皆さんは日本庭園の中で「枯山水」というものを知っていますか?
これは水を使わずに山水の趣をあらわすように作った庭園の事で大きく分けて3つある日本庭園の基本様式の1つです。
(あとの2つは「池泉庭園」「露地」というものらしいです。)
参考文献:
今回はそんな「枯山水」を作るボードゲームを紹介していきます!
こちらは自分の友達の篠田さんに教えて貰ったのですが、彼女のお気に入りのゲームらしいです。
(随分シブイですね。)
概要を簡単に説明すると、プレイヤーは順番に枯山水の模様が描かれたパネルを引いていき、それを各自持っている庭園ボードに設置していくというものです。
さらに同じ手番にプレイヤーは徳を積むこともでき、これを使って色んなアクション(庭園に石を置いたり)を行います。
このゲームの目的は「美しく洗練された枯山水を作る」ことで、上手く評価されるように模様を作ったり、良い具合に石を配置したりすることにより、それを目指していきます。
逆に、模様が途切れたりするなど、マイナス評価が加わるケースもあり、いかに上手くパネルを並べるのかがキモになります。
さて、ここまで聞くと平和なゲームと思われるかも知れませんが、このゲームには物騒な要素があります。
それは相手がパネルを配置しようとした瞬間に溜めた徳を使ってそのパネルを強奪出来るのですよね。
上で書いたように、このゲームで勝つには評価されるようにパネルを並べる必要があります。
しかし、そんなに都合よく手元の欲しいパネルが来るワケでは無く、場合によっては相手に引かれてしまうケースもあります。
欲しいパネルが来なければ評価を稼ぐどころか、マイナス評価になってしまいます。
なので、タイミングを見計らって強奪するのが重要になってきます。
そのため篠田さん曰く「徳を溜めて強奪するゲーム」なんて言われるくらい盛り上がる重要な要素になるワケです。
ただ、プレイヤーは「禅僧」という設定なのに徳を使って強奪を行うと言うのはなんともシュールですね。
そんな要素もありますが、やってみると奥が深く、どうやって評価を上げていくかを考えてそれを実現するのが面白いゲームなので、皆さんも是非やってみてください!
枯山水参考HP: