Waraの『True Rise』

備忘録 ”鮎の友釣り”と”Flyfishing”と、時々、”映画”

鮎ダモ 補修作業

2009年04月29日 21時31分41秒 | 鮎釣り アイテム


本日”昭和の日”は田植えのお手伝いの予定だったが、親戚に不幸があったあため本日の田植えは中止となる。午前中はお葬式でつぶれてしまったが、午後はフリーになったため傷めてしまった鮎ダモの補修作業を始める。予備の鮎ダモを購入しておいたのは、補修が今シーズンに間に合わなくても支障がないようにしておくためだ。※一応、予備の予備もある。
それにしても随分と傷んでしまっているが、荒瀬での立ち込みが響いたかなぁ・・・流しダモも必要か?



まず、網の取り外し。ステンレス・ワイヤーを通した網が、タモ枠の裏側に打ち込まれた36個の穴あきピンを縫うように取り付けられている。ワイヤーを起点(終点)から引き抜くとそのまま網が外れた。外す前に網とワイヤーそして穴あきピンの取付け構造を確認しながら、替え網の取付け工程を思案する。頭の中で取付けの手順を追っていくと、かなりの時間と相当な根気が必要だと感じて、一瞬 暗くなる。

次はタモ枠に塗られたウレタンのクリア塗料を剥がす作業だ。塗装が剥げている場所も剥げてない場所も、取り合えず剥がすことにする。まず、粗目#180の耐水性紙ヤスリで水をかけながら研磨し、塗装を剥がしていく。一通り塗装を剥がし終えたら、荒れた鮎ダモの表面を中目#400の紙ヤスリで同様に研磨して表面を整える。
次に、ひび割れが入っている傷の部分を接着剤で埋めたあと、籐を巻いて補強するのだが、タモ枠を乾燥させるため、本日の作業はここまでとした。




塗り直しの塗料だが、再度ウレタン・クリアで塗るか、カシューや漆に変更するかは考慮中であるが、元々塗料や塗装の知識が全く無いため、楽しみながら勉強していこうと思う。
また、替えの網についても従来のナイロン手すき網にするか、テクノメッシュにするか悩むところではあるが、これも楽しみなことでもある。

明日の夜は、Team Jinzoo のオフ会の予定だ。「まつ蔵」さんのうまい料理に加賀の地酒、久々にチームのメンバーとの鮎談義に花が咲きそう。楽しみだ!
明日は仕事だが、手に付かないかも。



仕掛け作り

2009年04月26日 17時34分52秒 | 鮎釣り アイテム

北陸三県で最初の鮎の解禁日を迎えるのは九頭竜川の6月13日(土)、4月26日の現時点では50日を切ってあと48日、いよいよカウントダウンに入った!
※手取川は例年通り6月16日(火)、神通川、庄川は未だ発表はないが6月20日(土)だろうか。

今週の週末は先週とは打って変って一日中の雨の模様。気温も低く外出はハニー・・・もといジャーマとスーパーに買物に出かけるぐらいだろう。仕掛け作りに精を出す絶好のチャンスが廻ってきたようだ。



まずは環境の整備、いわゆる掃除&整理整頓を済ませて、メイン仕掛けである3ウェイ・ウエポンの”ブランコ”部分から作り始めることにする。
主藤秀雄名人の「友釣り芸術」(つり人社刊)によればブランコ部分はスペクトロン鮎0.8号(イエロー)、スベリ台部分はブラック・ラージ1号が純正で、鮎のサイズは14cmから最大23cmで想定されている。しかし、神通川や九頭竜川での実釣経験では鮎が20cmを超えたあたりから、”スベリ台”部分のブラック・ラージ1号が突然切れるトラブルが多発した。神通川や九頭竜川の鮎パワーが規格外だということだろうか。そこで、魚のサイズに合わせて糸の太さを上げると共に、レシピを細分化することにした。

<3ウェイ・ウエポンのレシピ>
サイズ 鼻カン   ブランコ(15mm)   スベリ台     全長      鮎のサイズ
SS   5.5mm  ナイロン 0.8号    フロロ 1.0号   23mm     18cm以下
S    6.0mm  ナイロン 1.0号    フロロ 1.0号   27mm     18~20cm
M    6.0mm  ナイロン 1.2号    フロロ 1.2号   30mm     20~23cm
ML   6.5mm  ナイロン 1.2号    フロロ 1.5号   32mm     23~25cm
L    6.5mm   ナイロン 1.5号    フロロ 2.0号   35mm     25~28cm
XL    7.0mm  フロロ 2.0号      フロロ 2.5号   38mm     28cm以上



現在のレシピに変更して5シーズン程になるが、”スベリ台”部分が突然切れるトラブルは皆無となった。また、糸についても何種類かを使用してきて、現在はブランコ部分のナイロン糸はSUNLINEの”KAIZEN鮎 仕掛糸スペシャル”、スベリ台のフロロ糸はKUREHA社の”Seaguar 鮎ハナカン回り糸(ブラック)で落ち着いている。※2.0号以上の糸は海釣用ハリスのKUREHA社の”Seaguar Grand Max”を使用している。

さて、今年の鮎たちとの出会いに思いをはせて、準備をしていこうか・・・・





















鮎ダモ 到着!

2009年04月19日 21時35分59秒 | 鮎釣り アイテム



先週、”ポチィ”とやってしまった鮎ダモと小物類が到着した。

注文したはずの特価の鮎ダモSP3915Dは、手違いで既に完売したとのことだったので、ひとまわり小さいSP3715Dを代替することで合意した。他にはダイワの「スペシャル鮎ベルトSA-9214」、「鮎サカサ針-R 各号」、オーナーの「プロ・フック鼻かん 8.2mm、7.2mm」が到着した。

「スペシャル鮎ベルトSA-9214」は新設計の鮎ダモホルダーの具合が良さそうだ。しかし、随分と高いベルトだ。「鮎サカサ針-R 各号」は手持ち在庫の補充だ。このサカサ針は直巻が可能なので重宝している。そういえば3月8日のフィッシャーズ金沢店でのイベントで、ダイワの伊藤名人がサカサの直巻きは「感度がイイ」と推奨していた。「プロ・フック鼻かん」はフナヤさんオリジナルロッドSH-85専用の大オモリ仕掛けに使用するスペシャル・アイテムだ。8月が待ち遠しい!

~ 期待の星 「ターボV 鮎 TSスペシャル」0.03号 ~


そして、今回 期待のアイテムはFujinoの「ターボV 鮎 TSスペシャル」0.03号だ。昨年、0.05号を使用し、強度と扱い易さは確認済みだ。メインの仕掛けであるスーパー・ウエポンとの相性も抜群だ。今回の0.03号は平均強度が470gと十分な強度、単線メタル0.05~0.07号相当ぐらいか・・・泳がせ限定なら、余程の大鮎でない限りシーズンを通して活躍しそうだ。



手取川水系 アマゴ

2009年04月18日 22時45分38秒 | Fly fishing

~ 手取川水系 某川 明るく開けた谷 ~


今日は午前中に用事があるため、午後から手取川水系の某川へ行くことにした。

愛車のハンドルを握り、金沢市内東部を縦貫する山側環状線から鶴来の町を抜けて、新緑が萌えだした林道を走る。車窓は全開、サンルーフも開けて擬似オープン・エアー・モータリングを楽しむ。「サンルーフを付けて良かったぜっ!」と思うのは、こういうひと時だろうか。天気はイイし暖かい、薄手のシャツ1枚でも気持ちがいい。一年でも一番過ごしやすい季節に向かっているのは確かなようだ。

目指す某川は林道沿いに流れているのだが、入渓できるポイントごとには車が駐車されている。既に(おそらく早朝から)多くの釣り客が某川に入っているようだ。当然といえば当然なのだが・・・一旦、車で行ける最上流部まで、見て廻ったのだが、めぼしいポイントには入れそうも無いので、いつも人がいないポイントに入る事にする。

少し風が出ているのでラインはDT4Fをチョイス。川は晴天による雪代が出ているため水位はやや高い。時折、黒っぽいカディスやミドリカワゲラが飛んでいる。ドライ・フライでは少し難しそうだが、とりあえずパイロット・フライの#14アダムス・パラシュートを結ぶ。石裏のタルミや瀬脇を中心に300mほどたたき上がるも魚からのコンタクトはない。やや水深のある瀬に差し掛かったところで、ルースニング・ニンフに切り替える。

ミドリカワゲラの飛翔を見たので、#16のイエローサリー(餌釣で言うところのキンパク)を結んで第一投、マーカーを少し下流側にメンディングする。1mほど流れたところでマーカーが消し込んだ!軽くラインを手繰ってロッドを立てると心地よい魚信が伝わってくる。7寸ほどのアマゴだ。尾鰭の下側が少し掛けている。どうやら解禁の直前に成魚放流された魚のようだ。同ポイントでは5寸ほどのオレンジ色の腹をした居付きイワナをキャッチ。さらに上流へ釣り上がりイワナばかり、8寸、7寸、6寸、5寸と段々小さくなってきたところで、納竿することにした。川から林道に上がり、車に戻る道すがら、タラの芽を発見!家へのお土産だ!

それにしても、本来、ヤマメが生息している手取川水系にアマゴを放流するのは、いかがなものか思う。在来種のヤマメとの交雑が起こるため種の存続が危ぶまれるのではないかと危惧する。

~ 7寸 アマゴ ~


~ 8寸 イワナ ~



ロッド: ORVIS HLSトライコ863
リール:ORVIS CFOⅢ
ライン: DT4F
リーダ: 4X 12ft + 5X 2ft














鮎ダモ

2009年04月10日 23時08分15秒 | 鮎釣り アイテム

~昨年の最高釣果:手取川136尾~
※型が小さいのでそんなにいないように見える


神通川や九頭竜川では「腰より上の深さに立ち込んで釣る」なんて事はよくある事であり、時には胸、首まで・・・てな事もある。深くて速い流れの中での立ち込んでの釣りでは、自分自身の生命に危険があるほか、道具たちにもトラブルが多いのは鮎師なら実感するところだろう。
取り込み時の仕掛けはもちろんだが、ポイント移動時には鮎ダモや引き舟の流失、強い流れの中でオトリ交換をしてタモの枠が歪んだりと色々あるものだ。過去にメーカー製の金属枠の鮎ダモを三度も流失したことがあったため、ここ数年は流しても暫らくは浮いている天然木の鮎ダモを使用していた。しかし、経年劣化によるひび割れ、塗装のはげに加えて、網自体にも小さなほころびや穴が目立つようになってきた。網を張り替え、柄や枠を補修し再塗装をするつもりなのだが、これを機会に予備の鮎ダモを購入することにした。

今年の新製品、シミズ・下野の「テクノメッシュ」やタモ師匠の(使うのがもったいない)芸術品も気に掛かるところだが、型落ちのダイワ競技SP-3915Dを特価17,325円で発見!ポチィとやってしまった!ついでに鮎ダモ・ホルダーが付いているベルトもポチィ、FujinoラインのTSスペシャルに追加された0.03号もポチィ・・・ネットショップの思う壺でんなぁ。