オジャマモン証人喚問で気になった二、三の事柄。

昨日の証人喚問って、耐震偽装問題のみならず今の日本の抱えるさまざまな問題が浮き彫りになった気がしましたね。というわけで、気になった点を幾つか…。

①森派の伊藤公介議員とヒューザーの関係が取り沙汰されている現状で、自民党が送り出した質問者２名が森派だっていうのは国民を舐めきってると思いませんか？結局、こんなことまでして、防戦しなければならない理由は、証人喚問のなかで次第に明らかになっていくわけだけど…。

②確か年末には何でも喋るようなことを言っていたオジャマモンが、証人喚問では証言拒否の３０連発。これは年末年始に強烈な圧力がかかったってことですよね、当然。

③神戸の震災のあった日で、宮崎裁判の判決日、そしてホリエモンの捜査。何だか周到な日程だなって印象。前記２つ目まではともかく、ホリエモンの件は考えすぎか謀略史観だよって思う向きもあるんだろうけど、違いますよ。ささやかながらわたしの知る範囲でも、政官財の連中っていうのは、大変に暦というものを気にする種族だってこと。それに、三権分立なんて話は、まともな社会人だったら学校の授業だけの話だってすぐわかるでしょう、少なくとも日本では。古今東西、力を持っている向きは、エマージェンシー・モードに入れば何でもやるってことなのでは？

④マンション住民代表がテレビに出て、「政治家との癒着の問題ばかりで住民のことを考えていない」というような、結果的に自民党寄り、民主党批判気味の発言をしているのにはかなり腹が立った。おそらく自民議員から、「悪いようにしないから、民主党を批判してくれ、癒着の話の追及を批判してくれ」とでも言われているんだろうけど、それじゃあ、自民党と癒着しているオジャマモンとやってることが同じだろう。そもそも住民問題としては民事訴訟問題であるこの件で、責任の所在をウヤムヤにしながら国民の税金が投入されそうだから大問題なわけでしょ。つまり、今回の証人喚問は住民のためだけにやってるわけではない。国費が政治家や官僚の失敗の穴埋めに使われる構造を撃つためにも、徹底的に癒着問題は追及すべし。（ついでに言っておくと、今朝のみのもんたの番組で、自民・衛藤征士郎議員の横でニヤニヤしてた住民代表の姿は、見ていてとっても不快だったよ。）

⑤これまた今朝のみのもんたの番組なんだけど、安倍晋三の名前が出てきた途端、必死の形相で防戦態勢に入った山本一太って何なの？安倍晋三だって、やましいところがないのなら、どこへなりと出てきたらいいでしょう？だいたい、今や"水に落ちた犬”橋本龍太郎だって昔は人気政治家だったんだから、何があるかわかったものではない。

⑥今回の証人喚問で伊藤信太郎議員の名前が出てきたんだけど、こいつも絡んでたかって感じ。たぶん知らない人も多いんだろうけど、この男って快楽亭ブラックが選んだ「生涯のワースト映画」のうちの１本、『落陽』のプロデューサーで、映画関連の議連にも入っている。そして、「国立映画撮影所」なんて話も画策していたはず（そのときの相棒は、永遠のバカ青春男・森田健作）。念の為に言っておくと、韓国にある国立映画撮影所なんてものは、日本の邦画界の産業情勢からは到底無理で、無理やりハコモノを作ったところで運営は無理だったろう。でも、横浜みなとみらいやお台場あたりで撮影所なんて話は何度か話題になったことがあったから、実現していたら耐震強度のヤバ～いスタジオができていたってことか？危なかったよね？タレントの皆さん！話ついでに言っておくと、森田健作ってどっかの知事選に出たがってるんでしょ？気をつけた方がいいですよ、その地域に住んでる人は。どんなハコモノが出来るかわからないからね！

⑥これまた念の為に言っておくけど、わたしはホリエモンの問題は問題でちゃんと追及して欲しいと思っている。（詳しくは前の記事をどうぞ！）ただ、今朝笑っちゃったのは、ホリエモンの選挙応援に駆けつけた武部幹事長の応援演説の映像。「彼はわたしの息子です、弟です！」だって！しばらく大笑いさせてもらいました。これで、他人事みたいな顔をしてる自民党って？

小島社長、核心で答弁拒否繰り返す…衆院委証人喚問 (読売新聞) - goo ニュース