らぶらぶわかみぃどっとこむ

ナレーター若宮かよのゆるーいブログでした。

「片想い」を読んだ。

2006-08-24 11:44:15 | 読書感想文
東野 圭吾 / 文藝春秋(2004/08/04)
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図書館の東野圭吾さんのコーナーでまだ読んでない本があるーと思って手に取った一冊。
性同一性障害やジェンダーをテーマにミステリーの要素もたっぷり含んだ盛りだくさんなストーリーです。
主人公よりその妻に感情移入して読んだんだけど、それはやはり私が女性で
女性的観点で物事を捉えるからなのでしょう。

登場人物それぞれに生活があり、感情があり…細かく描かれています。
そんな人間クサイ人たちが複雑に絡み合う話。無条件なハッピーエンドではないけれど
最後には、それぞれが抱えていた問題に、ある形の終結をむかえている。
途中はこの話どこへ落ち着くのかと思いましたが、読み終えて納得。
もちろんその先も彼らの生活は続いてる。当たり前なんですが。
だからかな、日常生活からかけ離れた状況にもかかわらずリアルに思える。

そうそう東野さんの著作「サンタのおばさん」が作中で舞台化されているという話になってます。
これはある種のファンサービス?この本を知らなくてもなんら支障はないし。
でもこういう趣向は大好きです。

東野さんの、期待を裏切らない読み応えのある一冊でした。

「ゲド戦記」を観た。

2006-08-12 10:52:48 | 映画・DVD感想文
話題の「ゲド戦記」。
が。前日ちょっと寝不足で、劇場でもうつらうつらしてしまいました。。。
キャラも展開も淡々としていて、ちょっと眠気を誘われた。
真面目なキャラが多い所為か?
いつも作品を和ませてくれる愛らしいお茶目な三枚目がいない。
ストーリーも原作に引きずられているのか「?」なところもあったけど…。
(もう一度観ると理解が深まるのかなぁ)

でもジブリならではの音楽や映像はステキだった!!
特にすごいのは、空の色合い。
アニメとは思えないほどの絶妙な空の景色がいっぱい。コレ見どころ。

空って観てるだけでも何か感じるものがあったりするけど
その描写で情景を伝えるだけじゃなく
心理的に何か伝わるものがあるんだなと思いました。

観る方の勝手な解釈かしら?

「ブレイブストーリー」を観た。

2006-08-01 17:46:49 | 映画・DVD感想文
この夏、話題の映画のひとつ「ブレイブストーリー」。
劇場はさすがにお子さまが多く、映画の日ということもあって混雑してました。
前から2列目で観賞。

主人公ワタルの声を演じるのは、女優松たか子さん。
舞台での演技ではいつも、人並み外れたオーラを拝見しています。
今回、声優はどうかしらというのが見所のひとつだったんですが、
これがなかなかステキでした。

感情の流れが女性的だなーと思ったりもしましたが、
このワタル少年が、弱虫で取り柄のないところから、段々成長していく話なので、
この役には合ってるのかなーと思いました。
そういう役作りをされたのかもしれないし。

他にも声優に慣れないキャストの方は多かったようで、
中にはイマイチ生き生きしてないキャラもいたかなー。

中盤ちょいと睡魔に襲われたり、最後ちょっと疑問に感じたとこもありましたが、
全体的には分かりやすくまとまったイイ話。
いつの間にやら(予想以上に)増えた仲間たちも、それぞれ個性的で面白い。

そして協賛の「メリット(シャンプー)」さんを優遇してるのにはちょっと笑った。
街を走るトラックのコンテナにメリットの文字が(笑)

でも…もしかしたら原作読んだ方が面白いかもしれない。。