30歳の青春半ばで逝った、弟の命日が今年もやってきた。
君は6人兄弟の末っ子で、甘えん坊だったね。
長女の私とは9歳違い。なぜだか私には母親の様に甘えてくれたね。
「ねえちゃん、ねえちゃん・・・」と、家にいる時は母さんより、
私にくっついて(笑い)「これなあに?・・・今度はどこに行くの?」って、
何事にも興味を示して、こちらが困ってしまったこともあったっけね。
なくなる20日前には、私の嫁ぎ先で氏神様の祭礼があり、朝から張り切って、
「稲荷寿司」を120個も作ってくれたね。
「好きな稲荷寿司を自分で作って、お腹いっぱい食べたから、これで大満足だよ」って、
君は70㎏もある巨体を揺るがせて笑っていたね。
あれから20日後、突然この世から去って行ってしまったね。
でもね、私は今でも君の(*^_^*)、声をおぼえているよ。
あの子が今ここにいたら・・・いつも思い出しているよ。
稲荷寿司を作ってお供えしたからから、お腹いっぱい食べてね。
sunaさんのお供えした稲荷寿司、さぞ喜ばれたことでしょう。
弟さんのうれしそうな顔が見えるようです。
変わっていたかも知れません。今でも、弟に似た背格好の人を見ると、つい声を掛けそうになります。