということの意味は大きい。


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