桜木結月

詩と小説。和歌集はメチャクチャな古文で遊んでいます。
2017.5.27『再生記』第三章 幽霊から人間へ 更新

命の理由

2017-05-26 02:30:49 | 詩集

        花は、嘘をつかない。
        嘘つくために咲きゃしない。
        そのよに生まれて生きている。
        命のすべてで生きている。

        傷付く心は、あったのだろうか。
        (わたしも、そのよに生まれたよ。)



                  Wed.20, Feb.2013 
                  Fri.26, Mar.2017 改稿 




生まれてきた意味

2017-05-26 02:22:17 | 詩集

        もしもわたしが
        ほかの誰にもならず
        わたしだけで
        感じることができたら
        ただのわたしは
        わたしだけの勇気と
        わたしであることの愛を
        かぎりあるこの手に抱いて
        たった一人しかいないあなたを
        きっとさがしに行ける



               Thu.14, Feb.2013
               Fri.26, Mar.2017 改稿



感じるもの

2017-05-26 02:08:09 | 詩集

        さむぞらに
        ぎんいろのつぶが落ちてきた
        つめたいな

        おめめから
        とうめいなつぶが流れてた
        あれれ、何だろ あったかい

        にんげんは、
        こころでかんじています

        だから、
        けっしてそうでないようなものも、
        そのようにおもわれることが
        あるのでしょう

        それは、なかったことではなく、
        たしかにそこにあったこと

        そして、
        そこにわたしが、いたあかし



               Mon.18, Jun.2012




反応

2017-05-26 01:47:47 | 詩集

        見えるものは
        お目目で見ていよ、
        見えないものは
        心でみてよ。

        たとえ忘れてしまっても、
        わたしはこうして覚えていよう、
        ここに、ずうっとあったことを。



             Fri.1, Jun.2012 
             Fri.26, May.2017 改稿