「小さな会社★儲けのルール」 竹田陽一・栢野克己 著

競争の法則として有名なランチェスターの法則に基づく、中小企業の経営についての戦略がまとめられています。

ランチェスターの法則では、強者の戦略と弱者の戦略に分けられます。

この二者は、やり方が正反対です。

本書ではまず、小さな会社は弱者の戦略を採用すべきとして、

経営の基本戦略が説明されます。

たとえば、
・会社の目的は？
・経営の構成要素とは？
・経営効率を上げるには？


そして、この基本戦略をもとに

・商品戦略（業種・商品の選び方）
・エリア戦略（事業エリアの選び方）
・客層戦略（客層の選び方）
・営業戦略（自分にあった営業スタイルの選び方・営業の方法）
・顧客戦略（お客さんの育て方）
・時間戦略（時間を投入するポイント）

の具体的な方法が書かれています。

また、各々の説明ごとにポイントと事例がまとめられており、

読み直しが効率よくできるよう工夫がされています。

本書に書かれていることは、普通にできることがほとんどですので、

読者の方にも実際に試すことができるノウハウが満載です。

あとがきにも述べられているとおり、

「頭ではわかっているが、面倒でやらないこと」をやり続けること

「平凡なことを非凡に続けること」の大切さ

を教えてくれる一冊です。

小さな会社★儲けのルール

竹田陽一先生のサイト

栢野克己先生のサイト