ビビッド能里子トーク・サロン

医学的にも珍しい満十年の認知症介護について。自己分析や気分転換、幸せを感じる心の癖の付け方、メチャ料理など楽しく書きます

過去からの贈り物

2024-05-06 00:44:04 | エッセー
 昔の資料を整理した引き出しから、昭和55年に初めて婦人公論に
連載していた「ヨーガ教室」が出てきたが、ヨーガのポーズと心理面も
書いたが、その1年分がすべてとってあった。今プリンターが紙詰まりで
写真が添付できないが、その他取材写真や、連載記事もかなりあった。
 嬉しかったのは昔代々木のある会館で開催した、1泊二日のワークショップ「自己開発セミナー」の記録があり、その日のワクワク感を、まるで
ディジャブのように思い出した。

 その頃は大変本が売れていて、遠くは九州で全国から参加者もあり、ダンス
スタジオやヨーガ教室も開いていたので、沢山の参加者があり、華やかで
賑やかでとても楽しかった。内容はレクチュアー(性格、心理分析、イメージトレーニング、潜在意識その他)ヨーガ、ダンス、体操、心理ゲーム、ロールプレイング、歌、リラクゼーションなど私の思いどおりに行った。
 次の日の早朝に明治神宮の爽やかな空間で行ったヨーガは、とても清々しく感動的だった。お花も沢山頂いて、最後のパーティも華やかで楽しかった。

 
まだ申し込み者が少なく、少し元気がなかったら、何度も国際心理学会
へ参加した大学教授の友人から電話があった。そんな気持ちを伝えたら
「大丈夫よ私が開いた講座は初め一人だったのよ。でも今は50人も来て
いるのよ、心配しないで、だってボランティアでしょ、あなたの一所懸命
さは必ず伝わるし」と励まされた。確かにそうだと思ったら気持ちが軽く
なった。 
 私は真面目でいい加減なことはできない性格だ、たとえ参加者が少なく
ても、自分のベストを尽くせばいいんだと思った。
 せっかちで不注意なので、事前の段取りはしっかりしたので、今まで
失敗したことはなかった。 「人生最後の自分表現で、それが人様にお役
に立てれば、こんな嬉しいことはないのだ」と割り切った。
 すると、すっかり嬉しくなり(私やっぱりお調子者なのだ)と可笑しく
なった。
コメント
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