ミナリ 2021 116分
65点
アメリカの片田舎に土地を買った
韓国からの移民家族...
アカデミー賞6部門ノミネートの話題作
ミナリですが
やっぱり
薄味地味作品
だけど一癖二癖ある映画を作るでおなじみの
A24らしい
ヒューマンコメディとなっておりました
映画の縦軸は
アメリカの片田舎に土地を買った韓国移民が
はたして農業で成功できるのか
のアメリカンドリーム
サクセスストーリーとなっているんですが
意外とそっちはディテールボロボロで
農家としてはツッコミ所満載
水不足はわかったけど、
肥料は?農薬は?作付面積は?
面積単価は?
と気になるところが多かったんですが
この根無し草家族が
一体どうやって
この国に馴染んでいくのか
根を貼っていくのか
という横軸が
やっぱりA24あるある
退屈で薄味なんですが
特に
ある人物と息子君の心の交流が
良くて
なんてことない会話が淡々と続いて
ぶっちゃけ
普通に退屈、眠たくなったりも
するんですが
その会話が、ふとした瞬間きいてくるシーンが何度もあって
タイトルの奥行と相まって
移民の国アメリカのアカデミー賞を
賑わせてるのも納得の出来だと思いました
移民のサクセスストーリーの縦軸目当てで
みるのではなく
ぜひ
横軸、
息子君とある人物との心の交流
移民が
どうやってこの国にルーツを持てるように
なったのかに注目して見て欲しい
地味で退屈なんで
あまり他人には勧められませんが
味わい深いヒューマンコメディ映画でした