上田義彦さんの写真集PHOTOGRAPHSを見ました。
これはどういうコンセプトの写真集なのだろう?とにかく、これまでの上田さんの仕事の中から何枚かをピックアップしたという感じ。
僕は上田さんのこれまでの業績を詳しくしらないけど、傑作写真集という感じもしない。かといって、上田さんが特に思いいれのあるものを集めたという感じもしない。もっとも、それは本人に聞いてみないと分からないけど。
でも、にもかかわらずというか、だからこそというべきか、写真家・上田義彦の特徴がよく出ている写真集であるとは言えるのかもしれない。
上田さんの写真は、被写体を“モノ”として撮っている。その被写体から何か生命力が湧き起こる、という感じではないように思う。むしろ、被写体が本来もっていた生命が消され、上田さんによる構図によって新しい存在として再構成されている。それはあくまで上田さんの構築物であって、その被写体が元々持っていた独自性はそこに存在しない。
それは、写真家による独自の視点、というよくある言い方とは違う。むしろ、写真家によって、被写体は写真の中で別の存在としてあるのです。
私はそんな印象を受けました。
これはどういうコンセプトの写真集なのだろう?とにかく、これまでの上田さんの仕事の中から何枚かをピックアップしたという感じ。
僕は上田さんのこれまでの業績を詳しくしらないけど、傑作写真集という感じもしない。かといって、上田さんが特に思いいれのあるものを集めたという感じもしない。もっとも、それは本人に聞いてみないと分からないけど。
でも、にもかかわらずというか、だからこそというべきか、写真家・上田義彦の特徴がよく出ている写真集であるとは言えるのかもしれない。
上田さんの写真は、被写体を“モノ”として撮っている。その被写体から何か生命力が湧き起こる、という感じではないように思う。むしろ、被写体が本来もっていた生命が消され、上田さんによる構図によって新しい存在として再構成されている。それはあくまで上田さんの構築物であって、その被写体が元々持っていた独自性はそこに存在しない。
それは、写真家による独自の視点、というよくある言い方とは違う。むしろ、写真家によって、被写体は写真の中で別の存在としてあるのです。
私はそんな印象を受けました。
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