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翼がなくても(中山七里)/70点

2017-08-15 20:25:26 | 小説


事故で足を失った将来有望な女性スプリンター...。




2017-1-22発行作品です。
最近の中山七里作品は
従来の警察、弁護士サスペンスに加えて、
社会派エッセンスを加えることに大成功してますな。

社会派エッセンス加えているので、
若干のどんでん返しというか、トリックの切れ味は落ちていますが、
それを補うだけの熱さがあるよなあ。

今回はソロでも十二分に楽しめる犬養さんと、御子柴さんの夢の共演に加えて、
障害者スポーツ、からの義足ディテールに触れてめちゃくちゃフレッシュ!
(東大とかヤンマースタジアムとか実名出してくれるのもgood)

TVで流し目で見てる障害者スポーツってとんでもなくドラマあるよな...
どんな道具使ってるのかすんごく気になってくるし、
機会があれば観戦しに行きたくなるぞ!この本読むと!


サスペンス要素こそ弱いけども、
絶対読み返したくなる1文あるので、
無問題です。

これみよがしに泣かせにかからず、
もっとこいつらの人生をみたい!
え、もう終わりかい!
のさじ加減が毎度毎度絶妙よなあ。

レースシーンの描写の細さ、勝つまでのロジックがしっかりしているので、都合主義感は薄いのも、
従来の中山七里のサービス精神旺盛どかもり作品と違うから好きだわ~


けどな!
帯広告書いたやつ!
短い文でよくぞあそこまでネタバレできるな!怒
楽しみ3割減だわ!
逆に感心するわ!
猛省しろ!二度と帯書くな!転職しろ!



次回作も期待しております!
ちゃんと新品で買いまっせ!


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