エセ社内SEの鬱日記

鬱になったエセ社内SEがぬるくやっているブログです。

クラスター爆弾規制について

2007-02-26 00:09:52 | ミリタリー
ノルウェーで開かれていたクラスター爆弾の規制会議で日本が賛成しなかった事
をとやかく書いている某新聞社がありますが、日本が賛成しなかった事の方をほ
めたいですね。

確かに不発弾率が高いのは問題かもしれませんが、少なくとも面制圧を可能とす
る兵器でこれに替わる物は無い訳ですから、対人地雷の廃棄の様には行かない筈
です。特に日本の場合限られた兵力で侵攻してくる敵兵力を削る必要がある以上
は装備品から外す訳には行きません。

そもそも不発弾が地雷化してしまい、戦後民間人に被害を与える事が問題なら、
調達価格がかなり跳ね上がりますが、新型を買えば被害にあう数は劇的に減らせ
るはずです。それなのに、一気に廃止すべきだとヒステリーを起したかと思える
様な極論に走るのは如何なものかと思います。
まぁNGOに関しては感情論が先走っても仕方が無いとは思いますが、ノルウェー
政府は外相が禁止すべきだと堂々と発言していますが、自国がロシアに隣接して
いる事を考えれば、多数の兵力を少数で迎撃する必要をもっと理解するべきです。

ただ、純粋に兵器としてのクラスター爆弾を考えた場合、将来的には全ての子爆弾
がIFFを持ち、自軍の兵士の傍では爆発せず、一定時間が経過した時点で自爆等に
より無力化する方向に進んでいく事は間違いないでしょう。
戦後の民間人の被害云々より、戦闘を行っている自軍兵士に被害を及ぼさない為に
も、各国の軍はそちらを望むはずですから。

通りすがる人さんの意見

2007-02-24 23:55:23 | ミリタリー
コメントにコメントを繰り返していくと判りづらくなるので、
新規投稿にします。

通りすがる人さんのおっしゃるF-15の改修でAAM4やAMRAAM対応の
改修がもしPre-MSIPの機体にも行われるのなら、私もある程度同
意します。確かに空自は第一線機優先主義なので、作戦支援機の
類が寂しいですから、電子戦機(エスコートジャマーの方)やMC2A
の類の増強が出来ればそれに越した事は無い訳です。

ただ、Pre-MSIPの機体にAAM4やAMRAAMを乗せるとすると、機載コ
ンピュータの換装とMIL-STD-1553データバスへの対応、それに計
器類の更新も必要になるので、結構金額がでかくなるんですよね。
それにプラスして技術実証機から国産戦闘機開発への移行がすん
なり行けば良いんですが、メインエンジンのXF5-1が果たして要求
スペックを満たせるのかと言う不安と、もし満たせたとしても稼動
率が維持できるのだろうかと言う心配もある訳で、F-15改修機だけ
で国産戦闘機まで持たせるのは厳しいと思います。

この辺の開発遅延の可能性を考えると、やっぱりF-XでF-22が買えれば
べすと、もし駄目ならスーパーホーネット辺りをライセンス国産して、
Pre-MSIPを置き換えた上で、もうちょっと製造技術の蓄積を行って、
その上で心神ベースの国産機がF-XXとしてF-15改が置き換えると言うの
が夢と現実の中間辺りかなと思う訳です。

ラプター来日

2007-02-20 23:10:12 | ミリタリー
ちょっと外しましたが、ラプターが嘉手納に到着しました。
2回も延期していたので、ひょっとすると来ないのかなぁと
思っていたのですが。。。

まぁ中国と北に対するアメリカの意思表示兼日本が本当に
ラプターを買う気があるのかと言う辺りの交渉用と言う所
でしょうか?

まぁラプターを購入となった場合にはライセンス生産はま
ず認められないでしょうから、FMS経由での購入と言う事に
なると思います。これをして稼働率が低くなる事を懸念さ
れている方が多い様ですが、私はアメリカ側に嘉手納に
日米共同でラプターの修理機能を持たせれば良いと考えて
います。ここはその組織の給料は全額日本が持つ代わりに、
空自の整備スタッフもそこで勤務する形を取れば、そこまで
の稼働率低下は無いと思うのですが。
もちろんライセンス生産が出来れば、それに越した事はあり
ませんが、アメリカの議会と日本の財務省が許してくれない
でしょうし。
なのでF4代替のF-XはF-22のFMSでの購入とし、Pre-MSIP
のイーグルの代替であるF-XXを、スーパーホーネットか若しく
はF-15SG辺りをベースにしたF-15EJのライセンス生産と言う形
を取るのが良いのではないかと思います。

ただ、ここで悩ましいのがスパホとF-15EJのどちらが良いのかと
言う事です。ATD-Xの次に今度こそ純国産を狙っている三菱辺り
にしてみれば、その前の腕を磨く訓練としてこのライセンス生産
を使いたい訳で。それだとF-15EJのライセンス生産にそれ程のう
まみが無いんですよね。それだったらスパホの方が余程参考にす
る点が多い訳で。ただ、運用側の空自にしてみれば海軍機である
スパホは勘弁して欲しいと言う事がありますし。
この辺どうなるか、まだまだ分かりませんね。

ただ、一部で出ているタイフーンに関しては、まずありえないで
しょう。今までヨーロッパ機の運用の経験が無いのですから。
それこそスパホより空自は難色を示すでしょうし。

まぁスパホもタイフーンも空中給油がドローグ方式なので、そこは
改造するのか、それともヘリ用にドローグを装備する予定のKC-130
(それともMC-130になるのかな?)で給油し、KC-767Jの仕様を変更
するのかのどちらかを行うのでしょうか?
(個人的にKC-767Jのドローグ方式の排除とKC-767J自身の空中
給油受油口の廃止は失敗だったと思ってますので、両方行って欲し
いと思いますが。)

いずれにせよ、ラプターの着陸シーンを見たときは感動しました。
ぜひ日の丸ラプターが見たい所です。

6ヶ国協議終了

2007-02-14 23:37:29 | 政治・経済
6ヶ国協議は終了した訳ですが、早速北の連中は拡大解釈を始めた様で・・・
あの共同文書の何処をどう解釈すれば核施設の臨時停止で重油100万トン分の
支援が得られる事になるのでしょうか?しかも重油100万トン分の支援は上限
であってそれより少なくなる可能性もある筈なのですが。

挙句に北の外務省の日本研究員とやらが最初の5万トン分の援助に日本が加わ
らない事に不快感を示していましたが、何様のつもりでしょうか?
日本の外務省にもぜひ「拉致問題は解決しておらず、解決済みとする北朝鮮の
立場は納得出来ない」位の発言をして欲しい物です。
既存のプルトニウムや濃縮ウラン、それに核爆弾に触れない今回の合意は、
94年の枠組み合意と同じ結果を招く可能性が高いと思います。

唯一の救いは安倍首相が日本が独自で行っている経済制裁の解除のつもりが無
い事と重油100万トン分のうち日本への割当量分に関しては拉致問題が解決した
と日本が判断しない限り行わないとはっきり明言した事でしょうか?
少なくとも日本の立場を明確にした安倍首相の発言は素晴らしいと思います。
(これで政権が変ってコロッと態度を変えるのは無しですよ>自民党のみなさん)

6ヶ国協議

2007-02-13 00:02:18 | 政治・経済
各国の思惑がぐちゃぐちゃで纏まりそうも無い6ヶ国協議ですが、
日本に限って見た場合纏まら無くともそれ程デメリットが無いん
ですよね。たとえこの場で核開発の凍結を約束した所で、彼らは
守らないでしょう。エネルギー援助も恐らく軍事転用もしくは、
平壌の一部富裕層への電力供給で終わり。拉致問題は解決済みと
言い張るでしょうし。

アメリカは泥沼のイラクを抱えている以上兵隊出すわけには行か
ないし、中国、韓国、ロシアにしても政権がひっくり返るのはま
ずいと言う事で合意しているでしょうし、政権転覆は日本にとっ
てもマイナスです。けど6ヶ国協議の中で日本が孤立した所で、
実質的なマイナス要因は存在しないんですよね。
日本が援助しなければ韓国と中国が被るでしょうし。
日本があの協議の中で北の絵空事に付き合って、金を出させられ
る位なら、それこそ机をひっくりかえして帰ってくればいい。
日本は北が拉致問題に誠意を持って対応し、核やミサイルの放棄
をきちんと履行しないのであれば、この枠組みはとどまらないと
言う意思を示してくれば良いんです。
ロシア・中国に関しては面子をつぶされたと、多少小言は言うで
しょうが両国とも日本と事を構える事は現時点ではありえない。
北と韓国に関しては何をやったってわめくんですから、勝手に吼
えさせておけば良いんです。
唯一アメリカに対しては、それが日本の姿勢だと言う事を納得さ
せ、2国間ではこの問題に関して協力して行く旨をきちんと説明
する必要があるでしょうが。

最近、久間防衛大臣や麻生外務大臣の発言で大分ご機嫌を損ねて
いますから、この辺は注意が必要と思います。
(特に久間防衛大臣のイラク戦争は間違っていたと言う発言はまず
いでしょう・・・少なくとも泥沼に足を突っ込んでしまって、どう
収集をつけるかを考えている同盟国に対して、その戦争をやったの
が間違いだったと防衛大臣が発言するってのは配慮が足りませんね。)

まぁ、中途半端な合意を行う位なら日本だけとっとと帰ってきてし
まう方が、今後を考えると一番です。

柳沢厚生労働大臣の発言について

2007-02-11 00:52:44 | たわごと
やっと週末と言う事で、ばたばたしていて書けなかったこの問題に関して
書きたいと思います。

いわゆる「女性は子供を生む機械」発言と「健全」発言ですが、ぶっちゃけど
うでも良いと思います。言葉尻をつかんでさも鬼の首を取ったように騒ぐ
社民党の福島党首や辻本議員の発言を聞いていると、「他に議題は沢山ある
だろう!!」と非常に不快になります。

まず「生む機械」発言ですが、これは表現は悪いですが事実です。
妊娠可能世代の女性の数は限られているのですから。
私はそれこそ、政府は人工子宮の開発に予算をつけて、ハイブリットクロ
ーンを生み出せる技術を開発するか、ロボット技術を発展させアンドロイド
やサイボーグを実用化するしか、この少子高齢化社会を変える方法はないと
思っています。(移民受け入れは恐らく日本社会の特性を考えると上手く行
かないでしょう。)
まぁこれは実現可能かどうかと、実現までにどれくらいの時間が掛かるか
判らない訳で、今実現可能なのはそれこそ柳沢構成労働大臣の発言である
「若い人たちは、結婚したい、子どもを2人以上持ちたいという極めて
健全な状況にいる。若者の健全な希望にフィットした政策を出していくこと
が大事」と言う政策の実現しかありません。

これは多分育休がどうのと言ったレベルでは改善されないでしょう。
それこそ一人子供を生んだら100万円支給と言った金で子供を買う様な政策と
不妊治療への補助金の支給と言った即効性のある物を行う必要があります。
その上で、子供を育てる能力の無い親からは子供を国が引き取って里親の下
に送るなり、施設で育てるしかない。
これらの子供の養育や教育に掛かる税金はたとえ一人頭5千万掛かったとして
も必ずペイします。その子達は成人し、労働を通じて税金を納めてくれますし、
子供を生み育ててくれる可能性があるのですから。

少なくとも結婚する気のある人と子供を生み育てる気のある人達には、援助を
厚くする事は、今後の日本にとってプラスになります。
まぁ30になって独身で結婚の予定もやる気もない私が言っても説得力に欠けま
すが・・・

生存報告とお悔やみ

2007-02-06 23:32:38 | たわごと
先週頭からバタバタしてその勢いで出張に出てました・・・

書きたい事は一杯あるので、その辺りは週末にでも書きます。
ただ、一件お悔やみを。

空挺団の3曹の方が降下訓練中に主傘も予備傘も開かずに殉職
されたそうで、心からお悔やみ申し上げます。
最後にこの手の事故が起きたのが1972年ですから、非情に驚き
ました。。。
改めて自衛隊の訓練が死と隣あわせである事を実感しました。

それでは