video brother

山田 くそ坊主ブログ

帰郷  2015  夏

2015-08-23 | 日記

ご機嫌いかがでしょうか、videobrother代表、山田でございます。



じっとり、いたしますなぁ…




私の実家は新潟県にある。



深い山間にあり、見渡す限りの田園。



街灯の間隔が広く、夜八時には辺りは真っ暗になり、月明かりの方が明るいというストロングスタイルの田舎だ。



そこにひっそりとあるのがうちの神社である。

 



毎年夏の帰郷の際には友人の中でも物好きな人間が一緒に新潟に遊びに来て実家の滝に打たれては憑き物を落としていく。



今年のメンバーは友人の中で最も声の大きな寺尾氏とシラフなのに鼻の赤いonetimebrassbandの代表、三輪と行くことにした。

 


 

 

 

 



二人とも私にはない行動力や生真面目さを持つ為、この旅において、私は脳ミソを殆ど使わずに過ごせることになった。




行きの新幹線。




集合時間前に駅弁を購入する。



やはりこれがないと始まらない。




旨そうな海産物が散りばめられた酒の肴にぴったりの弁当だ。




意地汚い私は同じような海鮮弁当をもう一つ購入。

 




これが磐石というものなのだよ。

 



酒は宝缶チューハイ二本、日本酒ワンカップ二本。これで湯沢までの二時間の道のりはバッチリだ。

 



赤鼻(三輪)は焼き肉弁当を購入。

唯でさえ男性ホルモン過多な男がスタミナを付けて一体どうするつもりなのか…




寺尾氏は珍しくギリギリの到着だという。


 



山姥のような風貌に几帳面な性格を内包するトリッキーな寺尾氏にしては珍しい。



新幹線が到着し、座席を確保した我々は寺尾氏の到着を待った。



弁当に対する欲望を我慢できなくなった我々は寺尾氏の到着を待たずに弁当の包みをやぶった。




その瞬間。


 



「ごぃ!!(おい!) なにやっとんねん!」

 

 



氏だ。

 

 



付き合いはかれこれ6年くらいになるが未だに氏の発声にはびっくりする。



ドシンと着席し、なにやら包みをこちらに渡してきた。

 

 


「土産や!!」



どうやらこのメンバーだとお土産を買うような気を使えるような人間がいないという思いから弁当も買わずに土産を買ってきたそうな。


見た目とのギャップにたまげる。



土産は買ったが弁当を買わなかった氏はこちらを見ながら切なそうな顔をしていた。


 


「なんやーーー・・・・・」



私は2つあった弁当のうちの一つと缶チューハイを差し出した。

 





「なんやー!!!!」


 

 



嬉しそうだ。



 


湯沢駅にはすぐについた。




道中、寺尾氏の声の音量の半分にも満たない三輪は何かを喋ってはいるものの、寺尾氏の発声で何を言っているのかさっぱりわからなかった。



到着。

 





駅前のスイーツ店の店先には足湯が設置してある。


 



タフガイ三人で揃って入湯。

 



そしていよいよ湯沢駅で最もエキサイティングなスポット、日本酒博物館に行く。



500円と引き換えにお猪口とルーベンスの銀貨を5枚受けとる。




これで多種多様な日本酒や梅酒を5回味わえるという寸法である。



また、店内には40種類程の様々な味わいの塩が設置されており、それらをナメナメお酒を味わえるという呑兵衛の我々にとっては脳みそがただれるような施設なのである。




エッチな話に華が咲き誇り、それはそれは楽しい時間が流れた。

 



寺尾氏はどこからともなくキュウリをゲットしており、お味噌を付けてむしゃぶりついておった。


 


抜け目のない男だ。


 


界隈の「吉田類」である三輪も赤鼻をプリプリにして喜んでいる。



大変可愛い。




その後温泉に入り、本格的に脳ミソがただれた面々は鈍行にのって実家を目指す。

 



折しもその日は実家の神社のお祭りの日。



到着すると御神輿が実家の前に来ておった。

 



 


荒々しい村の男たちのセクシーな肢体に男性ホルモンマン、三輪は終始ソワソワしていた。



御輿は実家を出発し、ご本尊を目指す。



お神輿には掛け声がある。



「ちーーちーーーころーーーろーーーおおおぉぉぉ!」



実家の祭りであれど何を言っているのかさっぱりわからない。




地元の私でもわからないスラングを多用した下ネタの掛け声も入り交じり、混沌とした御輿の行列。




御輿よりも先に到着した我々は神社の境内で出店を回る。



私の小さい頃は10程の出店があったが今は過疎が進み、3つほどに減った。

 



地元の青年団が運営する焼き鳥屋さんに行くと地元の女学生が売り子をしていた為、我々の気持ちは高ぶった。



そのハツラツとした甘酸っぱい学童の様子に心が洗われ、それぞれが思い思いに会話を楽しみ、気分は最高潮だ。



御輿が神社に到着し、傾斜のきつい階段を登りきれず何度も行ったり来たりしている。



時にはこの階段で出血したり指が飛んだりするそれはそれは男らしい祭りなのだ。




三輪はソワソワしている。


村の男たちのホルモンに触発されているのであろう、メリメリに興奮している。


 


御輿が神社に納められ、祭りは終息に向かい、我々は私の実家で一休み。



夕飯は地元で有名な地の物を食わせる優秀な店に。


女学生に対し、何かを発散した寺尾氏は何故だかグッタリしており旨いものを一気に腹に送り込んだ後、その場で眠ってしまった。



 



寺さんは寝言がすごい。


寝てても誰かと喋っている。



宴が終わる頃、氏を起こそうとした際 、




「そんな大勢で来られてもあかんわー」と発した。




……我々は総勢4名。



その場が一瞬凍りついた。

 

 



翌日はこの度のメインイベント、滝行である。



昨日の寺尾氏続き、三輪も昨晩皆が寝静まる頃、枕元で人がそっと歩く音が聞こえたそうだ。



一体私の実家に何を連れてきたと言うのか…
厄介な面々である。

 



翌朝、我々は滝に向かう。



山に入山した直後、一行は沢山のアブに襲われた。

アブは車のエンジン音に寄ってくるので寺尾氏の声に寄ってきたのかもしれない。

 




「なんやーーー!!!」


 



アブ、めっちゃ来る。


 


一目散に山小屋に飛び込み、それっぽい格好に着替えた。


皆、勇ましいフンドシ、水行着、ハチマキに身を包んだ。


元々、三輪も寺尾氏も本物の修験者のような風貌のため、似合いすぎてとんでもない仕上がりである。




皆思い思いの願いを滝行に込めていた。

 




 

 

 

 

 


私もvideobrotherの発展と世界平和を祈った。

 


 

 

 



謎の心霊体験とうまい飯と村の男たちの荒々しい尻で中々エキサイティングな旅となった。


 



 

 

 

 


はい告知!!!



■8月29日(土曜)
videobrother音楽会「馬鹿と煙」 vol.10
【場所】下北沢 club Que
【open/close】18:00/22:00
【charge】adv.2300yen+1d / door.2800yen+1d
【LIVE】videobrother/DF7B/AnAn-POGA
【DJ】 DJ FUMINN



今回も様々な仕掛けをご用意してお待ちしています!


初の下北沢開催!  初のQue!!
是非遊びに来てくださいませ!!!!

 




 


最新の画像もっと見る

コメントを投稿