家具工房のなんともない日々

岐阜県中津川で家具製作をしています。家をセルフビルドで建てました。手作り生活の日々。

今年の稲作

2023-09-24 20:55:39 | 日々の暮らし

 

稲作を始めて10年が過ぎた。

いまだに試行錯誤の連続で、当たり前のことではあるのだが年によって天候が大きく違うので、その年がたまたまうまくいったからといって同じやり方で次の年も成功するかというと全くそんなことはない。

昨年は10年目にして過去最低の収穫量だったので(いもちが激発した)今年はいもち抵抗性品種を中心に6種類もの品種を実験的に育ててみたが、過去最高の暑い夏になり、なおかつまとまった雨が1ヶ月近く全く降らなかったのでいもちにほぼ感染せずに今までにない収量になりそうである。

それでも一部にいもちが発生したのは、昨年の菌が残っていたか、どうしても発生しやすい圃場だということかもしれない。

事実午後三時くらいには日陰に入ってしまうので日当たりは悪い方と言える。

林業の仕事をしていて感じるのは中山間地において集落の周りの林がどんどん森林化しているということだ。

林は人手が入った山で森はあまり手入れがされていない山という意味でのこと。

昔の集落の写真を見ると本当に山に木がないので驚くが、反対にそれだけ周りの山の生産力に頼った生活をしていたのだろうと思う。

この先の中山間地のことを思うと心が重くなる。

せめて体の動くうちは身の回りの風景だけでも維持したいと思う。


我が家の猫

2023-09-17 21:37:25 | 日々の暮らし

カワウソあるいは逆パンダ


2013-03-30 23:18:58 | 日々の暮らし

最近改めて栗という材を見直してきている。

独立して最初に購入した材は栗の板。

その後数多くの丸太を購入して材にしてきたがここ最近はナラやクルミを良く使うようになってきていた。

最近見直してきているというのは、家具材としての栗ではなく、その耐久性を利用した生活における栗材の使い方である。

最近まで焼き畑農業を行っていた山の中の集落では、焼き畑の最終段階で栗の苗を植え地力が回復するまで放置していたらしい。

もちろん栗の実は食用として利用した訳だが焼き畑を始めるときに栗の材は切り倒し、家の建築材として利用していたそうである。

この辺りでも古い建物を見ると(ほとんど残ってないが)栗の木を柱にしてあるのを見かけることがある。

栗は成長が早い木で日当たりが良ければ割合真っ直ぐに成長する。

おそらくヒノキよりも成長が早いと思う。

しかも目が粗くても製材したときに独特の表情が出る。

そして虫や腐朽に強く長持ちする。

あくまでも妄想であるが栗の木を植林して見るとどうであろうか。

以前長野でコナラを植林している山を見たが、それよりは栗山の方がいいのではないかと思う。

ただモノカルチャーになると病害虫が発生したりするので山は自然な天然更新が一番いいのでしょうね。


自作です。

2012-12-30 15:14:46 | 日々の暮らし

 

人生はじめて正月用のしめ飾りをつくりました。

はじめてだけあってなんか縄が細いしバランスが悪いな。

地区の祭りや神社のために今まで何回も大しめ縄や細縄をなうことはしてきて経験があったんですが、しめ飾りは一人でなう左縄だったので体が拒否をして何度もしくじりました。

 

稲わらもみかんもいただきものでどちらも無農薬栽培です。

今年ははじめて農塾にて稲の栽培をしたのですが訳あって自分とこのは使えず。

うらじろは買ってきたものですがシダだけにまあ農薬は使ってないと思いますが。

 

さあ今度はいただいた猪肉でベーコンをつくる準備をしようかな。


釘ナイフ

2012-12-15 22:39:33 | 世の中

 

これは息子Aが友が講師の造形教室で作った釘ナイフ。

 

撮影も息子です。

 

作り方は本格的で5寸釘を炭火で赤らめ、叩いて焼き入れし、仕上げに研いだもの。

ちゃんと紙も切れるし、鉛筆も削れます。

 

こちらの造形教室なんと会場は教会が主催してます。

礼拝堂の床にビニールシートを引いていろんな素材、道具が並べてあって度ごとに目安なりテーマはあるものの基本好きなものを制作してよいというもの。

しかし造形教室と銘打っているもののその実生きる力を身につける場にもなっていたりするのです。

教会の外に小屋をみんなで造っていたりするし、おやつも手作り、先の釘ナイフはある意味生きるための道具作りだったりします。

 

こんな教室なら私も通いたいと連れ合いも申しています。

僕も釘ナイフ作ってみたいぞ。

 

さて我が子のことながら良く出来ているなと思うこのナイフを息子が学校に持っていったことでクラスを巻き込む大騒ぎになってしまったのでした。

 

 

つづく予定。