風に乗れ -Winddriven Current-

ワイヤーフォックステリアのナイトさんとORIXを応援する日々
“Challenge Together @KOBE”

スピードと身のこなし

2009-12-11 | Baseball-Bs以外 
さすがに阪神赤星引退の話はいろいろ考えさせられました。
とにかく、プロとして出場する限りは、無理を圧してでも全力でぶつかる覚悟で望み、
という流石プロ、という選手であることはわかりました。
(考えてみたら、新庄の引退時も同じ話なのかもしれません)

特に、体の小さい選手なら、大男の怪力に匹敵するスピードと身のこなし。
それが持ち味ですもんね。



(その相対的なヤツを引き合いに)






(オリックス、スタメン紹介ビデオより)


わかります?
繰り返しますが、この怪力男の迫力に匹敵するスピードと身のこなしで、同じ土俵にいるわけです。

あれですよ、
プロ野球界の中では身丈の小さめな阪神平野・オリ後藤・大引・大村・ハム賢介といった選手たちも、
そういう覚悟の中でやってるのかと思います。
あ、ソフトバンク本多、川崎もか。


体が資本の野球選手、
しかも現役引退後にどういう職につくかわからないだけに、余計に体を壊すわけにはいかない。

そう思うと、選手にとってケガというのは、よけきれない死球でも後悔は大きいのではないかと考えます。

球場で見ている側としても、
・出ている選手は、全力プレーを望む。
・別に試合で凡退しても、痛みに耐えながら頑張っているんです、とかいう主張はいらない。
・痛みを圧して出場しても、全力プレーをしない選手なら出なくてよい。
・他の全力プレーをする若手選手に交代せよ。

そういうことになります。

また、600打席のうち30本ホームランを打ったら拍手喝さいの怪力タイプとは違って、
守備と走塁を得意とするならば、その失敗は許されないというもの。

(そうはいっても全力で全打席に向かっているのは皆変わりないと思いますが、
ホームランを打てるかどうかは、ギャンブルに近いところがありますよね。)


何が言いたいかというと、
できるだけ無理をしないプレーで延命するよりも、
短命でも、そのワンプレーに全てを捧げることができる選手は流石だ!と讃えたいのです。

赤星選手のプレーは、もっと沢山見たかったと思いますが、
もう限界だとプロの本人が認めたわけですから、ここに至るまでのプレーが全てと認識しないといけないのですね。

3年前も、ダイビングキャッチで壁に激突しながらボールを落とさなかった平野恵一のプレーについて是非がありますし、
それが契約更改の際にプロとしてのプレーの価値まで発展する話がありました。

そのワンプレーで命がけで戦う選手達にとっては、プロとして、稼ぐため、見世物としても、
価値があると思ってダイビングしているわけです。
(もちろん追っている白球を落とすわけにはいかないという意地で飛んでいる、と思います)

その裏には、いろんなエピソードを含んでいることもあります。
たとえばオリックス時代の平野恵一の場合とか。


となると、見ている側としては、ボールを取れた、落としたという結果以上に、
選手が飛んだことを含めて命がけのプレー自体を見逃さないように目を配る必要があるように思います。

「なんで取れんかったんじゃボケ!」という結果の話だけなら、こういう経緯を見逃していることだってあるわけで。
それはなんだかもったいない話。


でも、
そんな中で、ダイビングキャッチの成功はホームラン以上に美しくて衝撃的です。
それを見ることができるのは、最高にラッキーだと思います。





もちろんケガはほしくありませんが、これが自身の売りだとするなら恐れずに飛べ!


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