バイクのレストア

バイクのレストア記録!

ジェンマ125のトラブル1

2018-07-30 | 日記

《平成30年7月27日》

24日猛暑が続く日々、木材の買出しのために大型キャリアを取り付け、家を出る。
数キロ走ると、プスンとエンジン停止。
考えられる原因は燃料系もしくは、電気系。

とりあえず、車両を迷惑のかからない場所に移動。
ガソリンの量を確認。
次にヘッドライト、ウインカー、ホーン、セルモーター、プラグを順に確認。
すべて確認し、怪しいのが、プラグ。
状態は全体にカーボンにより、真っ黒の状態。
芯は真っ黒で消耗している。
点火の確認をすると、点火が弱くなっている。
しかも、ガソリンの臭いがしない。

上記のことから、原因は燃料の詰まりとプラグであることが明確になった。
その場での修理は不可能。
自宅まで歩ける距離なので、ストックしてあるプラグを取りに戻る方法を選択。

走ってきた数キロの道を猛暑の中、帰宅。
ストックしてあるプラグを探すこと数時間。
思い込みに気づき、新規購入することに。

新規購入と言っても、販売から40年以上経過しているので難しい。
近くのショップとバイク店へ在庫確認すると、在庫なし。
念のため、ホームセンターに確認すると、在庫あり。

早速、ジェンマ125の引き上げのイメージ開始。
他のバイクでプラグを購入し、そのままジェンマ125に取り付け始動確認。
始動したら、一時帰宅。
猛暑なので、タクシーで引き上げと言ったイメージ。

実際、プラグ購入しジェンマ125に取り付け始動確認。
一発始動!!
吹け上がりも良く、近くを試走するも加速も良く安定感も感じたので、予定通り一時帰宅。
タクシーでジェンマ125の所に戻り、試走の続き。
大丈夫そうなので、そのまま買出しに。
すると、40㎞位走ったところで、同様の症状でエンジン停止。
近くのコンビニの駐車場で原因を探る。
プラグを外し、点火を見ると強く点火している。
臭いを嗅ぐと、ガソリンの臭いがしない。
つまり、原因は燃料の詰まり。
何処で詰まっているのか?
キャブレターであることは間違いない。
何故?詰まったのか?
ガソリンタンク内の錆び?
もしくは給油時に異物が入ったのか?
どちらにしても、ガソリンタンク内のフィルターを通ってしまったことになる。
この事から、最初の停止はキャブレターの詰まりが原因であることが判った。
では、何故?新しいプラグに交換したら始動し、また試乗までできたのか?
新しいプラグを持って戻るまでの時間で、キャブレターに燃料が溜まり、また完全に詰まっていなかったことで、一時的に試乗までできたと考えられる。

さて、どうするか?
40㎞以上走っているので、押して帰ることは不可。
この場で時間をやり過ごし、試走ができるまで待つことも考えたが、日も暮れてきたし、復活する可能性も少ないので不可。
残された手段は、外部業者による搬送。
保険会社に問い合わせすると、時間がかかるとのこと。
コンビニの責任者様に事情を説明し、一晩、駐車場の片隅に泊めてもらうことに。
そして、タクシーで帰宅。

翌日の午後、ジェンマ125が帰宅した。
始動を試みるも、始動しない。
点火を確認すると、問題ない。

修理内容はキャブレターのOHと燃料フィルターの新設。
キャブレターを取り外し分解。
ジェット類を光にかざし、詰まりの状態を確認すると詰まりは確認できず。
一応、クリーナーを入れた瓶に浸けおき。
本体外側をブラシとクリーナーで掃除後、組み上げる。
エアークリーナーボックス内のスポンジも、水洗いし乾燥後に組み上げる。

そして、キャブレター一式を外した上体のエンジン本体の掃除と燃料ホースを取り外しておく。
純正のホースサイズ:内径6パイ、長さ30㎝位
今回、燃料フィルターを新設するので、長さが変わる。
燃料フィルターの位置をどこに設定するか?
設定位置は見やすく、邪魔にならない場所で燃料の通りが良い場所。

設置場所が確定し、ホースをカット。
使用していたホースに痛みはなかったが、レストアから2年位経過していたので、新品に交換することに。
燃料フィルターは分解清掃ができる物を使用。
燃料フィルターについて!
昔、某バイク店で燃料フィルターは無意味と言われたことを思い出した。理由はガソリンタンクにフィルターが付いているので、そのフィルターを通ってしまう異物は、燃料フィルターも通ってしまうとの理由。
確かにその通り。しかし、安心感を与える不思議な部品として、長年愛用している。

燃料フィルターを付けたホースを仮組し、設置場所の確認。

組み上げた後、始動確認。
一発始動。
吹け上がりも良く、今回、燃料フィルターを新設したので、まぁ安心。
今回、行った処置と手順。
キャブレターOH、燃料ホースの交換と燃料フィルターの新設、プラグ交換

〈手 順〉
1.点火系の確認(プラグの確認)。
2.ガソリンタンクからガソリンを抜く。
3.エアークリーナーボックスの取り外し。
4.アクセルケーブルの取り外し。
5.チョークケーブルの取り外し。
6.ホース類の取り外し。
7.キャブレターの取り外し。
※組み上げは逆の順序で行う。

無事に修理が終わり、問題なく使用している。
ジェンマ125は数台あるバイクの中で、唯一のスクーター。
燃費も良く、荷物も積めるので重宝しているバイク。
今後も、点検や整備を楽しみながら付き合っていこうと思う。

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