3歳からの幼なじみと高島屋へ行った。
一階のコスメ売り場で
美容部員さんにプロメイクをしてもらってる幼なじみの背後をうろつき、
鏡越しになんやかんやチャチャを入れていたのだが。
メイクの出来あがった彼女の顔を鏡越しに見て
「あ、すごくいいね」と言った途端、
3歳の頃の彼女の顔が
鏡の中に重なってしまった。
なんでかわからんけど、とっさに。
こんなに大人っぽくキレイになって、
成熟した大人の女の顔なんやけど、
だがしかし3才の時と全く同じ顔や・・・
か、変わってない・・・
そう伝えると彼女はぷりぷりと不満を露わに抗議した。
「えーなんでやさ! メグちゃんこそ幼稚園の頃の顔まんまやん!」
・・・・・。
メグも不満を露わに反論した。
そうです。
私たちは、3歳のムクレまんじゅう幼稚園時代から羽ばたき、
華麗なるメイク技術を駆使し、
自分は大人の女に美しく変貌を遂げたと
信じ込んでいるのです!
(美しさ:あくまで当社比)
「いや、私は子供の頃とは違うで!」
「いや、私こそ違うで!」
と断固として首を横に振り、
ワケのわからない不毛な争いを続けていたが、
このラチのあかない不毛な戦いを結局引き分けということにし、
「いやー思えばキレイになったもんだ」と
自分たちだけで豪語し、
自分たちだけで頷き、
自分たちだけで強引にそういう事にして終了した。
この画像がメグ猫子供時代。
彼女が言うようにこれが現在もまんまならば私は涙を禁じ得ない。