里山コスモスブログ

ヒマラヤスギ




下:雄花の蕾と開花(秋) 春に見られる若い球果と色形が紛らわしいが、それらの球果は秋には上の写真のように茶褐色に成熟している。

雄花は11月頃に花粉を放出する。  シダーローズは11月~12月に落下する

ヒマラヤスギ (マツ科 Cedrus ヒマラヤスギ属 学名Cedrus deodara 常緑高木 雌雄同株 花期10月頃 果期翌年11,12月 原産地:ヒマラヤ地方 別名Himalayan-cedar ヒマラヤシーダー) 樹形が円錐形で美しく公園・学校・工場緑地などによく植栽される、スギと名がつくがマツ科。従って球果はまさしく“松ぼっくり”である。花期は秋10月頃、球果は翌年11,12月頃に成熟し、鱗片の間が開き翼のついた種子が風散布される。マツ(松)の雄花序は新芽の基部に密生するが、本種は一個づつ単独につく。雌花は未見、3、4月頃になると昨秋に結実した球果が成長して、白緑色の若い球果が梢に見られるようになる。球果は球形~楕円形をした特大のまつぼっくりで、成熟すると鱗片の間が開いて翼のついた種子を風散布する。中心に芯棒が通っていて、基部から3分の2ほどは麟片がばらばらになって鱗片・種子それぞれ落下し、残る3分の1ほどは原型を保ったまま落下する。これの形がちょうど薔薇の花が咲いたような形をしており、シダーローズと呼ばれる。そのままでクリスマスの飾りなどに適するが、ペイントで色づけしたりすると楽しい。
属名Cedrus  ギリシャ語  ラテン語cedrus 英cedar /deodar (よい香がする材の意を含んだ言葉のようである)
種小名deodara ヒマラヤスギ/杉     参考:消臭/消臭剤deodorantの語源は de逆+ラテン語odorem “smell” (臭わない)


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