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Swallowtail

着物のこと。歌舞伎のこと。
私のもとにやってきた小さな命のこと。
新米ママが綴る日々の徒然☆

「中村吉右衛門の歌舞伎入門」

2010年04月07日 | 歌舞伎
NHK教育の「日本の伝統芸能」
先週から中村吉右衛門さんが講師の歌舞伎入門を放送しています。


今日は第二回放送。熊谷陣屋を題材にした「義太夫狂言」の回。

あらすじまでかなり詳しく紹介していたので、
4月第一部の予習のつもりで見ていたのだけど...
幕外の「16年はひとむかし」見て、泣けてきました。
名場面なので、本などで読んで知っていたのだけど
字面で見るのとはワケが違う。
そんなのわかっちゃいたけれど、やっぱりすごいな。

観劇当日がますます楽しみになりました!


今日のテーマは義太夫狂言、としていたけれど、
主題は「歌舞伎の継承について」だと感じました。

心の内面を丁寧に描く播磨屋の芸を受け継いで、
そして次代に伝えていくこと。
「毛谷村」を染五郎さんに教えている映像(平成19年撮影)が
流れたのですが、ものすごい気迫&愛でした。
その姿から感じたのは、
「役目」とか、「仕事」とか、じゃなくて、
「伝えることが人生!」ということ。


かっこよすぎです。


先週放映した第一回では、歌舞伎の劇場がテーマで、
25年前、四国・金丸座で撮影された
若き吉右衛門さんの映像が紹介されていました。

江戸時代の芝居小屋の風情そのままの金丸座。
慣れない劇場での歌舞伎上演の復活をするために
苦労もあったと思うのですが、
それを感じさせない、ワクワクした少年のような表情が映し出されて、
それがとても印象的でした。


その役者さんが25年後、次代の役者に技を伝えている姿を見て、
歌舞伎は、自身の芝居をさらに深化させながら、
受け継いだものを次の世代に継承するというリレーなんだ。
そして、途切れないリレーを実現したのは、
ひとりひとりの役者さんの努力の賜物なのだなあ
と改めて思わされました。

実は第一回、第二回と録画して、今日続けて見たので、
特に強く感じたのかもしれないですが....


いろいろな角度から、歌舞伎を紹介してくれて、
私のような歌舞伎初心者には、本当にありがたい番組です。
来週水曜日も楽しみです♪


そして、吉右衛門さん大好きな私は、
司会の片山アナウンサーがうらやますぃ
なんとか私があの席に座ることができないかな~と
一秒くらい本気で考えちゃいました☆
(本当はもっと長く妄想してました...)


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2 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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播磨屋さん (にしどん)
2010-04-13 20:47:16
私もNHKの歌舞伎入門、録画してます!
4回分まとめて観ようと思って、まだ観てませんが・・・。
Littyさんは(こういう呼称でよいのでしょうか?)、播磨屋さんがお好きなんですね。
歌舞伎初心者なので申し訳ないんですが
播磨屋さんって、吉右衛門さんだけなんですか?
もしそうなら、播磨屋さんのお芝居はどなたが継承なさるのでしょう?
お子様がいらっしゃるのでしょうか?
疑問文だらけですみません。
返信する
>播磨屋さん (Litty)
2010-04-14 01:19:38
>にしどんさん

コメントありがとうございます。
私も歌舞伎初心者ですよ♪
初心者同士ってことで!どうぞよろしくお願いします(^^)


屋号が「播磨屋」の役者さん...中村吉之丞さんもそうですし、吉右衛門さんの一門の方(お弟子さん)も播磨屋ですよ。

中村吉右衛門さんにはお嬢さんが4人いらっしゃいますよ。

>どなたが継承なさるのでしょう?

という質問の答えは、私には分からないですけど、
吉右衛門さんも、初代が築き上げた芸を次代に伝えていくために誠心誠意取り組んでいらっしゃるというのが、歌舞伎入門の第二回でよくわかりますよ。
にしどんさんは、まだ番組ご覧になってないようなので、あんまり書くと、ネタバレになっちゃいますが...「秀山祭」や、毛谷村のお稽古のシーン等です。
番組、見てみてくださいね♪
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