風に乗れ -Winddriven Current-

ワイヤーフォックステリアのナイトさんとORIXを応援する日々
“Challenge Together @KOBE”

苦労人・救世主

2008-10-29 | Bs-栄光の真紅と蒼 
ちょっと信じられないですね。
戦力外通告のお知らせ(オリックス・バファローズ公式)
ユウキ・牧田が戦力外という発表。
牧田は球団フロント入りの予定。



■スペランカー救世主

ユウキは常にケガと戦いながらも、帰ってきたときにはとても精神的にタフになって何度もチームを助けてくれました。

2002年、加藤伸一のFAによる人的保障でBW入りした年も、最優秀防御率賞を獲得した金田ですら4勝だった貧打線を抱えながら、後半だけで7勝をマーク。
その後、非常に大きな怪我をリハビリで乗り越え、2006年は強力なリリーバーとして夏場は無くてはならない存在に。
2007年、先発陣が相次いで不振に喘ぐ中、中継ぎから急遽先発に指名されローテ入り。

結果的に最後のヒーローインタビューとなってしまった2007年8月12日は、青森に異動になってた私も大阪で観戦し、見ることは出来ました。
2007-08-12 Bs 4 - 1 H

他にも・・・
2007-05-20 Bs 5 - 2 L
先発に抜擢された最初の試合。7回途中まで無安打投球の衝撃的な復活劇でした。

2007-06-02 Bs 6 - 2 YB
順調にローテを守り通し、超スローボールも有効に使われた横浜戦。


ユウキのエピソードについて、詳しくは、ユウキ(野球)-Wikipediaもご参考に。
人的保障で手放した近鉄球団に対して、暴言とも取れる報復宣言もありましたが、
近鉄との合併が決まった最後の2004年9月27日の試合、梨田監督の胴上げにBWのユニフォームを着た大島公一、吉井とともに、
ユウキも胴上げに参加していたのが印象的です。


に、しても、相当苦しいはずのリハビリを1年続けた挙句のこの仕打ちというのは、いかがなものだろか。
本人も、毎朝練習開始の2時間前には合宿場に来て相当真剣に取り組んできた、そのモチベーションは何のために?
現在トライアウトも、入団テストも受けられない状態のまま、手放すというのも、人道的にどうなのか。

こんな状況の中、本人がブログで心境を語ってくれています。
2008-10-28 ショック-ユウキ公式(LockerRoom.jp)
こういうときにファンに報告してくれる選手というのは、人柄も尊敬します。

通告を聞いた私ですらショックなのですから、本人は相当なものだと思います。
10年近くも痛みに耐え、リハビリを続けてきたのは、ひたすら野球を続けたい一心だったからでしょう。
清原よりも長いリハビリをしていたんじゃないでしょうか。

その痛みや苦しみのわかる選手というのは、同じような境遇に会った後輩にいろんなアドバイスができると思うんですよね。
いずれにしても、貴重な存在だと思ってました。

・・・ただ、とにかく残念です。



■苦労人と呼ばれるも




牧田選手も、まだまだ現役で若手の見本になり得る存在だと思ってました。
サードのレギュラー争いに来年も食い込んできてくれると思ってたのですが。

ドラフト11巡目で28歳での入団と、これまでも苦労が付きまとったと思います。
2006年は、牧田さんがチームを救ってくれたことも多々、ありましたね。
清原のサヨナラ満塁弾が出たのも、クルーンから牧田さんがヒットで出塁したのが足がかりでした。

当時の記事です。
ノリの代役は、プロ5年目 32歳 牧田(読売新聞)

また、2005年頃のサーパスでのヒーローインタビューでは・・・
牧田勝吾バク転(ASKビデオβ) ※動画、音でます。
という一面も。

人望もあり、ファンに対してもとてもソフトに大事に接してくれる、とても魅力的な人です。
きっとスカウトになっても、若い有望な人材を向かい入れてくれることでしょう。



今後のお二人に幸多かれ、と常々思います。


2008年の野球観戦記のまとめ (観戦成績17勝20敗)

にほんブログ村 野球ブログ オリックスバファローズへ 
時間とお気持ちに余裕のある方は、ぽちっと1回どうぞ。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿