ビビッド能里子トーク・サロン

医学的にも珍しい満十年の認知症介護について。自己分析や気分転換、幸せを感じる心の癖の付け方、メチャ料理など楽しく書きます

トワイライト、つれずれなるままに

2017-06-21 07:04:40 | エッセー
夕食が早いので私は3階のベランダから涼風に吹かれながら、家の前を通り
過ぎる人を何となく数えてみた。すると約10分間で80人だったが、圧倒的
に若い世代が多く、高齢と思える人はごくわずかだった。
 梅ヶ丘駅前通りの商店街にある私の家は、駅から4軒目の小さなビルだ。
改札口から私の短い足で140歩と言う近さなので、どんな遠い所へ行っても
新宿駅から小田急線に乗ると、我が家に帰ったようでほっとする。

 何年か前近くに主要道路に抜ける道路ができ、さらに高架線になったため
開かずの踏切はなくなり、交通量はぐっと減って、昔から思うと嘘のように
静かだ。「情報量も多いし、勉強、ショッピング、美術館、コンサートなど
いつでも選び放題で羨ましい」と、先日地方に住む友人に言われて、改めて
当然と思っていた自分が、もしかして傲慢なのかしら?と感じた。
 いずれにしても一生の持ち時間は限られている。自然からは離れているが
時間のロスがない交通の便の良い生活は、もしかしたらとっても恵まれて
幸せなのかもと感じた、大好きな時間のトワイライトだった。

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