みかん栽培と、その周辺の四季

みかんの木を栽培しています。四季折々の周辺作業を紹介したいと思います。これを通じて交流できたらと期待しています。

みかん園の土壌改良

2010年01月31日 19時59分05秒 | みかん栽培

みかん園の土壌改良

みかんの収穫を終えたこの時期は、土壌改良をしています。
1月31日、午後9時から午後2時まで、全体に実施しました。

みかん園の土は、そのままにしていると酸性化する傾向があります。
また、肥料などをつかったこともあり、土壌が硬くなっていきます。
また、傾斜地にあるため、根周りの土が流されがちです。
これらの状況を放置すると、美味しいみかんはできません。

この時期に土壌改良して直すようにしています。
「苦土石灰」をJAから入手してありました。
これを樹冠の下に撒いてから、土になじませるべく中耕します。
また、下の方に流失した土を集めて、根周りに客土しています。

美味しいみかんを作るための一番の基礎作業です。


相模湾の地魚

2010年01月30日 21時38分37秒 | 特産物

真鶴で地魚の刺身

みかんの収穫を終えて、作業のあと地魚を堪能しました。
1月25日、神奈川県西部の真鶴まで、
遠路、知人がみかんの手入れを手伝いに来てくれました。

今は、出荷後のみかんの選果、土壌改良、剪定などが、舞台裏の仕事です。
真鶴といったら、その他には、地魚と小松石です。
午前中にみかん仕事に汗を流した後は、地魚で昼食です。

写真は地魚を使った刺身、二人分の刺身です。
たまには勤労報酬で、こうした食事も楽しみたいところです。
これらの魚は、朝、真鶴港で水揚げされたばかりの地魚です。

注文してから、板前さんが料理にかかるので、鮮度は抜群です。
今回の刺身ですが。
赤い大きな魚は、1.ノドグロだそうです。私なども初めての魚でした。
時計回りに、2.ホウボウ、3.イナダ、4.メバル、5.アジ、6.タイ、と並んでいます。
何といっても美味しいアジの刺身が最高の定番ですが、なにしろ自然の恵みです、その日の水揚げによっていろいろ品物は変わります。
いわゆる豪華で有名な魚とは違いますが、生きのよい地元の小魚を使った刺身が特徴です。
それと、お店のいろいろなもてなしのこころくばりが味なところです。

この食事処は「まるなか」、そのホームページです。
http://www.ryokan-marunaka.co.jp


 

 


梅の花

2010年01月29日 06時01分13秒 | 

梅の花

すっかり梅が主題となってしまう季節です。
本来はみかん栽培が主題のはずですが・・・、
梅に見とれながらのこの時期です。
それもまたよし。

たった一輪だけでも見ごたえあります。
寒さの中に咲く梅は、春の近いことを教えてくれます。


梅の香りにハチも

2010年01月28日 05時53分19秒 | 
梅にハチも誘われています

梅の花が咲き出しています。
1月25日の神奈川県西部・真鶴の梅のつづきです。
これが目下の焦点です。

花の周りには、独特の良い香りが広がりだしてました。
映像は紹介できても、残念なことに香りばかりは伝えれません。

ミツバチも香りにさそわれるかのように、花の間をあちこち飛び回っています。
きっと5月には、実がつくことでしょう。

歌などちっとも分からないくせに、
昔の人の梅に寄せた感動をひらきたくなるこの季節です。

梅が開花しだしました

2010年01月27日 05時53分54秒 | 
梅が開花しだしました

一週間前はチラホラだったのに、
1月25日には、かなり開花が広がっています。
神奈川県西部の真鶴でのことです。

この日は風が強かったので、分散していましたが、
花に近づくと香りが漂い出しています。
前々日に水戸の偕楽園を見る機会があったのですが、
そこでは1,2輪が咲き始めたところでした。
一ヶ月くらいの差があるように感じました。

梅の花は、春が近いことを感じさせてくれます。

清見への網掛け

2010年01月26日 10時41分05秒 | みかん栽培
清見に網掛け

1月25日、清見に網掛けをしました。
みかん園はウンシュウミカンの収穫を終えて濃緑色の常緑樹にもどりました。
今は、清見の果実がひときわ目立つようになっています。

清見は、宮川早生とトラビタオレンジを交配させてできたもの。
2月中旬から3月上旬が収穫期です。

この時期、鳥たちは食べ物が以前に比べて不足がちですから、
熟した果実を見つけては、いろいろなもの突っついています。
隣の人によると金柑の木にやってきて「うるさくてしょうがない」とのこと。

当みかん園の清見は、小木がたった2本あるだけなのですが。
ほかにもえさ場は沢山あるんだから、見逃してくれるよう期待しているのですが・・。鳥たちは熟した美味しい果実にはたいへん敏感です。
せっかく育った清見です、用心することにこしたことはありません。

一つ一つの実に袋をかける方法もありますが、手間がかかり過ぎる。
それで、木全体に網掛けをしておきました。
これであと2ヶ月、何とか被害を防いでくれるとよいのですが。

大洗の魚市場

2010年01月25日 05時48分19秒 | 特産物
茨城県大洗の魚市場

1月24日朝、大洗の海産物市場を見てきました。
地元の海の幸とともに、全国各地から寄せられた多彩な旬の幸が並べられ、
市場独特の活発な売り買いがされていました。

九十九里浜で採れるのでしょうか、ハマグリやアサリなどの貝類も並んでいました。
写真は、貝類が並んでいるところです。
この地の自然に恵みによる干物なども多彩に並んでいました。

全国各地の、さまざまな海の幸が、鮮度抜群で安くならべられていて、
ここに人々の集まってくるのも納得でした。

梅のつぼみ、水戸・偕楽園

2010年01月24日 16時41分21秒 | 

つぼみ段階の水戸・偕楽園

梅で有名な水戸の偕楽園ですが、
1月23日に梅の花を楽しみに寄ってみました。
残念ながら、梅は昨日の段階では、
今はまだつぼみの状態で、少し早すぎました。

もちろん中には、数輪が先駆けで咲きだした枝も、あるにはありましたが。
全体は、今の時点では、つぼみが膨らみつつあるという段階でした。

しかし、江戸時代も末の頃に、世上もせわしくなってきたころ、
お城に隣接させて、よくもこけだけの広さの梅庭園をつくったものです。
憩いの広場といったところでしょうか、梅を観賞しようとする心意気がすごい。

今でも梅の古木が、手入れもしっかりされて、残っています。
庭園の管理もしっかりされています。
歴史の厚さと重さを感じさせてくれる偕楽園でした。

偕楽園のホームページです。
http://www.koen.pref.ibaraki.jp

 


梅見の季節到来

2010年01月23日 08時15分54秒 | 
梅を水戸・偕楽園に見てきます

写真は、真鶴のみかん園のまわりにある木からですが。
今日ゆくところは違います。茨城県の水戸の偕楽園です。

職場の研修会が茨城県であるので、早めに出かけれる人たちで、
偕楽園の梅を見に寄り道をすることになりました。
未だ偕楽園は行ったことがないのですが、
どんな庭園で、名だたる梅はどんな具合が、見てきます。
結果をお楽しみに。

清見の収穫が近づいてます

2010年01月22日 05時31分03秒 | みかん栽培
清見の収穫が近づいてます

当園は、ウンシュウミカンが中心に栽培してますが、
単一栽培では、それ以外の時期がさびしいので、
様々な柑橘類を1本くらいずつ植えてます。

いまは、柑橘類にも様々な種類が出来ていますが、清見もその一つです。
宮川早生とトラビタオレンジを交配させてできた種類とのこと。

この木は、2004年6月に植えたもので、6年生です。
小木の割に果実を多く付け過ぎています。
枝や葉が悲鳴を上げています。

2月中旬以降に収穫期になりますが、
鳥が突っつかれないように、防衛策が必要ですが、
日曜農夫には、そこまでなかなか手が回りません。

みかんの収穫後の骨休み

2010年01月21日 21時34分41秒 | みかん栽培

箱根湯本で骨休み

みかん園のある真鶴から、電車で40分くらいで箱根湯本駅に移動できます。
1月17日は、はるみと伊予柑の収穫だけで、他の作業は一切なし。
この日は、2ヶ月間、みかんの収穫で連投してきた骨休みです。

お目当ては、箱根湯本温泉・和泉。
和泉は日帰り温泉ですが、箱根湯本の温泉街のはずれ、
国道一号線の旭橋を渡った所にあります。

前回ここを利用したのは10月4日でした。
その後はみかんの収穫で忙しく、混雑する国道1号線を分け入る余裕はありませんでした。 3か月ぶりの骨休み、利用です。

和泉は、「早雲、の湯」とキャッチコピーをしていますが、
なかなか歴史を感じさせる所でもあります。
源泉は、アルカリ性単純温泉で、源泉温度は53.2度。
入浴料は1200円ですが、いつもだいたい、のんびり、ゆったりと楽しめます。

和泉のホームページです。
http://www.hakone-izumi.com

 

 


梅の季節の到来です

2010年01月20日 05時27分15秒 | 
梅の花が咲きだしました

今日は1月20日、大寒です。
一年で最も寒いとされるこの時期に、梅の花が咲き始めました。

写真は、1月17日の神奈川県西部・真鶴でのものです。
荒々しい樹皮とは対照的に、数輪の暖かそうな花が咲き始めています。
まだ、香りが感じられるまではいたっていません。

これから各地から梅のたよりが寄せられるでしょう。
それを楽しみにしているこの時期です。

『万葉集』の巻五には、九州で梅の宴が開かれたことが紹介されています。
その中にある憶良の歌です。
 春さればまづ咲く宿の梅の花
    ひとり見つつや春日暮らさむ (818)

みかんの隔年結果

2010年01月19日 19時03分07秒 | みかん栽培
みかんの隔年結果

当方のみかん園は、家庭菜園を大きくした程度です。
ウンシュウミカンの早生種が5本と、普通種が18本です。
それでも、みかんの収穫が隔年結果していることを知ることができます。

この数年の収穫量をまとめてみました。
ちなみにコンテナというのは、収容器のことで、20キロがはいります。

       早生     フツウ
2006年   20C      92C
2007年   22C      122C
2008年   20C      83C
今年2009年 22C     112C

「表年」「裏年」ともいいますが、沢山なる年と、少ししかならない年とを、交互に繰り返しているわけです。
みかんの果実が沢山なると、その分木に蓄えられた養分を使ってしまいます。
その翌年は、木も少し休憩して鋭気を養っているわけです。
全部が一律にというわけではありません。
全体の平均状況が示す傾向です。

このデーターから、うちのみかん園は、今年は表年だったということです。

小松石の採石場

2010年01月18日 22時33分07秒 | 南神奈川の自然
小松石の採石場です

神奈川県西部の真鶴町は、小松石の産地として、知る人ぞ知るところです。
江戸城の石垣にもここの石が使われたとのことです。
写真は、その採石場の一つです。
手前の横の線が東海道本線です。

この採石場は山にあります。
山から石を切り出しています。
ここから石を運び出すには、近代なら鉄道やトラックなどの陸運が可能ですが、
それ以前だと切り出した石を運ぶのは大変困難です。
江戸城の石垣として運び出すには、ここからでは難しいはずです。

おそらく海の近くに、どこか別の採石場があるはずで、
それは私などは見たことも聞いたこともないのですが、
海の近くで切り出された石が、海運で江戸に運ばれたのだろうと思います。

そのことは、何時か機会があったら調べてみたいと思ってます。

みかん生産のたのしさ

2010年01月17日 06時52分59秒 | みかん栽培
みかん生産のたのしさ

1月3日に、ウンシュウミカンの今期の収穫を終えました。
東京・八王子在住で、神奈川県西部・真鶴まで遠出しての日曜農夫です。

2001年から小さなみかん園を引き継いでから、9年がたちました。
それまで土いじりなど全く無縁だったのに、
草刈り、剪定、病害虫対策…、試行錯誤が始まりました。
この間にカミキリムシにより3本を枯らせてしまいましたが、
今でも、早生のウンシュウが5本と、普通温州が18本あります。

この1月3日に今期の収穫を完了しました。
2009年度の収穫は、早生が440キロ、2160キロでした。
この収穫した一部は、加害や未熟などで人前には出せませんが、
ある程度の量は他人に提供できるものも生産出来るようになりました。
儲かるのかどうかといえば、
売り上げは、交通費だけで消えてしまうのですが。

しかし、得るところがあります。
小さいながらも生産手段があると、土地とみかんの木があると、
自分の汗水を流すことで、富を生産出来ることです。
自分の努力の仕方次第で、ささやかな限られた量ですが、
他人にも美味しいと喜んでもらえるみかんが作れるということです。
自然はまったく正直なものです。これが何よりの収穫です。
おかげで、農家の人たちの苦労とともに、喜びの一端が、
少しは感じることができるようになってきています。

1月3日、今期の収穫はすべて終了しました。
年間サイクルのみかんの生産です。
また新たな年の秋の収穫へ向けて、
10年目の手入れ作業のスタートです。